日比谷「マスカレード」木村拓哉と鈴木監督、最後の舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年2月13日】阪急阪神東宝グループで、映画の制作配給、演劇の興行などの国内最大手、東宝(千代田区有楽町1-2-2、東宝日比谷ビル、03-3591-1221)は2月16日にTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12、千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル、050-6868-5068)で「マスカレード・ホテル」で主演している木村拓哉さんらによる「舞台あいさつFINAL」を開く。

現在、一般公開中の「マスカレード・ホテル」((C)2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社)。

1月18日から一般公開され、初週で第1位、26日、27日の第2週も1位、2月2日、3日の第3週で2位、2月9日、10日の第3週で3位と健闘している。興行通信社によると、2月10日までの累計で動員が262万人、興収が33億円を突破しており、東宝では興収50億円を見込んでいる。

このため、16日12時30分の回上映終了後に、監督の鈴木雅之(すずき・まさゆき)さんと主人公の刑事「新田浩介」役の木村拓哉(きむら・たくや)さんが舞台に登場してあいさつをする。

「マスカレード・ホテル」は直木賞作家の東野圭吾(ひがしの・けいご)さんが2008年12月から2010年9月まで月刊誌「小説すばる」(集英社)に連載し、2011年9月10日に集英社より単行本が刊行された同名の小説が原作だ。2014年7月18日に集英社文庫版が刊行され、シリーズ累計で275万部が発行されている。

物語は都内で3件の殺人事件が発生し、現場にはいずれも不可解な数字の羅列が残されていたことから、連続殺人事件として捜査が開始され、警視庁捜査一課の刑事・新田浩介は、その数字が次の犯行場所を予告していること、高級ホテル・コルテシア東京が4件目の犯行場所になることを突き止め、犯人を見つけるため新田がホテルのフロントクラークになりすまして潜入捜査に乗り出し、教育係であるフロントクラーク・山岸尚美と衝突を繰り返しながら、事件の真相に近づく。

チケットについてはチケットぴあ(https://w.pia.jp/s/masqueradehotel-ba/)を通じて販売しており、13日12時締め切り。料金は一般2000円、大学生・専門学校生1700円、高校生・ジュニア(3歳から中学生まで) 1200円、障がい者1200円、シニア1300円。

TOEI「翔んで埼玉」で二階堂ふみ、GACKTら挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年2月13日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は2月22日から丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で一般公開される「翔んで埼玉」の初日に、二階堂ふみさん、GACKTさんらによる公開記念舞台あいさつを開く。

2月22日から一般公開される「翔んで埼玉」((C))2019映画「翔んで埼玉」製作委員会)。

22日16時35分の回上映終了後に、監督の武内英樹(たけうち・ひでき)さんをはじめ、都知事の壇ノ浦建造の息子で、白鵬堂学院の生徒会長を務める男子「壇ノ浦百美」役の二階堂(にかいどう)ふみさん、白鵬堂学院に転入してきたアメリカ帰りの青年「麻実麗」役のガクト(GACKT)さん、建造の執事「阿久津翔」役の伊勢谷友介(いせたに・ゆうすけ)さん、故人の男性「埼玉デューク」役の京本政樹(きょうもと・まさき)さんが舞台に登場してあいさつする。

「翔んで埼玉」はマンガ家の魔夜峰央(まや・みねお)さんが「花とゆめ」(白泉社)の1982年冬の別冊、1983年春の別冊、夏の別冊に3回に分けて連載された作品が原作で、自ら住んでいる埼玉県を「おちょくる面白さ」を狙ったが、第3話まで執筆した後、魔夜峰央さんが神奈川県横浜市に転居し、その後も連載を続けると、単に埼玉県に対する悪意のある作品となってしまうため、連載を中断し、「未完のマンガ作品」となっている。

