丸善・日本橋で目羅健嗣、東早苗、鴻巣三千代ら「猫画」展

【銀座新聞ニュース=2019年7月27日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(東京都中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は7月31日から8月20日まで3階スパインスペースで目羅健嗣さんによる「MELANO MUSEUM-色鉛筆の猫画の世界」を開く。

丸善・日本橋店で7月31日から8月20日まで開かれる目羅健嗣さんの「メラーノミュージアム(MELANO MUSEUM)-色鉛筆の猫画の世界」のフライヤー。

また、7月31日から8月6日まで3階ギャラリー特設会場では、九谷焼作家の東早苗(ひがし・さなえ)さん、絵画の布施和佳子(ふせ・わかこ)さんが2人展を開く。

さらに、7月31日から8月6日まで3階特設会場では、「コルディアルメンテ」を主宰する絵画の鴻巣三千代(こうのす・みちよ)さん、粘土・立体作品のなつめみちこさんが2人展を開く。

いずれも7月31日から9月3日まで3階ギャラリーなどで開かれる「丸猫展 2019サマー(SUMMER)」のひとつで、目羅健嗣(めら・けんじ)さんは名画を猫化してしまう猫絵師で、「色鉛筆の魔術師」と呼ばれ、「メラーノミュージアム(MELANO MUSEUM)」を主宰しており、ジャパネスクから新作の世紀末耽美作品まで3週にわたって展示する。毎週、展示品を変える。

7月31日から8月6日まで開かれる東早苗さん、布施和佳子さんの2人展と鴻巣三千代さんとなつめみちこさんの2人展のフライヤー。

目羅健嗣さんは1962年千葉県勝浦市生まれ、千葉経済短期大学を卒業、袖ヶ浦市役所図書館に10余年勤務、その後、猫絵師に転職した。 色鉛筆を使った特殊技法で10年以上猫を描き続け、現在までに猫の数1000匹以上で、毎年、各地で個展を開いており、都内カルチャーセンターなど20カ所で猫の絵を描く教室を開いている。近年は狂言とミュージカルの紙芝居上演も開いている。

東早苗さんは石川県小松市生まれ、石川県立九谷焼技術研修所実務コースを卒業、石川県立九谷焼技術者自立支援工房「九谷さなぼ工房」を開設、これまでに伝統九谷焼工芸展で入選、九谷ユニバーサルデザイン展で入賞、伊丹国際クラフト酒器展で入賞、あわくら女流作家展で入賞、金沢わん・ONE大賞展で入選、金津創作の森酒器展で入選している。

布施和佳子さんは1963年生まれ、東京女学館短期大学を卒業、8年間会社務め後にこども文化学園絵本イラスト科で学び、卒業後にイラストレ―ターとして活動、現在にギャラリーを中心に活動し、幼少の頃から、犬、猫、鳥などの動物たちと暮らし、特に猫については、今までに何10匹もの猫と過ごし、現在はオス猫と暮らしている。

鴻巣三千代さんは犬・猫など動物を中心に絵を描いており、2006年に「クラフトフェスタ2006イン・ナゴヤ(in NAGOYA)華麗なる手仕事アートの祭典」のトールペイント部門コンテストで中日新聞社賞、2008年に「第3回 ピコット パケットデザインコンテスト」で金賞、2012年に「第7回 ピコットパケットコンテスト」で準グランプリを受賞している。

なつめみちこさんは兵庫県三木市生まれ、神戸デザイナー学院グラフィック科を卒業、デザイン事務所でデザイナー、イラストレーターなどの仕事を経て、1990年よりフリーランスで活動、1991年よりイラストのグループ展に参加、個展も開き、1996年に絵本「光のなかで」を出版し、1998年より招き猫の展覧会に参加している。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)。

有楽町「よこがお」筒井真理子、市川実日子ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年7月26日】書籍、映画配給事業、ネットワークエンタテインメントなどを運営するカドカワ(中央区銀座4-12-15、歌舞伎座タワー)グループ傘下の書籍、映画配給などの事業会社、KADOKAWA(千代田区富士見2-13-3)は7月27日に角川シネマ有楽町(千代田区有楽町1-11-1、読売会館、03-6268-0015)で「よこがお」に出演している筒井真理子さん、市川実日子さんらによる舞台あいさつを開く。

