丸善丸の内で慶応図書館「古代中世の漢籍」展、論語疏や六臣註文選等

【銀座新聞ニュース=2020年10月5日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は10月7日から13日まで4階ギャラリーで「第32回慶応義塾図書館貴重書展示会『古代・中世 日本人の読書』」を開く。

丸善・丸の内本店で10月7日から13日まで開かれる「第32回慶応義塾図書館貴重書展示会『古代・中世 日本人の読書』」に展示される初公開となる「論語疏」。

「慶応義塾図書館貴重書展示会」は、1985年から慶応義塾図書館が所蔵する数ある貴重書を各回テーマに沿って展示し、通常は閲覧が制限される貴重書を無料公開している。今回は、古代、中世の日本において、読書の対象となったのは主として中国伝来の書物「漢籍」で、当時の日本人はこの難解な書物をどのように学習し、どのように活用したのか。古代から中世にいたる読書の様相を慶応図書館の蔵書でたどる。

今回、展示される主な資料としては、中国・六朝時代(222年から589年)の学者として知られる梁(りょう、502年から557年)の皇侃(おうがん、488-545)の手による「論語」の注釈書「論語疏(ろんごそ)」(正式書名「論語義疏(ろんごぎそ)」で、南北朝末隋時代の写本)。今回が初公開となる。

「論語」は中国古代の思想家、儒教の祖として知られる孔子(こうし、紀元前552、あるいは551-479)の言行や高弟たちとの対話を元に、その死後に門人たちが編さんしたと推定されている。「古事記」と「日本書紀」によれば、日本へ初めて伝わったのは応神天皇(おうじん・てんのう、363-403)の第16年(378年)とされている。

古代・中世においては公家・武家における教養の基本書で、江戸時代になると一般人士にまで読まれ、その後、現代にいたるまで、多くの人に読み継がれている。今回、公開する「論語疏」は巻6のみが伝存し、慶応大学の研究グループの分析により、奈良から平安時代よりもさらに古く、日本国外で写された「論語」の伝世最古の写本(出土資料を除く)と考えられている。

「論語義疏」はすでに中国国内では散佚(さんいつ)しており、本書は遣隋使、遣唐使によってもたらされた、隋以前の写本であると推定され、伝来した日本にのみ現存している「佚存書(いつぞんしょ)」として知られている。古代の藤原氏印が見られ、中世の所蔵者は不明だが、江戸時代に入ると朝廷の庶務や公文書を管掌する壬生家(みぶけ)に収蔵されていたことが、藤原貞幹(ふじわら・さだもと、1732-1797)の「好古雑記(こうこざっき)」に記載されている。

その次が梁の昭明太子(しょうめいたいし)、蕭統(しょうとう、501-531)が周代(紀元前1046年から紀元前256年)から梁代に至るまでの作者130余名の作品約800編を選び、それを文体にしたがって分類した一大詞華集(詩文集)「六臣註文選(りくしんちゅうもんぜん)」(南宋刊)。

日本でも「文選」は学問の対象となり、大学寮紀伝道(きでんどう)の重要な教科とされた。中国では宋代(960年から1279年)に入ると、数多ある文選注の中から「李善(りぜん)注」と「五臣(ごしん)注」とが選ばれて刊行され、李善注は字句の典拠・用例を精査した点に特徴があり、五臣注は難解な本文を敷衍(ふえん)し、大意を示した点に特徴があるとされている。

両者を合刻(ごうこく)した六臣注も現れ、今回の展示書はその六臣注の南宋末期、建安刊本であり、四部叢刊の底本となった「上海涵芬楼(しゃんはいかんぷんろう)」蔵本と同版で、室町時代の仮名点が書き入れられている。

3つ目が合戦の日取りなどを決めるのに占い(易)が重視された戦国時代において、下野国(栃木県)にある「足利学校」は数多くの軍師を輩出する名門の学校として知られ、易の方法が伝授された際に師から弟子たちへと与えられた6通の文書がまとめて収められた「足利学校易伝授書(あしかががっこうえきでんじゅしょ)」(1568(永禄11)年、1600(慶長5)年の写本)だ。

