TOHO日比谷「ヒロアカ」山下大輝、佐倉綾音挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年7月29日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は8月4日にTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12、千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル地下)で「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE2人の英雄」の声優の山下大輝さん、佐倉綾音さんらによる舞台あいさつを開く。

8月3日から一般公開される「僕のヒーローアカデミア ザ・ムービー(THE MOVIE)2人の英雄(ヒーロー)」((C)2018「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社)。

4日12時55分の回上映終了後に、主人公の高校生「緑谷出久」役の声優を務めた山下大輝(やました・だいき)さん、8代目ワン・フォー・オール継承者「オールマイト」役の三宅健太(みやけ・けんた)さん、出久の幼馴染で同じ高校生「爆豪勝己」役の岡本信彦(おかもと・のぶひこ)さん、出久と同じ高校のヒロイン「麗日お茶子」役の佐倉綾音(さくら・あやね)さん。

出久と同じ高校生「飯田天哉」役の石川界人(いしかわ・かいと)さん、出久と同じ高校生「轟焦凍」役の梶裕貴(かじ・ゆうき)さん、デヴィットの娘「メリッサ」役の志田未来(しだ・みらい)さん、オールマイトの旧友でメリッサの父親の科学者「デヴィット」役の生瀬勝久(なませ・かつひさ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「僕のヒーローアカデミア」はマンガ家の堀越耕平(ほりこし・こうへい)さんが「週刊少年ジャンプ」(集英社)に2014年32号より連載している作品で、2014年11月から単行本化され、2017年6月までに累計発行部数は1300万部を突破している。

また、2015年に「漫道コバヤシ漫画大賞2015」でグランプリ、2017年に「スゴイ・ジャpナ・アワード(SUGOI JAPAN Award)2017」マンガ部門に選ばれている。2016年4月から6月までTBS系で第1期がテレビアニメ化され、日本テレビ系により2017年4月から9月まで第2期が、2018年4月から第3期が放送されている。

「僕のヒーローアカデミア ザ・ムービー(THE MOVIE)2人の英雄(ヒーロー)」は「僕のヒーローアカデミア」初の劇場版で、長崎健司(ながさき・けんじ)さんが監督を手がけている。また、堀越耕平さんが総監修、キャラクターデザインを担当している。

ある人物からの招待を受けて巨大人工移動都市「I・アイランド」を訪れたデクとオールマイトが、「無個性」の少女メリッサと出会い、デクは彼女にかつての自分の姿を重ね合わせる。そんな折、鉄壁のセキュリティを誇るはずのI・アイランドの警備システムがハッキングされ、ヒーロー社会を揺るがす、ある計画が発動する。メリッサ役で志田未来、メリッサの父親デヴィット役で生瀬勝久がゲスト声優出演

物語は人口の約8割が何らかの超常能力「個性」を持って生まれる超人社会を舞台に、何の個性も持たずに生まれた少年・緑谷出久(通称デク)が、ナンバーワンヒーローのオールマイトに素質を見出され、ヒーロー輩出の名門校である雄英高校に入学して一人前のヒーローを目指して成長していく。

ある人物からの招待を受けて巨大人工移動都市「I・アイランド」を訪れたデクとオールマイトが、「無個性」の少女メリッサと出会い、デクは彼女にかつての自分の姿を重ね合わせる。そんな折、鉄壁のセキュリティを誇るはずのI・アイランドの警備システムがハッキングされ、ヒーロー社会を揺るがす、ある計画が発動する。

チケットは28日0時からインターネットにより販売する。また、劇場窓口でも28日オープン時から発売する。料金は一般1800円、大学生、専門学校生1500円、高校生、3歳から中学生まで1000円、障がい者1000円、シニア1100円。

M84で公募展、内原正人、降旗良房、YU-KIら18人

【銀座新聞ニュース=2018年7月29日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル5階、03-3248-8454)は7月30日から8月11日まで「アートの競演2018観月」を開く。

アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)で7月30日から8月11日まで開かれる「アートの競演2018観月(かんげつ、旧暦8月15日)」に出品されるジャンルー・シーフ(Jeanloup Sieff)の「ダンス・スリップ、パリ(dans slip,Paris)1992.」((C)The Estate of Jeanloup Sieff/M84)。

アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)のオーナー、橋本正則(はしもと・まさのり)さんが年に2回ほど開いているプロアマを問わず、持ち込んできた作品を順番に展示する一般公募展で、今回も「これはなんだと考えさせるなんとも不思議な作品、今まで見たことのない美しい作品、ずっと眺めていても飽きない作品、見ているだけで癒される作品」など、18人の写真家が販売することを前提とした作品約45点を展示する。

