丸善日本橋でカービングテク、山野文子、守轆炎3人展

【銀座新聞ニュース=2021年1月27日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は1月27日から2月2日まで3階スパインスペースで「『今年じたく』part2-カービングテク・ヤマノ工房・治郎窯 三人」を開く。

丸善・日本橋店で1月27日から2月2日まで開かれる「『今年じたく』part(パート)2-カービングテク・ヤマノ工房・治郎窯 三人展」のフライヤー。

2週にわたって「今年じたく」というタイトルで3人展を開いており、第2弾は牛革へ手彫り(オリジナル技法)し、ペットの革工芸品を制作する「カービングテク」(東京都昭島市郷地町3-15-13、042-544-8620)、藍染、柿渋染めに手描きや手絞りを加え、洋服を創作する、山野文子さんが主宰する「ヤマノ工房」(東京都八王子市西寺方町688-5、042-652-2744)、多様な技術を用い、自作の粘土、釉薬(ゆうやく)で作陶する、陶芸家の守轆炎(もりろくえん)さんが主宰する「治郎窯(じろうがま)」の3工房のハンドメイド作品を展示販売する。

「柿渋情報局」やウイキペディアによると、柿渋とは渋柿の未熟な果実を粉砕・圧搾し、それを発酵・熟成させて得られる抽出液で、赤褐色の半透明の液体でタンニン(カキタンニン)を多量に含んでいる。柿渋染めはこの液体を刷毛などで染めるか浸すことで、比較的簡単に染められる。

ただし、乾燥しない間に1回の染色をすべて終える必要がある。さらに日干しで乾燥させる。その後、水洗いし、さらに、急速な色の変化を押さえるために弱アルカリ処理する。
また、染色には、刷毛染めのほか、浸し染め、型染め、草木染などがある。

柿渋は防虫効果、防腐効果、防水効果などがあるが、このうち防虫効果や防腐効果はカキタンニンに認められる効果で、防水効果はタンニンのままでは認められず、渋柿が熟成する過程で糖分が発酵することで防水効果を生じる。

カービングテクは1997年に設立され、田中保良さんが代表取締役を務め、田中由美子さんが制作した作品も出品している。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は16時)まで。

フード協、外食20年、過去最大の15%減、飲酒は5割減、12月15%減

【銀座新聞ニュース=2020年1月26日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町1-29-6、浜松町セントラルビル、03-5403-1060)は1月25日に2020年と2020年12月の「外食産業市場動向調査」(全店ベース)を発表した。

幸楽苑ホールディングス(東京オフィス・千代田区神田佐久間町1-26、秋葉原村井ビル、03-3526-7775)傘下の幸楽苑は1月28日から2月17日まで「日本橋桜通店」(中央区日本橋3-1-3、03-3548-0400)など全店で悪魔の「チョコレートらーめん」(税込640円)と天使の「ホワイトチョコレートらーめん」(同)を販売する。「チョコレートらーめん」はロッテのチョコ菓子「ビックリマン」とコラボし、しょう油ラーメンをベースに、 カカオオイルを加え、最後にチョコと生姜をトッピングしてある。「ホワイト」は塩ラーメンをベースにカカオオイルとクリームを加えている。プラス100円で「追いチョコ」ができる。また、注文するとシールがもらえる。

それによると、2020年の売り上げは前年比15.1%減と6年ぶりのマイナスで、1994年の調査開始以来、最大の下げ幅を記録した。4月に「緊急事態宣言」が出され、同月は前年同月比39.6%減と単月としては最大の下げとなり、8月にコロナ第2波、11月以降、第3波の影響を受け、年間で大幅に落ち込んだ。

業態別では、テイクアウト、デリバリー需要に支えられたファーストフード(FF)業態が3.7%減にとどまったが、店内飲食を主とするファミリーレストラン(FR)業態が22.4%減、喫茶が31.0%減、ディナーレストラン業態が35.7%減、パブレストラン・居酒屋業態が49.5%減と軒並み大きなダメージを受けた。とくにパブ・居酒屋という飲酒業態への影響は「壊滅的で、深刻な事態」としている。