その中には、孔子にはじまって当時にいたるまでの伝承を系図にして、この時の伝授の内容がきちんと伝えられたことを保証する文書や、伝授を受ける際の精進潔斎(しょうじんけっさい=飲食を慎み身体をきよめ、けがれを避けること)の方法を示した文書、伝授の際に唱えたと思われる呪文が記された文書、伝授された内容をみだりに他人に教えてはいけないとする起請文などがある。

ウイキペディアによると、足利学校は平安時代初期、もしくは鎌倉時代に創設されたと伝えられる中世の高等教育機関で、室町時代から戦国時代にかけて、関東における事実上の最高学府であった。「坂東の学校」と称され、1868(慶応4、明治元)年まで存続し、1915(大正4)年に図書館となった。さらに、1990年に方丈や庭園が復元され公開された。その後は足利市の、心のよりどころ、生涯学習の拠点などとされ、教育委員会によって管理されている。

4つ目が平安時代中期以降、大学寮で儒教経典を専門としてきた明経道(みょうぎょうどう)の博士家である清原家の証本(家の学問的権威を保証する由緒正しい本)の「論語」(1563(永禄6)年の写本)だ。

室町時代屈指の碩学(せきがく)と評される清原宣賢(きよはらの・のぶかた、1475?1550)が加えた訓点を正確に書き移したもので、朱の点によって読み方を表した「ヲコト点」も見ることができるという。

5つ目が「百二十詠」の有注本「百二十詠詩注(ひゃくにじゅうえいしちゅう)」(室町中期の写本)で、儒教社会の習いとして、貴族の子弟は10歳になると読み書きの学習を始めることになっており、その時に用いる書籍は「礼記」の記述に因んで「幼学書」と呼ばれた。古代・中世の幼学書としては「千字文」、「百二十詠」、「蒙求」、「和漢朗詠集」の4種の書が知られ、その中の「百二十詠」の有注本だ。当時、この4種の幼学書を学習することを「四部の読書」と呼び慣わしていた。

「百二十詠」の有注本は現存する伝本が極めて少なく、幼学書の場合、師匠だけが有注本を用い、門弟は正文のみの無注本を携えて伝授の場に臨んだといわれている。

慶応義塾図書館は1907年に慶応義塾創立50周年を迎えた記念事業として1908年に起工され、1912年に竣工された。設計は曽祢中條(そねなか・じょう)建築事務所、施工は戸田組で、1969年に国の重要文化財に指定された。1981年に新図書館が完成したのに伴い、本館は記念図書館、研究図書館として改修再生され、現在、旧館には福沢研究センター、斯道文庫(しどうぶんこ)、泉鏡花(いずみ・きょうか)展示室、大会議室、小会議室がある。

9日18時と11日14時から展示会の監修者である、慶応義塾大学名誉教授の佐藤道生(さとう・みちお)さんによるギャラリートークを開く。佐藤道生さんが展示内容を解説しながら会場を巡る。

佐藤道生さんは1955年生まれ、1980年に慶応義塾大学文学部を卒業、1982年に同大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程を修了、1987年に同大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程を単位取得退学、1989年に同大学文学部助手、1992年に同大学文学部助教授、2003年に同大学文学部教授、2020年に同大学文学部名誉教授に就任している。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)。入場は無料。ギャラリートークの参加希望者は、開始時刻前までに展示会場に集合する。

注:「慶応」の「応」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。

M84で田保橋淳のデジタル版画「虫ケラ曼陀羅」展、虫ケラを追悼

【銀座新聞ニュース=2020年10月4日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル、03-3248-8454)は10月5日から10日まで田保橋淳さんによる「曼荼羅蟲螻」展を開く。

アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)で10月5日から10日まで開かれる田保橋淳さんの「曼荼羅蟲螻」展のフライヤー。展示作品はすべて販売される。

デジタル版画の第一人者で、多摩美術大学名誉教授の田保橋淳(たぼはし・じゅん)さんが「曼陀羅」をテーマにした個展で、今回は造園50年になる「自慢の花も香りも実も災害からの影響かすっかりダメになったが、殺虫剤も不要なほど害虫がいなくなった」ことから、「ムシケラ野郎と目の敵(かたき)にした過去の亡きムシケラたちを追悼の意を捧げ」て、虫螻(むしけら)を曼荼羅で表現したデジタル版画、約30点を展示する。

