丸善丸の内で透明水彩展、福井良佑、青木美和、石垣渉ら

【銀座新聞ニュース=2019年4月14日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は4月17日から23日まで4階ギャラリーで「第9回日本透明水彩会展」を開く。

丸善・丸の内本店で4月17日から23日まで開かれる「第9回日本透明水彩会展」のフライヤー。

2010年8月に発足した「日本透明水彩会」の北海道から九州まで全国で活動する会員30人が風景、花、人物、動物などの水彩作品約60点を展示する。

「日本透明水彩会」は「透明水彩」という画材を使って絵を描く人たちが集まって設立した団体で、透明水彩は絵の具の中では、特殊な絵の具という。油彩やアクリルが、塗り重ねたときに下の絵の具をおおい隠すのに対して、透明水彩は下の色が透けて見えるため、油彩やアクリルとはまったく違う技法が要求され、出来上がりも違う風合いになるとしている。

一般的に美術団体の公募展では「水彩画」というカテゴリーが設けられているが、実際に出品される作品はアクリルやガッシュによる油彩画風の作品がほとんどで、透明水彩の作品と同列に扱うには違和感があり、ガッシュやアクリルの作品と透明水彩を一緒に並べては、透明水彩のよさが発揮できないとしている。

透明水彩は「水彩画」であっても、アクリルやガッシュと同列には扱われることについて、透明水彩の画家にとって悩みの種で、そんな悩みを解決する透明水彩だけのグループがあればという希望が強まり、福井良佑(ふくい・りょうゆう)さんが代表者となって「日本透明水彩会」が発足した。2011年から「日本透明水彩会展」を開いており、2019年が9回目となり、丸善・丸の内本店で開くのは今回が4回目になる。

今回、出品する画家は福井良佑さんのほか、青江健二(あおえ・けんじ)さん、青木美和(あおき・みわ)さん、赤坂孝史(あかさか・たかし)さん、浅田(あさだ)ようこさん、あべとしゆきさん、石垣渉(いしがき・わたる)さん、加藤潤(かおつ・じゅん)さん、菊池和広(きくち・かずひろ)さん、くどうさとしさん。

小林啓子(こばやし・けいこ)さん、佐藤つえ子(さとう・つえこ)さん、渋谷(しぶや)たつおさん、シンディ・ソン(Cindy Sun)さん、田崎(たざき)まさのぶさん、立川真澄(たつかわ・ますみ)さん、徳田明子(とくだ・あきこ)さん、中野瑞枝(なかの・みずえ)さん、野島朱美(のじま・あけみ)さん、畑尾洋子(はたお・ようこ)さん。

春崎幹太(はるさき・かんた)さん、春崎陽子(はるさき・ようこ)さん、平沢薫(ひらさわ・かおる)さん、藤井紀子(ふじい・のりこ)、藤枝成人(ふじえだ・しげと)さん、星野木綿(ほしの・ゆう)さん、松江利恵(まつえ・としえ)さん、松林淳(まつばやし・じゅん)さん、村上(むらかみ)ゆたかさん、矢部(やべ)ちひろさん。

期間中は毎日、出品者が交代で在廊する。

「アトリエ・アポロ」(千代田区神田須田町1-15、万平ビル)で出品者による有料(2時間4000円、3時間5000円)のワークショップやデモを開く。

4月19日13時30分から16時30分まで村上ゆたかさんが「光と影の猫を描く」ワークショップを開く。20日14時から16時まであべとしゆきさんが「光を感じる春の風景を描く」デモを開く。21日10時から12時まで田崎まさのぶさんによる「夕焼けに映える港の風景」というデモを開く。21日13時30分から16時30分まで加藤潤さんが「『サムネイル』からはじめよう」というワークショップを開く。

20日10時30分から15時まで、日比谷公園で石垣渉さんによる有料(4000円)のスケッチ「構図を考え自然を描く講座」を開く。

在廊者の日程、ワークショップやデモの詳細は日本透明水彩会のHP(https://www.jws.in.net/)を参照のこと。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)。入場は無料。