また、コロナ以降、従来の繁華街立地、店内飲食、ディナー時間帯、大人数利用の業態・店舗から、郊外立地、テイクアウト・デリバリー、ランチタイム、少人数利用の業態・店舗にシフトする傾向がみられたとしている。

全業態で2020年の店舗数は同2.8%減と4年ぶりのマイナス、客数が同17.8%減と5年ぶりのマイナス、客単価が同3.3%増と8年連続で前年を上回った。

業態別の売り上げでは、ファーストフード業態は全体では3.7%減で、テイクアウトとデリバリーが好調の「洋風」が5.5%増、「和風」が5.5%減、「麺類」が21.1%減、持ち帰り米飯・回転ずしは6.3%減だった。

ファミリーレストラン業態は全体では22.4%減、「洋風」が26.4%減、「和風」が27.7%減、「中華」が9.8%減、「焼き肉」が10.9%減だった。

パブ・居酒屋業態は全体では49.5%減、「パブ・ビアホール」は57.3%減、「居酒屋」は47.7%減だった。

一方、2020年12月は、新型コロナ新規感染者数がさらに増加、度重なる政府・自治体からの営業時間短縮要請や外出自粛要請などにより、客足が急減、店内飲食業態は大きな打撃を受けたとしている。

とくに忘年会や帰省など期待された年末需要が消失し、外食全体の売り上げは前年同月比15.5%減と落ち込んだ。中でも夜がかき入れ時の飲酒業態は再び壊滅的状況で、「パブ・居酒屋」は60.9%減と急落した(11月は42.8%減)。

ファーストフード業態は洋風など巣ごもり需要で堅調な業態もあったものの、コロナ第3波の影響で客足が減少し、全体の売り上げは3.0%減だった。「洋風」は、ドライブスルー、テイクアウト、デリバリーの好調に加え、各社クリスマス時期のチキンの予約販売も好調で、4.8%増と唯一前年を上回った。

「和風」は、引き続き高単価の季節メニューの好調と、テイクアウトの下支えもあり、前月並みの5.3%減、「麺類」は郊外の路面店に一部回復が見られたが、コロナ感染の勢いは衰えず月後半にかけて客数減もあり、18.1%減、「持ち帰り米飯・回転寿司」は、テイクアウト需要の高まりで比較的堅調で3.8%減だった。

ファミリーレストラン業態は前月末から客数減少傾向が続き、加えて酒類を提供する飲食店等に対する時短要請が全国に広がり、全体では21.8%減だった。「洋風」はデリバリーやテイクアウトが健闘したが26.0%減、「和風」は忘年会などの需要が振るわず25.8%減、「中華」はテイクアウト・デリバリーに支えられ7.7%減、「焼き肉」は大人数の宴会が消失し、11.4%減だった。

パブ・居酒屋業態といった飲酒業態は、「コロナ第3波」の影響で酒類提供店舗に対する営業時間短縮の要請が全国的に広がり、夜の営業が売り上げの大半を占めるパブ・居酒屋は大きな打撃を受けた。全体の売り上げは60.9%減、「パブ・ビアホール」は63.8%減、「居酒屋」は60.2%減だが、前年同月比20%(80%減)台の店も出るほど厳しい状況が続いている。

ディナーレストラン業態も、これまで時短の要請と解除が繰り返される中、法人や大人数の宴会が全く期待できず、売り上げは急減し、41.9%減だった(11月は26.6%減)。

喫茶は年末には人の動きがさらに鈍り、繁華街・ビジネス街はもとより郊外店舗でも集客が減り、28.3%減だった。

日本フードサービス協会の統計は会員が事業者数が214社(2020年11月215、10月221、9月219、8月225、7月214、6月203、5月208、4月191、3月203、2月205、1月188、2019年12月191、11月186、10月187、9月189、8月188、7月192、6月193、5月192、4月197、3月196、2月199、1月199)。

店舗数が3万7648店(2020年11月3万7684店、10月3万7939店、9月3万8669店、8月3万8106店、7月3万7810店、6月3万8139店、5月3万8059店、4月3万7982店、3月3万9165店、2月3万9662店、1月3万5001店、2019年12月3万5583店、11月3万5342店、10月3万5005店、9月3万5237店、8月3万5544店、7月3万5390店、6月3万5617店、5月3万5646店、4月3万5763店、3月3万5798店、2月3万6467店、1月3万6659店)が対象。