田保橋淳さんは造園50年になる庭に花も香りも実も楽しみたいと果樹を多く植えた。「収穫が自慢で、ご近所にお裾分けして喜ばれ」てきたが、「地球性能の劣化が原因か、重連する激甚災害からの影響か、この最近、花も香りも実も、すっかりダメになった。これは大変と、素人ながらそれなりの手入れをしているのだが、効果がない。ひと抱え以上の大木のモクレン、サクラのほか、ミカン、レモン、スダチ、カボス、ビワ、キンカンなどがよくない」としている。

しかし、一方で、「殺虫剤散布が必要ないほど、害虫がいなくなった。病気もなくなって殺虫剤も不要になった」という。ムシケラ野郎と目の敵にしたことも、過去のことになった。思えば、何匹虐殺したか。しかし、いかに害虫とはいえ、命あるものをどんどん殺めてよい筈はなかろう」とし、今は亡きムシケラたちに追悼の意を捧げ、冥福を祈ることにした、としている。

ウイキペディアによると、「曼陀羅(曼荼羅)」は仏教(特に密教)において聖域、仏の悟りの境地、世界観などを仏像、シンボル、文字、神々などを用いて視覚的、象徴的に表したものという。

古代インドに起源をもち、インドでは諸神を招く時、土壇上に円形または方形の魔方陣、マンダラを色砂で描いて秘術を行う。色砂で土壇上に描くため、古い物は残っていないが、チベット仏教などでは今でも修行の一環として儀式、祭礼を行う時に描かれる。

曼陀羅はその形態、用途などによってさまざまな分類があるが、すべての曼陀羅に共通する点は、1)複数の要素(尊像など)から成り立っている、2)複数の要素が単に並列されているのではなく、ある法則や意味にしたがって配置されている、の2点としている。密教系の絵画でも、仏像1体だけを表したものは「曼陀羅」とは呼ばれない。

「曼陀羅」とは、複数の要素がある秩序のもとに組み合わされ、全体として何らかの宗教的世界観を表したものと要約できるとしている。

田保橋淳さんは1931年韓国ソウル市生まれ、1953年に金沢美術工芸大学美術科油彩専攻を卒業、東京教育大学(現筑波大学)教授の大智浩(おおとも・ひろし、1908-1974)に師事し、1957年に株式会社電通に入社、1969年から金沢美術工芸大学客員教授を兼務、1980年に電通第二クリエーティブ局長。

1991年に電通を退職、多摩美術大学教授(グラフィック学科長)、東京アートディレクタークラブ会員、日本グラフィックデザイナー協会会員、日本広告学会会員などを経て、2002年に多摩美術大学を退職し、現在、多摩美術大学名誉教授、金沢美術工芸大学名誉客員教授。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は17時)まで。入場は無料。

サニーヘルス、傾斜がゆるやかな山歩きでダイエットを、途中の栄養補給も

【銀座新聞ニュース=2020年10月3日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「通常のウォーキング数倍の効果が!秋の山歩きダイエット」を発表した。

公園や家の周辺などいつもの場所で行う散歩も悪くないが、自然や景色を楽しみながらの「山歩き」も時にはしたい。

健康的にやせるためには、食事制限にばかり偏(かたよ)るのではなく、運動を取り入れるのが鉄則で、筋肉をつけるためにジム通いをすることや、自宅トレーニングが現在ブームとなっているものの、過ごしやすい気候の時期なら、ウォーキングやランニングなど屋外での運動も取りいれたい。

公園や家の周辺などいつもの場所で行うのも悪くないが、自然や景色を楽しみながらの「山歩き」はどうだろうか。山歩きなら、レジャーとダイエットを両立させることができるので、秋の行楽シーズンには、ダイエットを兼ねて山へ出かけたい。

●ウォーキングでも平地より山のほうがダイエット効果が高い

通常のウォーキングは、さまざまな有酸素運動の中でも気軽に始めやすいという点においては、とても優れている。ただし、ウォーキングはスタートするのにハードルが低いとはいえ、その運動強度(運動時の負荷)はあまり大きくはない。運動強度の表し方に「METs(メッツ)」というものがあり、安静時を1METsとすると、ウォーキングは3.5METsだ。