また、展示作品の中からM84賞、G.I.P.トウキョウ(Tokyo)賞、フレームマン賞を設定し、最終日に受賞者を決める。

今回、出品するのはジャンルー・シーフ(Jeanloup Sieff、1933-2000)、竹洞賢ニ(たけほら・けんじ)さん、内原正人(うちはら・まさと)さん、降旗良房(ふりはた・よしふさ)さん、宇津井志穂(うつい・しほ)さん。

三島浩(みしま・ひろし)さん、山崎明子(やまさき・あきこ)さん、雁羽令(かりう・れい)さん、音峰哲雄(おとみね・てつお)さん、エレミ・フィリング(Elemi filling)さん。

ユーキ(YU-KI)さん、北尾辰也(きたお・たつや)さん、アキラ・ナカムラ(akira nakamura)さん、川村(かわむら)さとみさん、コウコ・ミウラ(Koko Miura)さん。
小川裕貴子(おがわ・ゆきこ)さん、谷明(たに・あきら)さん、アキ・フジタ・タグチ(Aki Fujita Taguchi)さんの18人。

30日18時からオープニングパーティーを開く。

8月11日15時からクロージングパーティーと賞状授与式を開く。

開場時間は10時30分から19時(最終日は17時)。入場は無料。日曜日も開く。

注:「山崎明子」の「崎」は正しくは「大」が「立」です。

ヴァニラ画廊でKamerian.「ピンクの像」展

【銀座新聞ニュース=2018年7月28日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は7月31日から8月5日までKamerian.さんによる個展「Pink Elephant」を開く。

ヴァニラ画廊で7月31日から8月5日まで開かれるカメリアン(Kamerian.)さんによる個展「ピンク・エレファント(Pink Elephant)」のフライヤー。

イラストレーターのカメリアン(Kamerian.)さんが「ピンクの像(Pink Elephant)」と題して、ヴァニラ画廊で2度目となる個展で、独自の世界観で描いた作品を展示する。カメリアンさんは「赤き聖槍に貫かれし巨躯からこぼれ落ちる臓物、沸き立つ腐臭の傍らで血反吐の海から飛び立つ黄龍は雁首を裁ち落とされ、その鮮血に虹を宿す。反り立つ欲棒の城から放たれる白濁の火花、その轟音に震える白桃色の脳幹は夢の終わりを霞む砂嵐の狭間、今宵ピンクの象を見る」としている。

カメリアンさんは1990年生まれ、都内デザイン事務所に勤務する傍ら、イラストレーターとして活動し、ぐう話や大衆文化をモチーフに、強い輪郭線と色彩でメルヘンチックで倒錯的な世界観を作り上げており、2014年に初めて個展を開き、2017年にスイス・チューリッヒでも個展を開いている。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日は17時)。入場料は500円。期間中、無休。

丸善丸の内でユーラシア雑貨展、フェルトアート等

【銀座新聞ニュース=2017年7月28日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は8月1日から7日まで4階ギャラリーで「ユーラシア、愉快なアート・雑貨展」を開く。

丸善・丸の内本店で8月1日から7日まで開かれる「ユーラシア、愉快なアート・雑貨展」に出品される作品。

「ギャラリー・フラド(布楽人)」を運営する株式会社アートダイジェスト(新宿区四谷4-29-9、03-5362-1527)が企画するイベントで、ユーラシア砂漠の民のフェルトアートに、ラグや袋物からインド、バングラデシュの染布、骨董オブジェ、刺子布、タイ、ラオス、中国などモンスーン地帯の織物や刺しゅうに、木工、カゴ、銀、銅、陶器や南の島国の織布などの生活雑貨を展示販売する。

ウイキペディアによると、フェルト(felt)は羊やラクダなどの動物の毛を、薄く板状に圧縮して作るシート状製品の総称で、哺乳類の体毛の表面は、ウロコ状のキューティクルで覆われており、熱や圧力、振動を加えることでキューティクルが互いに噛み合い、絡み合って離れなくなる性質がある。

この現象を縮絨(しゅくじゅう)あるいは「フェルト化」と呼ぶが、水、特に石鹸水のようなアルカリ性の水溶液を獣毛に含ませるとキューティクルが開いて互いに噛み合いやすくなり、縮絨はより促進される。この性質を利用して獣毛を広げて石鹸水などを含ませて圧力をかけ、揉んだり巻いて転がしたりすることでフェルトが作られる。

多くの産業用や工業製品、服飾製品、絨毯(じゅうたん)、カーペットなど、幅広い分野で用いられ、ピアノのハンマーのカバーもフェルト製品で、芸術分野ではフェルト彫刻にも使用されている。