7月26日から一般公開されている「よこがお」((C)2019 YOKOGAO FILM PARTNERS&COMME DES CINEMAS)。

27日12時50分の回上映終了後に、監督の深田晃司(ふかだ・こうじ)さんをはじめ、主人公の訪問看護師「白川市子/リサ」役の筒井真理子(つつい・まりこ)さん、大石家の長女「大石基子」役の市川実日子(いちかわ・みかこ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「よこがお」は深田晃司さんと、筒井真理子さんを主演に迎え、不条理な現実に巻き込まれたひとりの善良な女性の絶望と希望を描いたサスペンス映画だ。

物語は周囲からの信頼も厚い訪問看護師の市子は、1年ほど前から看護に通っている大石家の長女・基子に、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。ニートだった基子は気の許せる唯一無二の存在として市子を密かに慕っていたが、基子から市子への思いは憧れ以上の感情へと変化していった。

ある日、基子の妹・中学生のサキ(小川未祐=おがわ・みゆ=さん)が失踪する。1週間後にサキは無事に保護されるが、誘拐犯として逮捕されたのは意外な人物だった。この誘拐事件への関与を疑われたことを契機に市子の日常は一変。これまで築きあげてきた生活が崩壊した市子は、理不尽な状況へと追い込まれていく。

深田晃司さんは1980年東京都小金井市生まれ、大正大学文学部を卒業、映画美学校フィクション科を修了、2002年に自主映画「椅子」で初監督、2005年から平田オリザ(ひらた・おりざ)さん主宰の劇団「青年団」の演出部に所属し、その一方で自主映画も監督する。

2006年に中編映画「ざくろ屋敷 バルザック『人間喜劇』より」、2009年に長編「東京人間喜劇」を監督、2010年の「歓待」で東京国際映画祭の日本映画「ある視点」部門作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞、2013年に「ほとりの朔子」でフランス・ナント三大陸映画祭で最高賞の金の気球賞と若い審査員賞をダブル受賞した。

2015年に世界初の人間&アンドロイド共演映画「さようなら」を監督、2016年に長編5作目「淵に立つ」がカンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員賞、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞、2018年にフランス文化省芸術文化勲章シュバリエ(騎士)を授与された。

チケットは劇場オンラインチケット、劇場窓口で発売中。料金は1800円均一。

HOOTERS銀座店等、29日にチキンウィング20個を40個に増量

【銀座新聞ニュース=2019年7月26日】アメリカ生まれのカジュアルアメリカンダイニング&スポーツバー「HOOTERS」を運営するファン・ダイニング(2019年4月に「三重第二商業開発株式会社」から商号変更、東京事務所・新宿区西新宿1-8-5、アルファ107ビル、03-6279-0398)は「HOOTERS銀座店」(中央区銀座8-5、銀座ナイン1号館、03-6280-6318)などで7月29日に「チキンウィングデーのダブル増量キャンペーン」を実施する。

「フーターズ(HOOTERS)銀座店」などの売りの「フーターズガール」。

「フーターズ(HOOTERS)銀座店」など5店で、来店時に合言葉「ハッピーチキンウィングデー」とスタッフにいうと、スポーツ観戦の定番とされるチキンウィング20ピースの価格(税別2900円)で40ピース(通常5800円)を提供する。

ジューシーな骨付きチキンにスパイシーなソースを絡めたのが「チキンウィング」で、ビールとの相性がいい。ソースは、激辛テイストから、子どもにも食べやすいマイルドテイストまで全11種類の中から選べる。

「チキンウィングデー」は1977年にチキンウィング発祥の地、ニューヨーク州バッファロー市の当時の市長が定めた記念日で、チキンウィングの人気が全米に広がるとともに、バッファロー市が、チキンウィングが生まれた場所として知られるようになったことを記念して策定された。

7月29日限定で20ピースが40ピースに増量される「チキンウィング」。

ウイキペディアによると、「チキンウィング」は「バッファローウィング(Buffalo wing)」とも呼ばれ、鶏肉の手羽を素揚げにし、辛味の強いソースをまぶしたアメリカの料理という。ニューヨーク州のバッファローが発祥地で、バッファロー住人には「チキンウィング」や「ウィング」と呼ばれている。

