レインズが牛角、土間土間などで増税前にビール等割安で

【銀座新聞ニュース=2019年9月4日】国内最大の外食グループ、コロワイド(神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1、ランドマークタワー)傘下で、焼肉レストランの「牛角」や「居酒家土間土間」などを運営するレインズインターナショナル(神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1、ランドマークタワー、0120-142-029)は9月4日から30日まで、牛角、かまどか、土間土間、しゃぶしゃぶ温野菜の全店舗で、消費税増税前の「駆け込みトク呑み」を順次、実施している。

「牛角」全店で9月30日まで実施している「駆け込みトク呑み」のクーポン画面。これを見せると、生ビール(通常500円)を何杯でも1杯88円で飲める。

10月1日から消費税が8%から10%に増税されることから、増税前に生ビールをお得に堪能してもらいたいということから、レインズインターナショナルのチェーン店で、主にビール類を割安で提供する。

「牛角」は「牛角八重洲店」(中央区八重洲1-7-10、八重洲YKビル、03-6202-1129)などなど全店(牛角ビュッフェを除く)で4日から30日までクーポン画面を着席時に提示すると、生ビール(通常500円)を何杯でも1杯88円で飲める。ただし、割引後の飲食代金が3000円(料金はすべて税抜)以上の場合に利用できる。

「かまどか」は「かまどか新橋店」(港区新橋2-15-7、Sプラザ弥生、03-3500-1194)などで、5日から30日までクーポン画面を着席時に提示すると、生ビール(490円)を何杯でも1杯88円で飲める。ただし、割引後の飲食代金が3000円以上の場合に利用できる。

「土間土間」は「土間土間銀座1丁目店」(中央区銀座1-5-10、ギンザファーストファイブビル、03-5524-3550)など全店で、6日から30日までクーポン画面を注文時に提示すると、唐揚げとフライドポテトがワンコイン500円で食べ放題&生ビール&ハイボール&レモンサワーをそれぞれ190円で提供する。

制限時間は2時間(ラストオーダーは90分後)、食べ残しは禁止(追加料金が発生する場合がある)、割引後の飲食代金が1人2000円以上の場合に利用できる。別途、お通し(350円)がつく。

「しゃぶしゃぶ温野菜」は「しゃぶしゃぶ温野菜銀座5丁目店」(中央区銀座5-9-12、ダイヤモンドビル、03-6274-6029)など全店舗で、12日から10月14日までクーポン画面を注文時に提示すると、生ビール(490円)を何杯でも1杯88円、ハイボール(全5種、500円)とレモンサワー(全3種、380円から480円)、ソフトドリンク(全15種)は1杯100円で飲める。

ただし、各種食べ放題注文のお客で、割引後の飲食代金が5000円以上のときに利用できる。ランチ時間は対象外。

キリン、サッポロがホップ「ソラチ」誕生35年イベント

【銀座新聞ニュース=2019年9月4日】アルコール系飲料と清涼飲料など飲料の国内総合首位、キリンホールディングス(中野区中野4-10-2、中野セントラルパークサウス、03-6837-7000)グループのキリン(同上、03-6837-7001)傘下のキリンビール(同上、03-6837-7002)と、飲料業界第4位のサッポロホールディングス(渋谷区恵比寿4-20-1)グループのサッポロビール(渋谷区恵比寿4-20-1、0120-207-800)は9月5日から16日まで、ホップ「ソラチエース」の誕生35周年を記念して、共同で「ソラチエース誕生祭-こちらでソラチ、そちらでもソラチ」を開く。

キリンビールとサッポロビールが9月5日から16日まで共同で実施する「ソラチエース」の誕生35周年記念「ソラチエース誕生祭-こちらでソラチ、そちらでもソラチ」で提供される「ブルックリン ソラチエース」(左)と「ソラチ(SORACHI)1984」。

1984年に北海道空知郡上富良野町にある、サッポロビールの原料試験場(現バイオ研究開発部北海道原料研究センター)で開発されたホップ「ソラチエース」の誕生35周年を記念して、キリンビールグループの運営する店とサッポロビールグループが運営する店で、それぞれビールとセットした「ソラチエースペアリングセット」(税込1500円)を提供する。