いったん毛織物に織ったものを通常のフェルト(圧縮フェルト)状になるまで縮絨したものを織フェルトと呼び、これは圧縮フェルトに比べて、引っ張りや摩擦に比較的抵抗力がある。

フェルトは古代から作られていたと考えられ、考古学的な最古の遺物はアルタイ地方のパジリク古墳群の古墳のひとつから出土した紀元前5世紀から紀元前4世紀のもので、鞍覆いや帽子、靴下などに加工されている。

北アジア、中央アジア、西アジアの遊牧民のテントはモンゴルのゲルに代表されるように、フェルトで作られているものが多い。またテント内の敷物も、絨毯と並んでフェルトで作ることが多い。家畜に衣食住の多くを依存する遊牧民の「住」の部分を保証する技術が、フェルトであるといえるとしている。

現存する日本最古のフェルトは、正倉院所蔵の毛氈(もうせん)で、奈良時代に新羅を通じてもたらされたとされる。近世以後は羅紗(らしゃ)、羅背板(らせいた)なども含めて「毛氈」と呼ばれ、中国や朝鮮半島のみならず、ヨーロッパからも大量の毛氈が輸入され、江戸時代後期には富裕層を中心とした庶民生活にも用いられるようになった。

現在でも、畳大の大きさに揃えられた赤い毛氈は緋毛氈と呼ばれ、茶道の茶席や寺院の廊下などに、和風カーペットとして用いられている。

羊毛フェルトは、羊毛を特殊な針(フェルティングニードル)で刺すことで、繊維を絡めながら任意の形に成形できる手芸の一種で、さまざまな色の羊毛を自由に組み合わせ、作品を制作する。主に動物や食物、アクセサリーなどを模したマスコットやブローチが作られる。

開場時間は9時から21時(最終日は17時)まで。

TOHO日比谷「万引き家族」是枝裕和ティーチイン

【銀座新聞ニュース=2018年7月27日】中堅の映画配給会社のギャガ(港区南青山2-22-18、TYビル、03-5786-7140)は8月3日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、03-3591-5358)で「万引き家族」の是枝裕和さんによるティーチインイベント付上映会を開く。

現在、一般公開中の「万引き家族」((C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.)。

3日18時50分の回上映終了後に、監督の是枝裕和(これえだ・ひろかず)さんが舞台に登場してティーチインイベントを開く。

「万引き家族」は親の死亡届を出さずに年金を不正にもらい続けていたある家族の実際にあった事件をもとに、是枝裕和さんが家族や社会について構想10年近くをかけて考え、オリジナル脚本を書き上げ、監督した、家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマだ。

2018年の第71回カンヌ国際映画祭において、最高賞である「パルム・ドール」を獲得した。日本人監督作品としては、1997年の今村昌平(いまむら・しょうへい、1926-2006)の「うなぎ」以来21年ぶりだ。日本人監督としては「地獄門」の衣笠貞之助(きぬがわ・ていのすけ、1896-1982)、「影武者」の黒沢明(くろさわ・あきら、1910-1998)、今村昌平に続き4人目となる。

物語は東京の下町で、高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である柴田初枝(樹木希林=きき・きりん=さん)の年金を目当てに、柴田治(リリー・フランキーさん)と柴田信代(安藤サクラ=あんどう・さくら=さん)の夫婦、息子の祥太(城桧吏=じょう・かいり=さん)、信代の妹の亜紀(松岡茉優=まつおか・まゆ=さん)が暮らしていた。

彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいるような一家だったが、いつも笑いが絶えない日々を送っている。そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰り、信代が娘として育てることに。そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていく。

ウイキペディアによると、是枝裕和さんは1962年東京都練馬区生まれ、1987年に早稲田大学第一文学部文芸学科を卒業、番組制作会社「テレビマンユニオン」に入社、テレビ番組のADをしながらドキュメンタリー番組の演出家をつとめ、1995年に「幻の光」で映画監督デビュー、1999年に「ワンダフルライフ」、2004年に「誰も知らない」を手がけた。

2006年に「花よりもなほ」、2008年に「歩いても 歩いても」、2009年に「空気人形」、2011年に「奇跡」、2013年に「そして父になる」などを監督し、新作を発表すると多くの国際映画祭に招待されるなど、国内外で高い評価を受けている。

2005年に「誰も知らない」で第77回アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表作品に選ばれ、2014年に「そして父になる」で第37回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞などを受賞した。現在、早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授、立命館大学産業社会学部客員教授。

チケットは発売中で、料金は一般1800円、大・専門学生1500円、高校生・3歳以上中学生まで、障がい者1000円、シニア1100円。