夫とバーを経営していたテレサ・ベリッシモ(Teresa Bellissimo)さんが大学から夜遅く帰ってくる息子とその友達に手早く簡単な軽食として、スープ用の鶏手羽を揚げてカイエンペッパーソースの中に入れて出したのが始まりとされている。1980年代にNBCの「トゥデイ」にテレサ・ベリッシモさんが出演し、バッファローウィングを調理したことで知られた。

通常のフライドチキンが出来上がるまでに20分以上かかるのに対して、手羽は短時間で完成する。さらに1990年から1993年までスーパーボウルにバッファロー・ビルズが4年連続で出場し、バッファローウィングにも注目が集まり、同大会試合視聴時に、定番料理の一つとしてビールと共に食されている。

「フーターズ(HOOTERS)」は1983年10月にアメリカ・フロリダで生まれたカジュアルアメリカンダイニング&スポーツバーで、チアリーダーをイメージしたウェイトレスの「フーターズガール(HOOTERS GIRL)」が売りで、現在、アメリカで約430店舗、アメリカ以外の28カ国でも展開している。

店内のテレビモニターでスポーツ観戦をしながら、名物のチキンウィングなどのアメリカンフードとドリンク、「フーターズガール」によるもてなしを楽しむ。「フーターズ」は、「フーターズガール」を見た男性客がフクロウのように目をキョロキョロさせ、フクロウの「ホー、ホー(Hoot,hoot)」という鳴き声に由来しており、「フーターズ」には「女性の胸」という意味もある。

日本では2005年8月に「株式会社エッチジェー(HJ)」を設立し、2008年6月にアメリカのフーターズ・オブ・アメリカ・インクと契約し、2010年10月に東京・赤坂見附駅前の赤坂東急プラザに第1号店を開店したのをはじめ、2012年6月に銀座ナイン1号館に2号店を開店し、現在、東京4店舗、大阪1店舗、名古屋1店舗の計6店舗を展開していた。

しかし、3月25日に5億6000万円の負債額(債権者約56人)で「株式会社エッチジェー」は経営破たんし、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。2016年9月期の売上高は17億700万円を計上していたが、「急な店舗拡大で収益性が低下」し、2018年9月期の売上高は15億1410万円に減少し、不採算店舗の閉鎖もあり、赤字に転落し、自主再建を断念し、民事再生法を申請した。

これに対して、豊田自動織機の織機及び関連部品の販売を目的とした機料店を主力とする豊田産業(愛知県刈谷市一色町3-12、0566-21-4565)グループがスポンサーに内定し、6月1日付でグループのファン・ダイニングが事業を継承した。大阪店は4月30日に閉鎖し、5店舗体制で運営されている。

銀座店の営業時間は11時から23時30分。

丸善丸の内で松成真理子「きんぎょすくいめいじん」原画展

【銀座新聞ニュース=2019年7月26日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は7月24日から8月20日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで松成真理子さんによる「きんぎょすくいめいじん」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で8月20日まで開いている松成真理子さんの「きんぎょすくいめいじん」原画展に展示されている絵本の表紙。

イラストレーターで、絵本作家の松成真理子(まつなり・まりこ)さんが7月18日に文章と絵を担当した絵本「きんぎょすくいめいじん」(講談社、税別1400円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。

「きんぎょすくいめいじん」は縁日で、金魚すくいの名人にであったぼくは、ぜんぜんすくえなかったけど、名人に教えてもらいながら、ついに金魚すくい大会の日をむかえます。さあ、深呼吸をして・・・。ひと夏の体験を描いた絵本としている。

松成真理子さんは1959年大分県生まれ、大阪府育ち、京都芸術短期大学(現京都造形芸術大学)を卒業、2003年に「まいごのどんぐり」で第32回児童文芸新人賞、2004年に紙芝居「うぐいすのホー」で第43回高橋五山(たかはし・ござん)賞奨励賞、ほかに「ふでばこのなかのキルル」や「じいじのさくら山」、「くまとクマ」、「たなばたまつり」、「はるねこ」などがある。紙芝居や童話のさし絵も手がけている。