キリンビール系の店舗は銀座ソニービル(中央区銀座5-3-1)地下4階にある「ビア・トゥ・ゴー・バイ・スプリング・バレー・ブリュワリー(“BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY、BTG)」で、サッポロビール系の店舗は「ビヤケラー東京(Bier Keller Tokyo)新橋店」(港区新橋2-19-10、新橋マリンビル、03-3569-6088)。

メニューはキリンビール系がアメリカのブルックリン・ブルワリー社の「ブルックリン ソラチエース」(瓶1本)とペアリングデリー2種で、デリーは季節野菜のカレーマリネ、スパイシーチポトレチキン、サーモンマリネ ディルグリーンソース、レモンとビーツのフムスの4種から選べる。「ブルックリン ソラチエース」のみは750円。デリー単品は各500円。

サッポロビール系が主にアメリカ産ソラチエースを使った「ソラチ(SORACHI)1984」(樽生1杯)とクリームチーズとドライクランベリー、秋刀魚のマリネ、2種のハム、自家製フォカッチャをセットで提供する。

サッポロビールによると、ソラチエースは1984年に北海道空知郡上富良野町にある、サッポロビールの原料試験場(現バイオ研究開発部北海道原料研究センター)で開発されたホップで、ヒノキや松、レモングラスを思わせるかなり個性的な香りを放つのが特徴となっている。

当時、日本国内ではピルスナースタイルのビールが主流で、マイルドなホップ香のアロマホップが好まれ、「ソラチエース」の強烈な個性を受け入れられず、その後、試験醸造にとどまり、長い間バイオ研究開発部の品種保存圃場に保存された。

「ソラチエース」は1994年にアメリカのオレゴン州立大学とのホップ遺伝資源交換のため、アメリカに渡ったが、その後も注目されず、一部の醸造所でビール醸造に使用されるのにとどまった。2002年ころにアメリカの有名なホップ産地、ワシントン州のヤマキ地方で農業を営む、ホップ農場マネージャーのダレン・ガメシュ(Darren Gamache)さんが、「ソラチエース」と出会い、多くの醸造所に「ソラチエース」を使ったビールの製造を頼んだ。

実際に醸造した醸造家から「製品の仕上がりがよくなる」や「深みがでる」、あるいは「レモン、ディル、松の香味などのバランスが絶妙」などといった評価を得た。当時のアメリカはクラフトビール(地ビール)ブームの芽が出始めていたころで、クラフトビールには欠かせない、「違いを作るホップ」として注目され、ワシントン州などで「ソラチエース」の栽培が盛んになっている。その後、アメリカ国内のほかヨーロッパでも「ソラチエース」が放つ個性的な香りが話題となっている。

2016年にサッポロビールが「イノベーティブ・ブリュワー(Innovative Brewer)」ブランドから「ソラチエース」を使用したクラフトビール「クラフト・ラベル・ザッツ・S・ホップ・伝説のソラチエース(Craft Label THAT’S HOP 伝説のSORACHI ACE)」を商品化した。

さらに、サッポロビールが今年4月に「イノベーティブ・ブリュワー」ブランドから「ソラチ(SORACHI)1984」(ゴールデンエール)を販売した。一方、キリンビールは「ソラチエース」を使用したアメリカの代表的なクラフトビールメーカー、ブルックリン・ブルワリー社の「ブルックリン ソラチエース」を2月から販売している。

「リカーページ」によると、ビールに使われるホップには、主に爽やかな香りを付けるアロマホップ、苦み付けのビターホップ、アロマホップよりも香りと苦味が穏やかで上品な味わいのファインアロマホップの3種類がある。ビールは主に大麦麦芽(モルト)と水、ホップと呼ばれる植物(ハーブの一種)からできており、その中でホップはビールの風味において重要で、どのホップを使用するかによって、できあがるビールの風味は違ってくる。