1986年に、白泉社より短編集「やおい君の日常的でない生活」に収録される形で刊行されたが、このときはあまり話題にならなかった。2015年にSNSなどインターネット上で本作の内容が話題になり、宝島社より「このマンガがすごい!コミックス(comics)翔んで埼玉」として復刊された。さらに、テレビ番組で取り上げられると、反響を呼んで、宝島社は当初、初版2万5000部の発行を予定していたが、反響の大きさを見て、部数を20万部へと増刷した。2016年2月時点で発行部数は50万部を突破した。

物語はかつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民だが、身を潜めてひっそりと暮らしているところからはじまり、東京都知事の息子で、東京のトップ高校である白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な謎の転校生・麻実麗と出会う。

百美は麻実に淡い恋心を抱き、互いに惹かれあっていく。しかし、麻実が埼玉県出身であったという衝撃の事実を百美が知ってしまい、2人は東京と埼玉の県境で引き裂かれることとなってしまう。

ウイキペディアなどによると、武内英樹さんは1966年生まれ、早稲田大学を卒業、1990年にフジテレビに入社、演出補を担当し、1996年に「みにくいアヒルの子」で初演出、その後、多くのテレビドラマの演出を手掛け、1998年に「神様、もう少しだけ」で第18回ザテレビジョン ドラマアカデミー賞で監督賞、タイトルバック賞を受賞、1999年に「彼女たちの時代」でザテレビジョン ドラマアカデミー賞で監督賞を受賞した。
2005年に「電車男」、2006年に「のだめカンタービレ」でザテレビジョン ドラマアカデミー賞で監督賞、音楽賞を受賞、世界のドラマの祭典ソウルドラマアワード2007において「のだめカンタービレ」で最優秀監督賞、最優秀音楽監督賞、最優秀作品賞を受賞している。

現在、ドラマ制作センターに所属している。映画監督としては2009年に「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」でデビューし、2010年に「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」で総監督を務め、2012年に映画「テルマエロマエ」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、イタリアウディネ国際映画祭でマイムービーズ賞(ネットによる観客賞)を受賞している。2015年にドラマ「デート-恋とはどんなものかしら」でギャラクシー賞2014選奨受賞、ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で監督賞、最優秀作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞を受賞している。

チケットはチケットぴあを通じて最速抽選プレミアムを受付中で、14日11時締め切り。先行販売も受付中で15日11時締め切り。16日10時から一般発売する。料金は2000円均一。

丸善丸の内で池田あきこ「ダヤン」版画展

【銀座新聞ニュース=2019年2月12日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は2月13日から19日まで4階ギャラリーで池田あきこさんによる「ダヤンアートフェア&版画展」を開く。

丸善・丸の内本店で2月13日から19日まで開かれる池田あきこさんの「ダヤンアートフェア&版画展」に出品される作品。

架空の世界「わちふぃーるど」に住む猫の「ダヤン」を中心とした物語で知られる「株式会社わちふぃーるど」(埼玉県富士見市鶴瀬西3-1-5、049-268-1250)の代表取締役、池田あきこ(池田晶子=いけだ・あきこ)さんが版画「劇場の構想」や「団らんラバー」などを展示販売する。また、書籍やアパレル、雑貨などのダヤングッズも揃えている。

池田あきこさんは1950年東京都武蔵野市吉祥寺生まれ、1970年に青山学院短期大学国文科を卒業、在学中はバトントワリング同好会に所属、卒業後は読売広告社に入社、1973年から母親が始めた皮細工工房を手伝い、自ら革人形などを制作し、1974年に子どもの頃作った、オリジナルキャラクターの「わちふぃーるど」を自分のペンネームとして使い、1976年から皮工房「わちふぃーるど」とし、本格的に革小物の生産をはじめた。