注:「浅田ようこ」の「浅」と「立川真澄」の「真」と「平沢薫」の「沢」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。

「春崎幹太」と「春崎陽子」の「崎」は正しくは右のつくりの「大」は「立」です。

志門で素材活用「紙」展、磯崎式子、小鶴幸一、森三千代ら20人

【銀座新聞ニュース=2019年4月14日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は4月15日から20日までグループ展「素材の活用展2-紙編」を開いている。

ギャルリー志門で4月20日まで開かれるグループ展「素材の活用展2-紙編」のフライヤー。

石川功(いしかわ・いさお)さんをはじめとする20人の作家が新聞、雑誌、ダンボール、包装紙、ポスト紙などを使って表現した作品を展示する。

参加するのは、石川功さん、磯崎式子(いそざき・しきこ)さん、稲垣三郎(いながき・さぶろう)さん、内田信(うちだ・まこと)さん、楠本恵子(くすもと・けいこ)さん、倉林信江(くらばやし・のぶえ)さん、小鶴幸一(こづる・こういち)さん、近藤あき子(こんどう・あきこ)さん、佐々順子(ささ・じゅんこ)さん、多田洋子(ただ・ようこ)さん。

鶴巻美智子(つるまき・みちこ)さん、中島(なかじま)けいきょうさん、深尾良子(ふかお・りょうこ)さん、船坂芳助(ふなさか・よしすけ)さん、星記男(ほし・ふみお)さん、箕輪香名子(みのわ・かなこ)さん、向井隆豊(むかい・りゅうほう)さん、森三千代(もり・みちよ)さん、山本裕子(やまもと・ゆうこ)さん、わかなみえさんの20人。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。

注:「船坂芳助」の「船」は正しくは右が「ハ」と「ム」を合わせた漢字です。

丸善日本橋で片岡球子版画展、東山魁夷、上村淳之らも

【銀座新聞ニュース=2019年4月13日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は4月17日から23日まで3階ギャラリーで片岡球子による版画展を開く。

丸善・日本橋店で4月17日から23日まで開かれる「片岡球子版画展」に出品される「目出度き赤富士」(リトグラフ、1993年)。

日本画家で「帝展」や「院展」にたびたび落選し「落選の神さま」とまでいわれた片岡球子(かたおか・たまこ、1905-2008)は、独自の色彩とデフォルメで描き、日本画壇に多くの足跡を残しており、毎年、丸善・日本橋店で版画作品を展示販売している。

同時に「近代巨匠版画展」として、日本の風景画家で「国民的画家」として知られる東山魁夷(ひがしやま・かいい、1908-1999)、シルクロードの画家、平山郁夫(ひらやま・いくお、1930-2009)らの作品も併せて展示販売する。

丸善・日本橋店で4月17日から23日まで開かれる「片岡球子版画展」に出品される「三国峠の富士」(リトグラフ、1987年)。

ほかに出品されるのは、日本画の伝統的な様式美を現代的な感覚で表現した加山又造(かやま・またぞう、1927-2004)、女性画や静物を生き生きと描いた小倉遊亀(おぐら・ゆき、1895-2000)、上村松篁(うえむら・しょうこう、1902-2001)の子息で、花鳥画の第一人者として知られる元京都市立美術大学副学長の上村淳之(うえむら・あつし)さん。

日本画家で京都造形芸術大学元学長、同大学付属康耀堂美術館館長の千住博(せんじゅ・ひろし)さん、ヨーロッパで学んだ油彩画に、桃山美術や琳派、南画といった日本の伝統的な美術を取り入れ、装飾的な世界で知られた洋画家の梅原龍三郎(うめはら・りゅうざぶろう、1888-1986)、バラの絵で知られる洋画家、中川一政(なかがわ・かずまさ、1893-1991)、孤高の洋画家で自宅の虫や花を描き続けた熊谷守一(くまがい・もりかず、1880-1977)ら。