ホップには、ビールの濁りを取り除き、クリアな色合いにする役割、雑菌の繁殖を抑える働き、さらにもっとも重要な苦味や独特の香り付けという役割がある。は主に3種類のうち、どの種のホップを使用するかにより苦味や香りが変わる。

5日17時からいずれかの店舗で「ソラチエース」関連商品を注文すると、アンケート用紙をもらえ、回答したアンケートを、同日中にもう一方の店舗で渡すと、「ソラチ」のビールを1本もらえる。

営業時間はBTGが月曜日から土曜日が11時から23時(日曜日、祝日は22時)、ビヤケラーが月曜日から木曜日が17時(土・日曜日、祝日15時)から23時(金曜日23時30分、土曜日22時、日曜日、祝日は21時)。

「記憶にございません」中井貴一、フジオカ、石田ゆり子ら初日挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年9月3日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は9月13日にTOHOシネマズ日比谷スクリーン12(千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル地下)で一般公開する「記憶にございません!」の初日に、出演者の中井貴一さん、ディーン・フジオカさん、石田ゆり子さんらによる舞台あいさつを開く。

9月13日から一般公開される「記憶にございません!」((C)2019 フジテレビ/東宝)。

13日16時35分の回上映終了後に、監督の三谷幸喜(みたに・こうき)さんをはじめ、主人公の内閣総理大臣「黒田啓介」役の中井貴一(なかい・きいち)さん、首相秘書官「井坂」役のディーン・フジオカ(でぃーん・ふじおか)さん、黒田啓介の妻「黒田聡子」役の石田ゆり子(いしだ・ゆりこ)さん、内閣官房長官「鶴丸大悟」役の草刈正雄(くさかり・まさお)さん。

フリーライター「古郡祐」役の佐藤浩市(さとう・こういち)さん、首相の事務秘書官「番場のぞみ」役の小池栄子(こいけ・えいこ)さん、官邸料理人「寿賀さん」役の斉藤由貴(さいとう・ゆき)さん、アメリカ初の日系女性大統領「スーザン・セントジェームス・ナリカワ」役の木村佳乃(きむら・よしの)さん、野党第2党党首「山西あかね」役の吉田羊(よしだ・よう)さん、官房長官の秘書官「八代」役の後藤淳平(ごとう・じゅんぺい)さんが舞台に登場してあいさつする。

「記憶にございません!」は三谷幸喜さんの長編映画監督8作目で、脚本を手掛け、記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディだ。

物語は国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれた総理大臣の黒田啓介が、演説中に一般市民の投げた石が頭にあたり、一切の記憶をなくしてしまうところからはじまる。各大臣の顔や名前はもちろん、国会議事堂の本会議室の場所、自分の息子の名前すらもわからなくなってしまった啓介は、金と権力に目がくらんだ悪徳政治家から善良な普通のおじさんに変貌してしまう。

国政の混乱を避けるため、啓介が記憶を失ったことは国民には隠され、啓介は秘書官たちのサポートにより、なんとか日々の公務をこなしていった。結果的にあらゆるしがらみから解放されて、真摯に政治と向き合うこととなった啓介は、本気でこの国を変えたいと思いはじめるようになる。

ウイキペディアなどによると、三谷幸喜さんは1961年東京都世田谷区生まれ、日本大学芸術学部演劇学科を卒業、在学中の1983年に劇団「東京サンシャインボーイズ」を結成、劇団と並行して放送作家としても活動し、「欽ドン!」や「お笑いマンガ道場」などの番組構成に携わり、テレビアニメ「サザエさん」の脚本(4本)を手がけた。1989年にフジテレビ系ドラマ「やっぱり猫が好き」の脚本を手がけ、1990年に同じく「子供、ほしいね」の脚本を担当し、テレビドラマ界で注目を集めた。

1993年に「振り返れば奴がいる」で連続テレビドラマの脚本を担当し、1994年にミステリードラマ「古畑任三郎」の脚本を手掛け、その後、「王様のレストラン」などの連続ドラマを手がけた。1991年に東京サンシャインボーイズの劇で、脚本を書いた「12人の優しい日本人」が映画化され、劇団からも役者が出演したものの、劇団として活動していくことに行き詰まりを感じ、1994年に最後の公演後、劇団について「30年間の充電期間」とした。