内訳はファーストフードの事業者数が54社(2020年11月56社、10月61社、9月57社、8月57社、7月59社、6月52社、5月54社、4月50社、3月53社、2月55社、1月49社、2019年12月52社、11月50社、10月52社、9月51社、8月52社、7月52社、6月55社、5月57社、4月56社、3月57社、2月57社、1月56社)。

店舗数が2万1774店(2020年11月2万1807店、10月2万2003店、9月2万2093店、8月2万2070店、7月2万1635店、6月2万1806店、5月2万1703店、4月2万1821店、3月2万1552店、2月2万2261店、1月1万8957店、2019年12月1万9369店、11月1万9273店、10月1万9217店、9月1万9118店、8月1万9275店、7月1万9131店、6月1万9326店、5月1万9370店、4月1万9461店、3月1万9444店、2月1万9913店、1月2万0219店)。

ファミリーレストランの事業者数が61社(2020年11月56社、10月57社、9月60社、8月59社、7月56社、6月55社、5月56社、4月54社、3月55社、2月55社、1月50社、2019年12月50社、11月50社、10月51社、9月49社、8月49社、7月49社、6月52社、5月50社、4月52社、3月50社、2月57社、1月52社)。

店舗数が1万0437店(2020年11月1万0280店、10月1万0153店、9月1万0692店、8月1万0161店、7月1万0456店、6月1万0638店、5月1万0753店、4月1万376店、3月1万395店、2月1万534店、1月9556店、2019年12月9601店、11月9667店、10月9338店、9月9569店、8月9646店、7月9578店、6月9749店、5月9667店、4月9629店、3月9622店、2月9838店、1月9770店)。

パブ・居酒屋の事業者数が35社(2020年11月38社、10月38社、9月38社、8月39社、7月34社、6月34社、5月35社、4月32社、3月36社、2月35社、1月34社、2019年12月33社、11月32社、10月31社、9月34社、8月31社、7月34社、6月35社、5月31社、4月33社、3月33社、2月33社、1月32社)。

店舗数が2163店(2020年11月2420店、10月2419店、9月2539店、8月2404店、7月2334店、6月2305店、5月2332店、4月2476店、3月2849店、2月2771店、1月2326店、2019年12月2254店、11月2253店、10月2198店、9月2401店、8月2312店、7月2366店、6月2335店、5月2317店、4月2366店、3月2395店、2月2378店、1月2296店)。

ディナーレストランの事業者数が28社(2020年11月32社、10月31社、9月30社、8月33社、7月30社、6月28社、5月32社、4月26社、3月28社、2月29社、1月26社、2019年12月27社、11月26社、10月25社、9月26社、8月25社、7月26社、6月23社、5月25社、4月26社、3月25社、2月25社、1月26社)。

店舗数が1057店(2020年11月1162店、10月1159店、9月1126店、8月1229店、7月1135店、6月1141店、5月1182店、4月1114店、3月1177店、2月1071店、1月983店、2019年12月1046店、11月1032店、10月991店、9月988店、8月1006店、7月911店、6月991店、5月997店、4月1003店、3月999店、2月1010店、1月1007店)。

喫茶の事業者数が19社(2020年11月17社、10月18社、9月20社、8月21社、7月18社、6月17社、5月16社、4月14社、3月15社、2月14社、1月13社、2019年12月13社、11月12社、10月12社、9月13社、8月15社、7月14社、6月13社、5月13社、4月13社、3月15社、2月14社、1月14社)。

店舗数が1992店(2020年11月1830店、10月2014店、9月2055店、8月2053店、7月2062店、6月2067店、5月1886店、4月2004店、3月2049店、2月1876店、1月2042店、2019年12月2048店、11月1856店、10月2020店、9月2040店、8月2041店、7月2037店、6月2038店、5月2040店、4月2033店、3月2062店、2月2057店、1月2063店)。