1983年に東京・自由が丘に直営店「わちふぃーるど」を開店、店のマークとして猫のダヤンが誕生、パステルと色鉛筆を使い、絵を描きはじめ、1986年に「株式会社わちふぃーるど」を設立、代表取締役社長に就任、1987年から不思議な国わちふぃーるどの物語を、ダヤン中心に創りはじめ、ショートストーリー中心の「12の月の物語」を刊行した。

1988年に初の絵本「ダヤンのおいしいゆめ」(ほるぷ出版)を刊行、1992年に日本テレビ系連続アニメ「ヨーヨーの猫つまみ」の原作を手がけ、1993年に小学3年生国語教科書(東京書籍)「手ぶくろを買いに」のさし絵を手がけ、コレクションブックシリーズ第1作「ダヤンのたんじょうび」を刊行した。

1996年に画集「サウス風物詩」を刊行、モロッコやイタリアを旅し、帰国後、スケッチ紀行「モロッコへ行こう」を刊行、1999年に不思議の国わちふぃーるどを解明する長編ファンタジー第1巻「ダヤン、わちふぃーるどへ」を刊行し、2007年に長編ファンタジー第7巻「ダヤン、タシルへ帰る」で完成した。2010年に長編ファンタジー新シリーズ第1巻「ダヤン、クラヤミの国へ」を刊行、2012年に第2巻「ダヤンと恐竜のたまご」を刊行している。

16日13時から池田あきこさんによるサイン会を開く。16日までに対象版画や書籍を税込3000円を購入すると、先着100人までサイン会に参加できる整理券をもらえる。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)、入場は無料。期間中、税込3000円以上購入すると、A4クリアファイルをもらえる。

セイコーが銀座7丁目に「グランドセイコー」専門店

【銀座新聞ニュース=2019年2月11日】国内時計業界第3位、国内精密機器業界第8位のセイコーホールディングス(中央区銀座1-26-1、03-3563-2111)傘下のセイコーウオッチ(中央区銀座1-26-1、03-3564-2111)は2月15日に「グランドセイコーブティック 銀座」(中央区銀座7-9-16、03-3562-3800)を開業する。

セイコーウオッチが2月15日に開業する「グランドセイコーブティック 銀座」の店内のイメージ。

「グランドセイコーブティック 銀座」は2015年7月に開業した「セイコープレミアムブティック 銀座」を改装したもので、「セイコープレミアムブティック」時代はセイコーの3つの高級帯腕時計ブランドのグランドセイコー、クレドール、ガランテを取り扱う専門店だった。

2017年にスイスの高級腕時計に対抗するため、セイコーから独立ブランド化した(SEIKOのロゴを外す)「グランドセイコー」のみを取り扱う「グランドセイコーブティック」として、新たにリニューアルオープンする。

「グランドセイコーブティック 銀座」は、ブランドカラー「紺色」を基調にデザインされ、85平方メートルの売り場面積に「グランドセイコー」のフルライン、約200点の商品を取り揃え、約160点を陳列している。

セイコーウオッチは銀座では和光本館(銀座4丁目)、グランドセイコーブティック 銀座(銀座7丁目)、セイコーブティック(銀座シックス=GINZA SIX)と合わせ4拠点体制となっている。

「グランドセイコー」は日本国内で部品生産から組み立てまで一貫して専門の時計師集団によって作られている腕時計で、毎年、スイスのバーゼル・フェアで新作コレクションを発表し、最高レベルの実用腕時計ブランドとして知られる。

ブランドのコンセプトは「最高の普通」と「実用時計の最高峰」で、 初代モデルは1960年に旧諏訪精工舎(現セイコーエプソン)が、最高級モデルとしていた「ロードマーベル」のさらに上のクラスのラインとなる国産最高級機械式腕時計として開発された。

初期は諏訪製の在来高級モデルの精度と外装仕上げを高度化したものだったが、1960年代を通じて、当時のセイコーグループのもう一つの腕時計製造部門、東京・亀戸の第二精工舎(現セイコーインスツル)でも並行して開発を手掛け、諏訪、亀戸両社の系列内競合開発過程で、専用の高精度・高振動ムーブメントと質実剛健な外装デザインによる、独特のキャラクターを確立した。