1993年にパルコプロデュース公演に参加、2人芝居「ダア!ダア!ダア!」の脚本と演出を手がけ、1994年にサスペンス・スリラー「出口なし!」の脚本と演出を担当、1994年にNHK-FMのラジオドラマ「笑の大学」の脚本を手がけ、1996年に2人芝居として舞台化、舞台版に対しては読売演劇大賞最優秀賞、1998年に再演、ロシア語、英語などにも翻訳されて海外でも上演され、2004年に映画化された。1995年に「やっぱり猫が好き」に出演していた小林聡美(こばやし・さとみ)さんと結婚した(2011年に離婚)。

1997年に「ラヂオの時間」で初の映画監督、2000年に上演した初のオリジナル・ミュージカル「オケピ!」で岸田国士(きしだ・くにお、1890-1954)戯曲賞を受賞した。2004年にNHK大河ドラマ「新選組!」の脚本を担当、2006年に監督第3作となる映画「ザ(THE)有頂天ホテル」を公開、3月にパルコ劇場で上演された「決闘!高田馬場」で初めて歌舞伎の脚本、演出を手がけた。2007年に芸術座の後継劇場「シアタークリエ」のこけら落し公演「恐れを知らぬ川上音二郎一座」の脚本、演出を担当した。

2009年に新宿の小劇場「シアター・トップス(THEATER/TOPS)」の閉館公演として、東京サンシャインボーイズを15年ぶりに再結成し、「リターンズ(returns)」を上演、11月にアメリカ・ニューヨークのオフ・ブロードウェイでミュージカル「トーク・ライク・シンギング(TALK LIKE SINGING)」を公演した。2011年に第46回紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞、2012年にチェーホフ(Anton Pavlovich Chekhov、1860-1904)の「桜の園」の演出、文楽作品「其礼成心中」の作、演出を手掛け、6月に小説「清須会議」を刊行した。

2013年に舞台「ホロヴィッツとの対話」を作・演出し、舞台「おのれナポレオン」の演出を担当し、7月に元女優のユマ(yuma)さんと再婚し(2014年6月に男子が誕生)、11月に映画「清須会議」を監督し、2015年に「ギャラクシー街道」を監督、2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」の脚本を務めた。

チケットは応募フォームからの抽選販売(50席)と、チトッケぴあを通じた抽選販売があり、応募フォームからの抽選販売は4日12時締め切り。料金は一般1900円、大学生、専門学生1500円、高校生、3歳から中学生まで、障がい者1000円、シニア1200円。

料金は全席指定で、一般1800円、大・専門学生1500円、高校生・3歳以上中学生まで、障がい者1000円、シニア1100円。

特別抽選販売はチケットぴあ(https://w.pia.jp/s/kiokunashi19sb/)から申し込む。締め切りは9日11時。料金は全席指定で、一般2100円、大学生・専門学生1700円、高校生・3歳以上中学生まで、障がい者1200円、シニア1400円。

中央の百貨店8月、松屋銀座減、銀座三越等4店増、免税は斑に

【銀座新聞ニュース=2019年9月3日】中央区とその周辺の主要百貨店の8月売上高(速報値、店頭ベース)は、松屋銀座がマイナスで、日本橋三越、日本橋高島屋、大丸東京店、銀座三越の4店がプラスだった。とくに、日本橋三越と日本橋高島屋は10%を超える伸び率だった。

8月の売上高で5カ月ぶりに前年を上回り、10%以上の増加となった日本橋三越。

8月は前年に比べて土・日曜日、祝日が2日増で、松屋銀座店の場合で0.9%増、お盆休みなどの来店客による売上高増が2.4%増と、いい影響もあったものの、訪日外国人観光客売上高(免税売上高、インバウンド)の前年割れもあり、苦戦を強いられた。それに対して、訪日外国人観光客売上高の「客単価が先月に比べて伸長し、三越銀座店や三越日本橋本店などの店舗では前年実績を上回」った店もあり、影響が分かれた。