開場時間は9時から21時まで。

フード協6月外食3.4%増、34カ月連続、客数・単価回復へ

【銀座新聞ニュース=2019年7月26日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町1-29-6、浜松町セントラルビル、03-5403-1060)はこのほど、6月の「外食産業市場動向調査」(全店ベース)を発表した。

ダイニングイノベーションは7月25日から27日の3日間、焼肉のファーストフード店「焼肉ライク 新橋店」(港区新橋2-15-8、新橋WBビル、03-3519-8929)など9店で、ウナギと牛肉を自分で焼く「丑&牛セット」を販売中。セットで50g(バラカルビの量)980円(税別)、100gで1180円、150g1380円、ウナギ単品680円。各店1日限定20食(セット・単品合計数)。

全業態で6月は「日曜日が1日多い曜日周りに支えられ、特に各種キャンペーンなどが奏功したファーストフード(FF)が好調に推移した。また、季節メニューの投入やメニュー価格の改定などにより客単価が上昇」したこともあって、外食産業の売上高は前年同月比3.4%増と34カ月連続で前年を上回った(既存店ベースは未公表)。

全業態で6月の店舗数は同0.0%、客数が同2.1%増、客単価が同1.2%増だった。

業態別では、ファーストフード(FF)が同5.7%増で2015年12月から42カ月連続プラス、ファミリーレストラン(FR)が同1.8%増と7カ月連続でプラス、パブ・居酒屋が同2.7%減と2カ月ぶりにマイナスとなり、ディナーレストランが同2.4%増と2カ月続けて上回った。喫茶が同1.3%増と6カ月続けてプラスだった。

日本フードサービス協会の統計は会員が193事業者数(2019年5月192、4月197、3月196、2月199、1月199、2018年12月197、11月202、10月201、9月199、8月190、7月194、6月200、5月204、4月207、3月200、2月195、1月192)、店舗数が3万5617店(3万5646店、3万5763店、3万5798店、3万6467店、3万6659店、3万6637店、3万6567店、3万6380店、3万6602店、3万6572店、3万6524店、3万6689店、3万7232店、3万6843店、3万6759店、3万6359店、3万6197店)が対象。

内訳はファーストフードが55社(57社、56社、57社、57社、56社、58社、57社、60社、57社、59社、61社、61社、60社、59社、55社、54社)、1万9326店(1万9370店、1万9461店、1万9444店、1万9913店、2万0219店、1万9954店、1万9990店、1万9844店、2万0086店、2万0001店、2万0024店、2万0163店、2万0603店、2万0023店、2万0571店、1万9689店、1万9768店)。

ファミリーレストランが52社(50社、52社、50社、57社、52社、53社、52社、52社、51社、52社、50社、53社、52社、54社、56社、52社、52社、50社)、9749店(9667店、9629店、9622店、9838店、9770店、9814店、9847店、9759店、9848店、9778店、9848店、9921店、9911店、9875店、1万0061店、9187店、9946店、9773店)。

パブ・居酒屋が35社(31社、33社、33社、33社、32社、33社、32社、34社、33社、32社、30社、33社、34社、34社、33社、32社、31社)、2335店(2317店、2366店、2395店、2378店、2296店、2388店、2335店、2393店、2381店、2241店、2193店、2271店、2361店、2245店、2467店、2247店、2202店)。

ディナーレストランが23社(25社、26社、25社、25社、26社、25社、26社、26社、26社、23社、23社、24社、25社、26社、26社、26社、27社)、911店(991店、997店、1003店、999店、1010店、1007店、1013店、1012店、1010店、959店、999店、1004店、999店、1000店、1002店、978店、1017店)、喫茶が13社(13社、13社、15社、14社、14社、14社、16社、16社、14社、15社、15社、15社、15社、17社、16社、16社、16社)、2038店(2040店、2033店、2062店、2057店、2063店、2062店、2064店、2054店、2059店、2061店、2097店、2081店、2130店、2239店、2229店、2227店、2164店)。

外食産業(上場企業)の売上高上位3社の6月の既存店売上高は1位のゼンショーホールディングス(すき家、国内店舗数1933店)が同3.3%増と13カ月続けてプラス、2位のすかいらーく(全グループ、国内外店舗数3224店)も同1.8%増と11カ月続けてプラス、3位のコロワイド(全グループ、国内2511店)が同0.7%増と3カ月続けてプラスだった。