ウイキペディアによると、グランドセイコーは、長年、基本が変わらない普遍的なデザインを踏襲しつつ、その時々における最高の技術を導入して作られている。常に高い精度、信頼性と仕上げを追究し、スーツなどのフォーマルなスタイルにもカジュアルにも似合うシンプルで上質なデザインが特徴とされている。

また、セイコーが27年間かけて完成させた、機械式、クォーツに続く第3の時計駆動方式である「スプリングドライブ」を採用し、機械式、クォーツ、スプリングドライブの3つの駆動装置をつくることができる時計メーカーとして世界で唯一となっている。スイスの高級腕時計メーカーからスプリングドライブの供給を打診されたが、セイコーは断ったといわれている。現在、クォーツとスプリングドライブはエプソン、機械式は盛岡セイコーが生産している。

ロレックスをはじめとするスイス高級時計メーカーは自社製品がスイス公認クロノメーター規格の検査に合格することが、高級時計である証のひとつとしているが、セイコーは公認クロノメーター規格よりさらに厳しい検査基準を制定し、これを「グランドセイコー規格」(GS規格)とし、1960年代中期以降のグランドセイコーはすべてGS規格に合格している。

セイコーホールディングスの創業時の旧服部時計店は1881年12月に服部金太郎(はっとり・きんたろう、1860-1934)が創業した輸入時計、宝飾品の販売店で、1892年に「精工舎」を設立し、掛時計を生産し、1913年に腕時計を製造、精密機器、電子部品、電子機器メーカーとして発展し、世界のセイコーの礎を築き、「日本の時計王」とも呼ばれた。

1917年に会社化された「株式会社服部時計店」は1983年に株式会社服部セイコー、1997年にセイコー株式会社への改称を経て、2001年に純粋持株会社となり、2007年にセイコーホールディングス株式会社に改称した。

戦前・戦中はカメラの輸入代理店、国内メーカーの代理店、小売業者としても有力業者であり、当時創業した国内メーカーの多くが同店から創業資金を得ていた。例えば、現在でも光学ガラスメーカーのオハラの筆頭株主(セイコーホールディングスの子会社であるセイコーインスツルおよび京橋起業の持分を合わせると47%強)だが、しかし、カメラの代理店業務、小売からは戦後しばらくして撤退した。現在もウォッチが連結売上高の50%以上を占めている。

営業時間は11時から20時(日曜日、祝日は19時)。年末年始を除いて無休。また、 日本語、英語、中国語(北京語) に対応している。問い合わせはセイコーウオッチお客様相談室(0120-061-012)まで。

丸善丸の内で「招き猫」展、岡村洋子、蝉丸ら12人

【銀座新聞ニュース=2019年2月10日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は2月13日から19日まで4階ギャラリーで「時代を超えるラッキーゴッド 招き猫傑作展」を開く。

丸善・丸の内本店で2月13日から19日まで開かれる「時代を超えるラッキーゴッド 招き猫傑作展」のフライヤー。

江戸時代末期に誕生した招き猫は江戸、明治、大正、昭和、平成の5つの時代を超えて人々に福を招き続けてきたが、新たな時代を迎えようとしている今、傑作招き猫を一堂に集めて展示販売する。

出品するのは、絵画、立体の天野千恵美(あまの・ちえみ)さん、陶芸の岡村洋子(おかむら・ようこ)さん、陶芸の岡山富男(おかやま・とみお)さん、造形の小沢康麿(おざわ・やすまろ)さん、立体造形の桜井魔己子(さくらい・まみこ)さん、造形の蝉丸(せみまる)さん。