三越伊勢丹ホールディングスの日本橋三越(中央区日本橋室町1-4-1、03-3241-3311)は前年同月比10.5%増(7月速報値5.2%減、確定値6.0%減、小型店舗と恵比寿三越、ソリューション統括部を含む、確定値ベースでの店舗別売上額は5月から未公表)と店頭ベースでは5カ月ぶりに前年を上回った。

一方、銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)は同1.1%増(同速報値0.8%減、確定値0.8%減、但し空港型免税店の売り上げを除く)と3カ月ぶりにプラスとなった。

三越伊勢丹ホールディングスでは、「首都圏の基幹店では、気温の上昇とともにすぐ使用できる盛夏物が伸長したことに加え、お盆期間前後の手土産需要として洋菓子なども好調だった」としている。

また、大都市圏の店舗では「時計・ラグジュアリーブランドのハンドバッグなどの高額品が堅調に推移」した。訪日外国人観光客売上高は、客単価が上昇し、三越銀座や三越日本橋などの店舗では前年実績を上回ったが、全店ベースでは買上客数が落ち込み、国内百貨店計では前年実績を下回ったという。

日本橋高島屋(中央区日本橋2-4-1、03-3211-4111)は同14.2%増(同速報値1.8%増、確定値1.8%増)と4カ月続けて前年を上回った。日本橋店は2018年9月からレストラン街の運営を子会社の東神開発に移管し、百貨店としての売場面積が縮小しているが、それらを調整した実質では前年比18.7%増になる。

店頭売り上げはラグジュアリーブランドや宝飾品を中心とした高額品売り上げが引き続き伸長したことに加え、日本橋店における前年の改装工事の反動や、前年に比べ土曜日・休日が多かったことなどにより、前年実績を上回ったとしている。ただ、訪日外国人観光客売上高は前年比9.2%減となった。

17店舗ベースの商品別では、紳士服、紳士雑貨、婦人服、特選衣料雑貨、宝飾品、子ども情報ホビー、リビングなどが前年比プラスだったが、一方で、婦人雑貨、食料品などは前年実績を下回った。

J.フロントリテーリングの大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は同0.2%増(同速報値3.2%減、確定3.2%減)と2カ月ぶりに前年を上回った。

百貨店事業は、美術宝飾品、化粧品、ラグジュアリーブランドが好調に売り上げを伸ばしたほか、紳士服飾も堅調に推移した。しかし、台風10号により一部店舗が休業となるなどのマイナス影響が大きかったことに加え、婦人ファッション、食品も苦戦したことなどから、大丸松坂屋百貨店合計では0.5%減だった。訪日外国人観光客売上高は前年約2%減(客数同5%減、客単価同3%増)となった。

J.フロントリテーリングでは2017年4月から「不動産事業」を独立させて、確定ベースで伸び率を公表しており(速報値ベースは未公表)、7月の「ギンザ シックス(GINZA SIX)」や「上野フロンティアタワー」などの家賃収入は同3.3%増だった。

松屋銀座店(中央区銀座3-6-1、03-3567-1211)は同0.6%減(同速報値1.1%減、確定値1.1%減)と3カ月続けて前年を下回った。

銀座店は、国内外のデザイナーを軸とした高価格帯の婦人服や、海外のラグジュアリーブランドは引き続き好調に推移した。梅雨明け後、後ろ倒しとなっていた盛夏物商戦では、帽子やサングラスなどの盛夏雑貨アイテムも好調だったが、国産アパレルなどを中心としたボリュームゾーンは依然弱かった。

訪日外国人観光客売上高については、化粧品の売上高が前年比2.2%減など、海外からのお客の買上動向に変化が見られ、前年割れとなったという。松屋銀座店の場合、訪日外国人観光客売上高が店全体の売上高の25%程度を占めていることもあって、土曜日、祝日増加、お盆の売り上げ増などもあったものの、訪日外国人観光客売上高の前年割れが響いた。

日本百貨店協会(中央区日本橋2-1-10、03-3272-1666)によると、国内78社215店舗(総従業員6万6255人)の7月売上高(店舗調整後)は前年同月比2.9%減の4971億0019万円で、4カ月続けてマイナスとなった。