一方、山歩きというと、軽めのランニングと同程度の6.5METsになる。つまり、同じウォーキングでも、歩く場所を近所から山に変えるだけで、倍近くの運動強度になる。さらに、山歩きをする場合はウォーキングよりも長時間歩くことになる。

山歩き中にバテてしまわないために、「行動食」の準備もしたい。山でエネルギーや栄養を補給するためのもので、数時間までの山歩きなら、グラノーラなど穀類系、固形やゼリー状の栄養補助食品など、糖質が多いものが適している。

ウォーキングの時間は20分から30分が平均だが、山歩きの場合、初心者向きのコースでも登り下り、往復の所要時間は1時間から2時間程になる。運動強度と運動時間を考えると、近所をウォーキングする場合の数倍もの運動効果が得られる。

例えば、首都圏で人気の高尾山のような勾配の山の場合、体重60キロの女性が約3時間登山をした際の消費カロリーは、なんと約1000キロカロリーにもなる。

●山歩きダイエットのポイント

1)ダイエット向きの山を選ぶ
山歩きダイエットは、ハードな登山ではなくあくまでも自然や景色を楽しみながら歩くことが目的で、そのためには、傾斜がゆるやかで登りは30分から1時間程度の初心者向けの山が最適だ。

傾斜のきつい山だと運動強度は上がるが、長い時間歩き続けることが難しい。足腰への負担も大きい。ダイエットを目的とした山歩きなら、無理なく歩き続けることができる山を選びたい。

2)歩くペース
苦しくならずに会話ができる程度のペースを保って歩くようにする。無理なく歩ける山がベストだが、途中で傾斜のきつい登りや階段などがあったら、スピードを落とすようにする。

もしケーブルカーがある山なら、登りは歩き、下りはケーブルカーに乗るなど、自分の体力や足腰の状態を考慮したい。

3)食事をきちんと摂る
糖質制限ダイエットで穀類を食べないようにしている人は要注意だ。山歩きは有酸素運動なので脂肪もエネルギーとして利用されるが、運動時にはまず糖質がエネルギーとして使われ、不足した状態だと脂肪燃焼効率が下がる。

山歩きをする1.5時間から2時間前までに、バランスの取れた消化に良い食事を摂っておきたい。ただし、運動するからといつも以上に食べるのはよくない。本格的な登山ならまだしも、山歩きは少し強度の高いウォーキングなので、食べ過ぎてしまってはダイエット効果が得られない。

また、山歩き中にバテてしまわないために、「行動食」の準備もしておきたい。行動食とは、山でエネルギーや栄養を補給するためのものだ。数時間までの山歩きなら、グラノーラなど穀類系、固形やゼリー状の栄養補助食品など、糖質が多いものが適している。

4)山歩き後の栄養補給
楽しみながら歩けるペースでの山歩きなら、本格的な登山に比べ、体への負担はそれほど大きくはない。しかし、ダイエットのためにと下山後の食事を制限するのはよくない。下山後に栄養を補給することが、疲労回復や筋肉痛の緩和などに影響を及ぼす。

摂取すべき栄養素は糖質とタンパク質で、下山後なるべく早いタイミングで摂取することが大切だ。おにぎり、サンドイッチ、ゆで卵、栄養補助食品など、食べやすいものを選びたい。

山歩きダイエットをするなら、週に1度は出かけたいところだが、さすがに毎週は難しいということなら、せめて月に1回でも山へ赴いてみてほしい。ダイエットのための運動という意識ではなく、無理なく長時間のウォーキングをすることができるし、自然の中でリフレッシュすることができる。初心者向けのコースでも、甘く見ずにしっかり準備を整えて臨みたい。

銀座ライオンが12月まで「感謝デー」、4、14、24日に生ビール半額等

【銀座新聞ニュース=2020年10月2日】ビール系飲料業界第4位のサッポロホールディングス(渋谷区恵比寿4-20-1)グループで、ビヤホール、レストランなどを運営するサッポロライオン(中央区八丁堀4-3-3、ダイワ京橋ビル)は10月から12月まで4日、14日、24日に「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」(中央区銀座7-9-20、銀座ライオンビル、050-5788-0502)など全国のサッポロライオンチェーン店で生ビール全品の半額など「ライオンファン感謝デー2020」を実施する。