外食産業(上場企業)の売上高上位4社の12月の既存店売上高は1位のゼンショーホールディングス(すき家、国内店舗数1947店)が同1.3%増と3カ月続けてプラス、2位のすかいらーく(全グループ、国内外店舗数3119店)が同21.9%減と13カ月続けてマイナス、3位の日本マクドナルド(国内直営店とフランチャイズ店の店舗数2911店)が同7.2%増と6カ月続けてプラス、4位のコロワイド(全グループ、国内外2665店)が同28.0%減と10カ月続けてマイナスだった。

インド、医療従事者63万人超がワクチン接種開始も、死者4人に(57)

【モハンティ三智江のインド発コロナ観戦記=2021年1月26日】インド全土の新型コロナウイルスの新規感染者数は1月19日現在、1万人台まで下落、昨年9月末に感染爆発に歯止めがかかって以来、鈍化傾向が続いている。累計感染者数は1060万人(死者数15万3000人)だが、回復率が高いため、実質患者数は40万人、人口比率から換算すると、第3波中の日本の実質8万3000人の方が2.5倍も高い。

テランガナ州ハイデラバード(Telangana Hyderabad)ベースのバーラト・バイオテック(Bharat Biotech)が開発した国産ワクチン「コバキシン」。インドは、はしかやマラリアなど、世界有数のワクチン生産国で、ワクチン開発のノウハウを持っていることが強みに転じた(画像はウイキペディアより)。

ワースト5州は、第3波中の南のケララ州(Kerala、累計感染者数85万1000人、実質数7万2000人、新規3346人)を除いては、マハラシュトラ(Maharashtra、累計数199万人、実質10万人、新規1924人)、カルナータカ(Karnataka、累計数93万2000人、実質数2万人、新規435人)、アンドラプラデシュ(Andhra Pradesh、累計者数88万6000人、実質9000人、新規81人)、タミルナドゥ(Tamil Nadu、累計数83万1000人、実質1万8000人、新規551人)と、いずれも鈍化傾向だ。

首都デリー(Delhi)の空港に英国から帰国した本国人が持ち込んだ変異種は109例と言われているが、今のところ、急拡大の兆しはない。中央政府は昨年12月22日に英国からの国際便を一旦停止したが、1月8日に週30便に半減しながらも再開、入国者は陰性証明が必要になっている。

そんな中、早々と2種のワクチン(英アストラゼネカのCovishield=コビシールド=とバーラト・バイオテックの国産Covaxin=コバキシン)が承認されたことは既にお伝えした通りだが、1月16日からオンラインで繋いだ全国3000カ所でモディ(Modi)首相の開始宣言と共にスタート、既に63万人超の医療従事者が接種した。

首相は、「世界最大規模のワクチン接種計画が始まった、インドの科学能力の高さを示す何よりの証左だ」と称揚した。

ちなみに、費用だが、コビシールドが1回200ルピー(約280円)と、国産のコバシキンの295ルピー(約420円)に比べ激安、政府は既に1100万回分をオーダー、国産ワクチンは550万本の注文を済ませ、今後の普及が期待されている。

わがホテル・ラブ&ライブの元常連客、裕子さんから、届かなかった年賀状の写真がメール送信されてきた。配達不能の理由(引き受け停止)が宛先の上に貼られているが、33年の移住生活でも前代未聞の出来事で、ショックを受けた。

首都圏では3日で38万人超が接種、予定の3分の1の人が受けに来たというが、タミルナドゥ州では16%にとどまり、ネットなどで安全性を懐疑視する声が広まっているせいか、怖がっている人が多い。ハルシュ・バルダン(Harsh Vardhan)保健・家族福祉相が、Twitter(ツィッター)でネット経由の偽情報を信じないようにと、改めてワクチンの効果や安全性を強調するひと幕もあった。

副作用は580例、現在まで4人死亡しているが、死因に直接ワクチンは関与していないとのことだ(詳細は末尾のコラム参照)。重症のアレルギー持病のある人は、ワクチンを受けないようアドバイスされている。

今後は、50歳以上ならびに基礎疾患のある人に広げていき、7月までに3億人を目指すというが、接種ペースは思ったより進んでいないようだ。

さて、当オディシャ州(Odisha)はお伝えしたように収束に向かっており、実質患者数は2000人を切った(累計感染者数33万3000人、死者数1901人)。

スクールは、クラス11・12年生(日本の高校2・3年生)に限って再開されたが、開校2日目でガジャパティ(Gajapati)地方で26人の教師と2人の生徒が陽性反応、以後サンバルプール(Sambalpur)でも19人の生徒が感染し、やや憂慮される状況だ。