7月は「長梅雨による日照不足や低温多雨の影響から盛夏アイテムが不振だったことに加え、日曜日の前年比1日減も響いた。月末の梅雨明け以降、気温の上昇に伴い復調を示した」ものの、結局、前年実績を下回ったとしている。ラグジュアリーブランドや時計を中心とした高額品や訪日外国人観光客売上高は引き続き好調だった。

顧客別では、訪日外国人観光客売上高(シェア5.7%)が3.4%増(281億円)と6か月連続でプラスだった。購買客数(3.7%減、2カ月連続)は前月より2.3ポイントダウンしたものの、購買単価は7.3%増と高伸した。一方、国内市場(シェア94.3%)は3.2%減となった。

商品別では、ラグジュアリーブランドが好調だった身のまわり品(0.6%増)が3カ月ぶりにプラスとなり、雑貨(1.7%増)が5カ月連続プラス、化粧品(0.2%増)に加え、宝飾、時計、美術などの高額品(宝飾、美術、貴金属8.9%増)がけん引した。

また、衣料品(1.7%減)は天候などの影響で、盛夏物が振るわず、マイナス基調で推移した。紳士服・用品(0.2%増)はプラスに転じたが、主力の婦人服・用品(1.7%減)が苦戦した。食料品(1.4%減)は2カ月連続マイナスだった。

商品別では、宝飾・時計など高額品(美術・宝飾・貴金属、8.6%増、6カ月連続)と化粧品(0.5%増、52カ月連続)が牽引し、雑貨も1.7%増と6カ月連続プラスだった。身のまわり品(2.9%減)は、夏物の婦人靴やアクセサリーなどの動きが鈍くマイナスに転じ、主力の衣料品(6.9%減)は、天候与件から季節需要が盛り上がらず、特に、軽衣料の動きが鈍かった。食料品(1.9%減)は、菓子(2.3%増、6カ月連続)が好調だったものの全体では前年実績には届かなかった。

全国の百貨店の営業日数は前年同月と同じ30.9日、119店舗の回答によると、入店客は21店が増え、66店が減ったとし、うち82店舗の回答によると7月の歳時記(クリアランス、夏休み)の売り上げについては6店が増え、46店が減ったとしている。東京地区(13社25店)の7月の売上高は同2.7%減の1365億9431万円と4カ月続けてマイナスだった。

国内93店舗の訪日外国人観光客需要の7月の売上高は同3.4%増の約281億3000万円と6カ月続けてプラスとなり、国内の百貨店に占めるシェアが5.7%としている。

このうち、一般物品売上高は同0.6%増の約162億4000万円で、3カ月ぶりに前年を上回った。化粧品や食料品などの消耗品売上高が同7.3%増の118億9000万円、購買客数が同3.7%減の約44万1000人と2カ月続けてマイナスとなり、1人あたりの購買単価が同7.3%増の6万4000円で、6カ月続けて前年を上回った。

人気のあった商品は1位が化粧品(2018年1月から2019年5月まで1位)、2位にハイエンドブランド(2018年1月から2019年4月まで2位、5月3位、6月2位)が2カ月連続、3位が食品(2018年1月4位、2月3位、3月5位、4月3位、5月4位、6月から2019年4月まで3位、5月2位、6月3位)だった。

4位に婦人服飾雑貨(2018年1月3位、2月4位、3月3位、4月5位、5月3位、6月から2019年6月まで4位)、5位に婦人服が2019年1月以来、回復した。

免税手続きカウンターの来店国別順位は1位が中国本土(2018年1月から2019年6月まで1位)、2位は香港(2018年1月2位、2月4位、3月3位、4月4位、5月と6月3位、7月2位、8月と10月3位、11月と1月2位、2月4位、3月から6月3位)、3位は台湾(2018年1月と2月3位、3月4位、4月3位、5月から1月4位、2月3位、3月から6月4位)がいずれも韓国を抜いて上がった。