ウイキペディアなどによると、片岡球子は1905年北海道札幌市生まれ、1926年に女子美術専門学校(現女子美術大学)日本画科高等科を卒業、神奈川県立横浜市大岡尋常高等小学校教諭を勤めながら絵画を制作し、「帝国美術院展覧会」(帝展)に3回落選し、1930年に「日本美術院展」(院展)に初入選、1933年にも入選したが、その後は落選が続いた。

1939年から院展の入選が続き、1955年に大岡小学校を退職、女子美術大学日本画科専任講師に就任、1960年に同大学助教授、1965年に同大学教授、1966年に愛知県立芸術大学日本画科主任教授、1973年より同大学客員教授を務めた。1976年に勲三等瑞宝章を受章、1982年に日本芸術院会員、1989年に文化勲章を受章、100歳を超え、脳梗塞に倒れ、療養に努めたが、2008年に103歳で亡くなった。

開場時間は9時から21時(最終日は17時)まで。

ヴァニラで川上勉「死と生」展、墓碑銘に触発

【銀座新聞ニュース=2019年4月12日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は4月13日から22日まで川上勉さんによる個展「EPITAPH-かつて私はあなたであった。やがてあなたは私になるだろう」を開く。

ヴァニラ画廊で4月13日から22日まで開かれる川上勉さんの個展「エピタフ(EPITAPH)」のフライヤー。

彫刻家で乾漆技法で制作している川上勉(かわかみ・つとむ)さんが主に「死」をモチーフに乾漆という技法で制作を続けており、「エピタフ(EPITAPH、墓碑銘)」と題して、「かつて私はあなたであった。やがてあなたは私になるだろう(トゥ・フィ、エゴ・エリス=Tu fui,ego eris)」をテーマにして、川上勉さんがこの墓碑銘を知り、「死」というものが急にリアルなものとなり、「そこから得たインスピレーションをもとに『死』の存在を無意識的に感じることができる造形をした」としている。

「トゥ・フィ、エゴ・エリス(tu fui, ego eris)」はポンペイ遺跡(ナポリ近郊の古代都市)で発見された墓に刻まれていた墓碑銘で、「私(墓に眠る死者)も昔はあなた(墓参りをする人)のように生きていた。あなたもやがて私のように死を迎えるだろう」という意味とされている。

ウイキペディアによると、ポンペイ(Pompeii)は、イタリア・ナポリ近郊にあった古代都市で、79年8月24日昼過ぎ、ヴェスヴィオ火山噴火による火砕流によって地中に埋もれた。その遺跡は「ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域」の主要部分として、ユネスコの世界遺産に登録されている。

イタリア先住のオスキ人とヒーコ人によって集落が形成されたのがポンペイで、紀元前7世紀頃はサルノ川の河口付近の丘に集落があり、紀元前526年からエトルリア人に占領されたが、ポンペイはイタリア南部に居住していたギリシャ人と同盟を組み、紀元前474年クマエの海戦で支配から脱した。ギリシャ人はその後、ナポリ湾を支配した。

紀元前5世紀後半からサムニウム人の侵攻が始まり、紀元前424年にはサムニウム人に征服された。サムニウム人はまた、カンパニア(イタリア南部)全体を支配した。この時代、ローマがポンペイを征服したという説があったが、現在この説を裏付けるものはない。

カンパニアの諸都市が同盟市戦争と呼ばれる戦争をローマに対して起こすと、ポンペイも反ローマ側に加わった。紀元前89年、ポンペイは周辺のカンパニア諸都市とともにローマの植民都市となった。ポンペイは港に届いたローマへの荷物を近くのアッピア街道に運ぶための重要な拠点となり、以後は商業都市として栄えた。

また、娼婦の館などが発掘され、ここで男女の交わりを描いた壁画が多く出土したことから、現代ではポンペイは「快楽の都市」とも呼ばれるが、商業も盛んな港湾都市で、火山噴火まではぶどうの産地であり、ワインを運ぶための壺が多数出土されている。