しかしながら、新規感染者数が122人と激減した今、州政府はさらなる緩和策を進めており、結婚行進バンド隊もも200人までの制限で許可された。

当地プリー(Puri)では、観光名所として名高いヒンドゥ寺院・ジャガンナートテンプル(Jagannath Temple)が1月3日に開院したことで、ローカル旅行者が増え、土日ともなると、中規模ホテルの乱立する西浜は満杯、こぼれた旅客が東浜まで流れ込んできて、賑わっている。

そろそろ重い腰を上げて、ホテル再建に乗り出さねばならないのだが、第2波到来と再ロックダウン(都市封鎖)が懸念され、今しばらくは状況静観かと、慎重にならざるを得ない。

町を歩く人々の顔からもマスクが消えだしており、住民間にも緩みが見られるが、油断していると、足元を掬われそうで怖い。しかし、プリー民は、もうすっかり収束ムード、緩みっぱなしの昨今である。

〇コロナ余話/ワクチンの安全性に疑念
1月16日から、政府の肝煎りで始まった壮大なワクチン接種計画で、4人の死亡者が出たことを本文でお伝えしたが、うち2人の経緯を改めて付記すると。

1人は北の内陸部のウッタルプラデシュ州(Uttar Pradesh)の病棟職員で46歳、開始初日にコバキシンを接種後息苦しさと胸痛を訴え、翌日急逝、直接の死因は心臓発作と言われているが、遺族は咳や発熱もあったと、異議を唱えている。

一方、南のテランガナ州(Telangana)では、19日に42歳の医療関係者がコビシールドを接種後、胸痛を訴え、18時間後に心肺停止に至ったという。

国産のコバキシンに至っては、臨床試験中から、さまざまな疑惑が持ち上がり、異例の早期承認に科学者からの重大な懸念の声もあがっていた。

いわく、日雇い労働者を750ルピー(約1050円)で雇い、事前の同意なしに実験、接種後吐き気や息苦しさ、頭痛、腰痛、食欲不振などの副作用が出てメディカルケアが必要な状態になっても、医療費の保証はなされなかったなど。

安全性に懸念が残る中、承認を急いだことで、今後、副作用例が増えないよう祈念するばかりだ。

余談だが、私自身は、インドでワクチンを受ける気はさらさらない。過去の経験で、現地の医療システムに根強い不信感を抱いているせいである。

(「インド発コロナ観戦記」は「観戦(感染)記」という意味で、インドに在住する作家で「ホテル・ラブ&ライフ」を経営しているモハンティ三智江さんが現地の新型コロナウイルスの実情について書いており、随時、掲載します。モハンティ三智江さんは福井県福井市生まれ、1987年にインドに移住し、翌1988年に現地男性(2019年秋に病死)と結婚、その後ホテルをオープン、文筆業との二足のわらじで、著書に「お気をつけてよい旅を!」(双葉社)、「インド人には、ご用心!」(三五館)などを刊行しており、コロナウイルスには感染していません。

また、息子はラッパーとしては、インドを代表するスターです。13億人超と中国に次ぐ世界第2位の人口大国、インド政府は2020年3月24日に全28州と直轄領などを対象に、完全封鎖命令を発令し、25日0時から21日間、完全封鎖し、4月14日に5月3日まで延長し、5月1日に17日まで再延長、17日に5月31日まで延長し、31日をもって解除しました。これにより延べ67日間となりました。ただし、5月4日から段階的に制限を緩和しています。

2021年1月21日現在、世界の感染者数は9693万8729人、死亡者数が207万7005人、回復者が5347万3804人です。インドは感染者数が1061万0883人、死亡者数が15万2869人、回復者が1026万5706人、アメリカに次いで2位になっています。ちなみにアメリカの感染者数は2443万8723人、死亡者数が40万6147人(回復者は未公表)です。インドの州別の最新の数字の把握が難しく、著者の原稿のままを載せています。