彫刻の西岡良和(にしおか・よしかず)さん、九谷焼の東早苗(ひがし・さなえ)さん、陶芸の東直生(ひがし・なおと)さん、万古焼(ばんこやき)の水谷満(みずたに・みつる)さん、陶芸のもりわじんさん、造形の渡辺志野(わたなべ・しの)さんの12人。

ウイキペディアによると、招き猫は前足で人を招く形をした、猫の置物で、猫は農作物や蚕(のみ)を食べるネズミを駆除するため、古くは養蚕の縁起物でもあったが、養蚕が衰退してからは商売繁盛の縁起物とされている。

右手(前脚)を挙げている猫は金運を招き、左手(前脚)を挙げている猫は人(客)を招くとされる。両手を挙げたものもあるが、「欲張りすぎるとお手上げ万歳になるのが落ち」と嫌う人も多い。

一般には三毛猫であるが、近年では、地の色が伝統的な白や赤、黒色の他に、ピンクや青、金色のものもあり、色によっても「学業向上」や「交通安全」(青)、「恋愛」(ピンク)など、意味が異なる。黒い猫は、昔の日本では「夜でも目が見える」などの理由から、「福猫」として魔除けや幸運の象徴とされ、黒い招き猫は魔除け厄除けの意味を持つ。

また、赤色は疱瘡(ほうそう)や麻疹(はしか)が嫌う色、といわれてきたため、赤い招き猫は病除けの意味を持つ。また、福の字が逆さまに書かれているのは、福を倒すとしてそこから似た漢字の到達をあらわす。

日本一の生産地は愛知県常滑市で、他に同県瀬戸市があり、主に陶器製である。ほかに群馬県の高崎市近郊などで、達磨とともに、同じ製法で生産されている(木型に和紙を張る「張り子」)。近年はプラスチック製品なども登場し、今でも毎年数多くの招き猫が流通している。ソーラーパネルからの電力で実際に招く動作を繰り返す玩具なども製品化されている。

9月29日は、日本招猫倶楽部が制定し日本記念日協会が認定した「招き猫の日」とされている。この日の前後の土・日曜日を中心に、三重県伊勢市のおかげ横丁、愛知県瀬戸市、長崎県島原市などで「来る福招き猫まつり」が開かれている。

1853(嘉永5)年の項に浅草花川戸に住んでいた老婆が貧しさゆえに愛猫を手放したが、夢枕にその猫が現れ、「自分の姿を人形にしたら福徳を授かる」と言ったので、その猫の姿の人形を今戸焼(今戸人形)の焼き物にして浅草神社(三社様)鳥居横で売ったところ、たちまち評判になったという。

また、古い伝世品や遺跡からの出土品から江戸時代の今戸焼製招き猫の存在は確認でき、嘉永5年の記述と符合する。記録では浅草寺および浅草神社(旧・三社権現)にゆかりのものである。

平成のはじめ頃より、浅草今戸に鎮座する今戸神社は、平成の招き猫ブームや縁結びパワースポットブームに乗り、自ら「招き猫発祥の地」として看板を掲げ、多くの招き猫が奉られるようになった。その論拠は、旧今戸八幡が今戸焼の産地である浅草今戸町の産土神であったことによるものであるが、古い文献などには招き猫と今戸神社(1937年に旧今戸八幡と旧亀岡町白山神社とが合祀)との結びつきを示す記録は見当たらない。

現在、神社本殿に祀られている大型の招き猫は、戦後の常滑産招き猫の形状を参考に造形されたものであり、社務所より授与されている招き猫の形状は、土焼製磁器製のものも、ともに江戸明治の今戸焼製の伝世品や遺跡からの出土品とは異なるものであり、時代考証的にも伝統性のない現代の創作品としている。

ほかに、豪徳寺説(東京都世田谷区)、自性院説(東京都新宿区)、伏見稲荷大社説(京都府京都市伏見区)などもある。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)、入場は無料。

注:「小沢康麿」の「沢」と「桜井魔己子」の「桜」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。