サッポロライオンが10月から12月の4日、14日、24日に「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」などで生ビール全品の半額などを実施する「ライオンファン感謝デー2020」のフライヤー。

「8月4日」は1899年8月4日に日本初のビヤホール「恵比寿ビヤホール」が銀座の新橋際(当時は京橋区南金六町=みなみきんろくちょう=5番地、現銀座8丁目)に開業したのを記念した創業の日で、サッポロライオンは「8月4日はビヤホールの日。」として、毎年、全国のライオンチェーン店で、「サッポロ生ビール 黒ラべル」をはじめとする生ビールを終日半額で提供してきた。

しかし、今年は新型コロナウイルスの拡大で中止した。このため、10月から12月まで4日は「みんなのビヤホールの日」として、生ビール全品を終日半額で提供する(缶ビールと瓶ビールは対象外)。

また、今年が1899年から121年目に当たることから、3カ月間の14日は「チキンの唐揚げ」を1個税別121円で販売する。さらに、24日は「当店自慢の1品」を半額で提供する。店舗によって1品は異なる。いずれも平日15時から、週末は終日提供する。

ウイキペディアなどによると、ビヤホールは1897年7月20日に、大阪市北区中之島の大江橋南詰に大阪麦酒(現アサヒビール)が「氷室生ビール」と洋食をメニューにした本格的なビヤホール「アサヒ軒」を開いたのが最初とされている。1899年8月4日に東京府京橋区南金六町5番地(現東京都中央区銀座8丁目)に、日本麦酒醸造(現サッポロビール)が「恵比寿ビヤホール」を開店し、初めて「ビヤホール」の名称が使われた。これを記念して8月4日は「ビヤホールの日」とされている。

「恵比寿ビヤホール」は広さが35坪(約116平方メートル)、2階建てのレンガ造りの建物の2階を間借りして開店した。床はリノリウム張り、イスやテーブルはビールの樽材でつくられるなど、当時としてはモダンな店舗だった。このビヤホールはひじょうに繁盛し、毎日売り切れの立札をするほどで、1日の来客数は平均800人に達し、遠方から馬車でやってくる人もいたという。

当時、ヨーロッパのビヤホールではビールを飲むだけで、料理については赤い大根(ラディッシュ)くらいで、「恵比寿ビヤホール」でも「大根のスライス」をおつまみとして提供していたが、人気がなかったとしている。1934年に「恵比寿ビヤホール」の後継店舗として開店した「銀座ビヤホール(現ビヤホールライオン銀座七丁目店)」では、おつまみとして、フライビンズやソーセージ、チーズ、サンドウィッチなどを提供した。

サッポロライオンが創業100周年の1999年に「日本に初めてビヤホールが誕生した記念日」として「8月4日はビヤホールの日。」を制定し、同時にサッポロライオンの創業日でもあり、2020年に創業1219周年を迎えている。

銀座地区のサッポロライオンチェーン店は「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」のほか、「ビア&ワイングリル(BEER&WINE GRILL)銀座ライオン 銀座七丁目店」(中央区銀座7-9-20、銀座ライオンビル、03-3571-2590)、「ライオン 銀座5丁目店」(中央区銀座5-8-1、銀座プレイス、03-3571-5371)、「エビスバー(YEBISU BAR)銀座二丁目店」(中央区銀座2-5-7、GM2ビル、03-3561-5234)。

「エビスバー(YEBISU BAR)銀座コリドー街店」(中央区銀座8-2先、コリドー街、03-3573-6501)、「北海道 留萌マルシェ 銀座店」(中央区銀座5-14-17、銀座USBビル、03-3541-1234)、「グランポレール ワインバー トーキョー(GRANDE POLAIRE WINEBAR TOKYO)銀座コリドー街店」(中央区銀座8-2先、銀座コリドー街、03-3575-5222)。

「個室・炉端料理かこいや 銀座七丁目店」(中央区銀座7-9-20、銀座ライオンビル、03-3571-5607)、「海鮮居酒屋おおーい北海道 長万部酒場 銀座店」(中央区銀座3-7-12、王子不動産銀座ビル、03-5524-5311)。