また、インドでは2020年3月25日から4月14日までを「ロックダウン1.0」とし、4月14日から5月3日までを「ロックダウン2.0」、5月1日から17日までを「ロックダウン3.0」、18日から31日を「ロックダウン4.0」、6月1日から6月末まで「アンロックダウン(Unlockdown)1.0」、7月1日から「アンロックダウン2.0」と分類していますが、原稿では日本向けなので、すべてを「ロックダウン/アンロックダウン」と総称しています。

ただし、インド政府は5月30日に感染状況が深刻な封じ込めゾーンについては、6月30日までのロックダウンの延長を決め、著者が住むオディシャ州は独自に6月末までの延長を決め、その後も期限を決めずに延長しています。この政府の延長を「ロックダウン5.0」と分類しています)。

志門で「ドローイング」準大賞、入選者展、安藤ニキ、石井武志ら18人

【銀座新聞ニュース=2021年1月25日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は1月18日から30日まで「Walk the Line vo.7-線に生きる作家たち」を開いている。

ギャルリー志門で1月25日から30日まで開かれる「Walk the Line(ウォークザライン)vo.7-線に生きる作家たち」後期のフライヤー。

「ドローイングとは何か」は審査員で美術評論家の金沢毅さんが中心になって、「ドローイング」を完成された線描画とし、習作や下絵と一線を画した作品を発表する場を公募展として立ち上げ、2010年からはじめ、2020年が9回目になる。

「ドローイング」とは本来、絵の具で面を塗る「ペンチュール(peinture)」とは対照的な画法で、線画、線描画を意味するが、日本の現代美術界では、紙に描いた習作や下絵を「ドローイング」と称することがある。金沢毅さんは「ドローイング」を完成された線描画としてとらえている。

今回は前期と後期に分けて、全体で準大賞と入選者36人が新作を展示する。そのうち、後期として25日から30日まで18人の新作を展示する。出品するのは、第6回、第7回、第8回、第9回に出品した安藤ニキさん、第2回に出品した安藤光さん、第7回に出品した石井武志さん、第7回、第9回に出品した江波戸裕太さん、第2回に出品した大本幸大さん。

第6回に出品した大家泰仁さん、第6回、第7回に出品した岡崎莉望さん、第7回に出品した小倉孝夫さん、第9回に出品した鎌田りんさん、第9回に出品した近藤智恵さん、第7回、第9回に出品した清野和正さん、第3回に出品した竹谷嘉人さん、第4回に出品した富山恵美子さん、第5回に出品したTOMOYA(ともや)さん、第3回に出品した原透さん、第7回に出品した板東瞳さん、第4回、第6回に出品したフジタユウコさん、第6回に出品した吉浦眞琴さん。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。

資生堂パーラーで森のバレンタイン7アイテム、ボンボンショコラ等

【銀座新聞ニュース=2021年1月25日】国内最大手の化粧品メーカー、資生堂(中央区銀座7-5-5、03-3572-5111)が運営する「資生堂パーラー」(中央区銀座8-8-3、東京銀座資生堂ビル、03-5537-6241)は「バレンタインコレクション2021」を販売している。

資生堂パーラーで販売中の「バレンタインコレクション2021」のチョコ。

「バレンタインコレクション2021」のテーマは「Valentine in the Forest(バレンタイン・イン・ザ・フォレスト、森の中のバレンタイン)」で、4種類全7アイテムのチョコを販売している。

果実と酒がマッチしたボンボンショコラ「ル・ショコラ」(2個入税込594円、5個入1485円、9個入2592円)は、リンゴ、イチジク、白桃、イチゴ、ゆずの果実と酒を楽しめるチョコだ。

また、ナッツやドライフルーツ、デザインをあしらい、華やかに仕上げた「キャレショコラ」(5個入999円、10個入1998円)はスイート、ミルク、ホワイト、ルビー、キャラメルの詰め合わせ。

スイートチョコレートに包まれたパイの「ミルフィーユ」(7個入1782円)、限定のショコラを3段のボックスに詰め込んだ「ショコラバリエ2021」(12個入3240円)は上段のキャレショコラには、スイート、ミルク、ホワイト、中段のル・ショコラには白桃、リンゴ、ゆず、イチゴ、下段のロッシェには、スイート、ストロベリーで、いずれも4個が入っている。

営業時間は10時から17時。