62年2月5日、ポンペイを襲った激しい地震によりポンペイや他のカンパニア諸都市は大きな被害を受けた。79年8月24日13時頃にヴェスヴィオ火山が大噴火し、8月25日(噴火から約12時間後)の噴火末期に火砕流が発生し、ポンペイ市は一瞬にして完全に地中に埋まった。地震の前には2万人程度いたポンペイ市民の内、何らかの理由で街に留まった者の中から逃げ遅れた者約2000人が犠牲になった。

1748年にポンペイが再発見され、建造物の完全な形や当時の壁画を明らかにするために断続的に発掘が行われた。ポンペイは建造物や街区が古代ローマ当時のままの唯一の町として知られている。

川上勉さんは1968年北海道函館市生まれ、1991年に北海道函館教育大学函館校を卒業、1993年に上越教育大学大学院を修了、2006年に全道展会員、2007年に国画会会友、2007年に札幌市で個展を開き、2011年にあさご芸術の森大賞展準大賞、2012年にヴァニラ画廊大賞奨励賞などを受賞した。2015年、2017年にヴァニラ画廊で個展を開いている。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日、最終日17時)まで。入場料は500円。

日比谷「しんちゃん新婚旅行」、木南晴夏、小島よしおら挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年4月12日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は4月20日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーンー失われたひろし」の声優らによる公開記念舞台あいさつを開く。

4月19日から一般公開される「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーンー失われたひろし」((C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019)。

19日から一般公開される「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーンー失われたひろし」の2日目の20日12時15分の回上映終了後に、声優で「インディ・ジュンコ」役の木南晴夏(きなみ・はるか)さん、本人役の小島(こじま)よしおさん、野原一家と同じ新婚旅行ツアーに参加する新婚役のりゅうちぇるさん。

「野原しんのすけ」役の小林由美子(こばやし・ゆみこ)さん、「野原みさえ」役のならはしみきさん、「野原ひろし」役の森川智之(もりかわ・としゆき)さん、「野原ひまわり」役のこおろぎさとみさん、野原一家が舞台に登場してあいさつする。

「クレヨンしんちゃん」は1990年から「週刊漫画アクション」(双葉社)に連載された臼井儀人(うすい・よしと、1958-2009)のマンガが原作で、2010年3月まで「まんがタウン」と「ジュール(jour)すてきな主婦たち」(いずれも双葉社)で連載を続けてきた。

臼井儀人が亡くなった後、2010年8月からはアシスタントらによる「臼井儀人&UYスタジオ」という名義により「まんがタウン」(双葉社)に「新クレヨンしんちゃん」という題名で連載されている。

全体の物語は埼玉県春日部市に暮らし、アクション幼稚園に通う5歳児の野原(のはら)しんのすけと家族の生活を描いている。1992年からテレビ朝日系でアニメが放送され、 1993年から映画が公開され、今回が27作目となる。橋本昌和(はしもと・まさかず)さんが2017年の「クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ」以来、2年ぶりに監督を務めている。

物語は新婚旅行に行っていなかったひろしとみさえが、しんのすけたちを連れてやってきた初のハネムーンで予想外の事態に巻き込まれ、幸せな旅行が危険が待ち受ける大冒険になってしまう様子を描いている。

結婚当時、新婚旅行に行っていなかったひろしとみさえ。ある日、みさえが見つけてきた家族も参加できる激安新婚旅行ツアーに参加することになった野原一家だったが、旅先のオーストラリアに到着早々、ひろしが謎の仮面族にさらわれてしまう。ひろしが「お宝のカギ」となってしまい、野原一家と仮面族、世界中のトレジャーハンターたちとの三つどもえの争奪戦が勃発する。

チケットはインターネットで13日0時から、劇場窓口で13日オープン時から販売する。料金は全席指定で一般1800円、大学生1500円、高校生、中学生以下3歳以上、障がい者1000円、シニア1100円。