4位は韓国(2018年1月4位、2月から6月2位、7月3位、8月と10月2位、11月と1月まで3位、2月から6月2位)が下がり、5位にタイ(2018年1月から10月5位、11月と12月6位、1月から6月5位)、6位にシンガポール(2018年1月から10月6位、11月と12月5位、1月から6月6位)、7位がマレーシア(2018年1月から6月まで7位)と変わらなかった。

ギャルリー志門で阿部克志、斉藤響子、佐々順子ら版画で装丁

【銀座新聞ニュース=2019年9月2日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は9月2日から7日まで「第5回文学と版画展」を開く。

「春陽会」の版画部に会員、会友として所属する版画家を中心に15人の作家が1冊の文学書からインスピレーションを受けてイメージを醸成し、作品と同時に装丁も行った作品を展示している。

19世紀に写真が発明されるまで、版画は本のさし絵として重要な役割を担い、昔から版画と文学は切っても切れない関係にある。そうした中で、版画家が自由に文学書を選んで、自ら版画作品として展示する。

春陽会は、日本美術院の日本画部と対立し、1920年に脱退した洋画部同人の小杉放庵(こすぎ・ほうあん、1881-1964)や梅原龍三郎(うめはら・りゅうざぶろう、1888-1986)ら7人によって1922年に創立された美術団体で、1923年に第1回展を開催し、戦時中は一時中断していたが、1947年から公募展として復活し、1951年から「版画部」と「絵画部」を並立し、1984年に社団法人「春陽会」として発足、2013年に第90回記念展を迎えている。

出品しているのは、版画家の阿部克志(あべ・かつし)さんが宮沢賢治(みやざわ・けんじ、1896-1933)の「風の又三郎」、リトグラフ作家の板倉知恵(いたくら・ちえ)さんがアメリカの水産生物学者、レイチェル・カーソン(Rachel L.Carson、1907-1964)の「センス・オブ・ワンダー」。

銅版画の太田策司(おおた・さくじ)さんが評論家の吉本隆明(よしもと・たかあき、1924-2012)の「空虚としての主題」、銅版画の園城寺健冶(おんじょうじ・けんじ)さんが松岡正剛(まつおか・せいごう)さんの「山水思想」、斉藤響子(さいとう・きょうこ)さんが梨木夏歩(なしき・かほ)さんの「家守綺譚」。

銅版画の榊原慶(さかきばら・けい)さんが長沼毅(ながぬま・たけし)さんの「生命とはなんだろう?」、リトグラフ作家の佐々順子(ささ・じゅんこ)さんが生命科学者の柳沢桂子(やなぎさわ・けいこ)さんの「癒されて生きる」、リトグラフ作家の鈴木智恵(すずき・ともえ)さんがフランスの作家、ギュスターヴ・フローベル(Gustave Flaubert、1821-1880)の「ボヴァリー夫人」。

銅版画家の高橋洋子(たかはし・ようこ)さんが刺しゅう作家で、アイヌ民族のチカップ美恵子(ちかっぷ・みえこ、1948-2010)の「月のしずくが輝く夜に」、リトグラフ作家の竹内美穂子(たけうち・みほこ)さんが作家の角田光代(かくた・みつよ)さんの「空中庭園」。

デジタル作家の田辺和郎(たなべ・かずろう)さんが文芸評論家の加藤典洋(かとう・のりひろ、1948-2019)の「僕が批評家になったわけ」、銅版画の津田恵子(つだ・けいこ)さんんがドイツの詩人、ヘルマン・ヘッセ(Hermann K.Hesse、1877-1962)の「ヘッセ詩集」、銅版画の西村沙由里(にしむら・さゆり)さんがロシアの実業家、ウラジミール・メグレ(Vladimir Megre)さんのノンフィクション「アナスタシア」。

木版画の萩原季満野(はぎわら・きみの)さんが高橋治(たかはし・おさむ、1929-2015)の「紺青の鈴」、リトグラフ作家の箕輪香名子(みのわ・かなこ)さんが英国の推理作家、アガサ・クリスティ(Dame Agatha Mary Clarissa Christie、1890-1976)の「ベツレヘムの星」を出品する。

2日17時からオープニングパーティを開く。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。