有楽町地区では「プイライベートダイニング(PRIVATE DINING)点(ともる)有楽町店」(千代田区有楽町2-3-5、アウネ=aune=有楽町、03-5568-7260)。

営業時間は原則として11時から23時まで。

ホットペッパー調べ外食8月、市場40%減に改善、実施率、単価が幅縮小

【銀座新聞ニュース=2020年10月2日】大手情報会社のリクルートグループの旅行、レジャー、飲食などの情報サービス会社、リクルートライフスタイル(千代田区丸の内1-9-2、03-6835-1000)の「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は10月1日に8月の「外食市場調査」を発表した。

銀座コージーコーナーは10月5日から11月中旬まで銀座1丁目本店(中央区銀座1-8-1、池田園ビル、03-3567-5015)などで「長野県産シャインマスカットのパフェ」を発売する。旬のフルーツを使ったデザート「旬のフルーツ直行便」シリーズのひとつとして長野県産白ぶどうを使ったパフェを提供する。価格は銀座本店が単品1373円(税別)、ドリンク付1755円(ほかは単品100円引き、ドリンク付は200円引き)。

それによると、8月の首都圏・関西圏・東海圏(東名阪)の3圏域の外食市場規模は前年同月比39.6%減の2101億円と6カ月続けて前年を下回ったものの、6月(43.9%減)、7月(43.5%減)に比べ、およそ4ポイント改善している。

圏域別では首都圏が1224億円(同42.8%減、9カ月続けて減)、関西圏が611億円(同33.2%減、7カ月続けて減)、東海圏が267億円(同36.9%減、6カ月続けて減)といずれも前年を大幅に下回ったが、地域差が大きく出ている。首都圏と関西圏が7月(それぞれ48.2%減、37.5%減)よりも改善しているが、東海圏が7月(30.0%減)よりも悪化している。

外食単価は前年比110円マイナスの2404円と2カ月続けて下落(同4.4%減)、外食頻度(外食回数)が月3.73回で同0.63回減って6カ月続けて下落、外食実施率は同19.6ポイントダウンの57.5%と9カ月続けて下回った。

市場規模の回復に影響したのは外食実施率と外食単価で、いずれもマイナス幅が縮小したことで改善した。

また、業態別でも6カ月連続して主要16業態すべてで市場規模が前年比マイナスで、4月、5月でもっともマイナス幅が大きかった飲酒主体業態(居酒屋、バー、カラオケ、スナック)のうち、居酒屋が6月(49.4%減)に回復傾向を見せ、7月(54.7%減)に再び悪化していたが、8月(50.3%減)は改善している。

主要16業種(調査は26分類)を対象とした外食市場規模は、増えた業種がゼロで、「居酒屋(焼鳥、串焼き、串揚げなどを含む)」が370億円減の366億円、「和食料理店(すし、割烹、料亭、郷土料理専門店等)」が181億円減の327億円、「フレンチ・イタリアン料理店(ファミリーレストラン以外)」が118億円減の149億円、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」が120億円減の272億円と5業種で減少幅が100億円を超えた。

外食単価は「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」が217円高の8679円、「フレンチ・イタリアン料理店(ファミリーレストラン以外)」が284円高の4521円、「お好み焼き、鉄板焼き等の専業店」が148円高の2773円など6業種が上昇した。

一方で、「和食料理店(すし、割烹、料亭、郷土料理専門店等)」が156円安の3651円、「カラオケボックス」が541円安の2297円、「アジアン料理店」が217円安の2574円など、9業種が下落した。

調査は首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏90分圏、関西圏80分圏、東海圏60分圏の市区町村に住む20歳から69歳までの男女を対象にインターネットによって実施した。

実施時期は事前調査を7月22日から8月3日まで49万9406件を対象に行い、回収数が3万2365件(回収率は6.5%)。本調査は9月1日から8日まで1万2604件を対象に実施し、回収数が1万0364件、回収率は82.2%、有効回答数が1万0260件だった。

本調査での「外食(実施率)」とは、夕方以降の時間帯で店で食事した場合を対象とし、1日2回までの外食を含んでいる。また、2019年4月から調査対象にコンビニなどの「イートイン」の選択肢を追加している。