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【銀座新聞ニュース=2013年1月5日】中央区とその周辺の主要百貨店の2012年12月売上高(速報値、店頭ベース)は銀座三越と大丸東京店の2店舗がプラスで、日本橋三越、日本橋高島屋、松坂屋銀座店、松屋銀座店がマイナスだった。
12月は「新規商業施設の影響などにより、日本橋店が苦戦」(高島屋)するなど、全体としては低迷している。増床効果により、銀座三越と大丸東京店が好調に推移しているものの、伸び率が低くなっている。
三越伊勢丹ホールディングスの日本橋三越(中央区日本橋室町1-4-1、03-3241-3311)は前年同月比3.4%減(11月確定値0.6%増)と2カ月ぶりに再びマイナスに転じた。一方、銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)は同3.5%増(11月確定値7.6%増)と13カ月続けてプラスだった。
11月の商品別で見ると、日本橋三越は紳士服・洋品、婦人服・洋品、子ども服・洋品がいずれもプラスで、身の回り品、雑貨も好調だった。銀座三越は紳士服・洋品、婦人服・洋品、子ども服・洋品がいずれも10%以上のプラスで、家具インテリアも27%増と好調だったが、食堂・喫茶が7.7%減と減少が続いている。
日本橋高島屋(中央区日本橋2-4-1、03-3211-4111)は同4.9%減(11月確定値2.0%減)と6カ月続けて前年を下回った。商品別(18店舗ベース)では特選衣料雑貨、宝飾品が前年実績を上回ったが、紳士服・紳士雑貨、婦人服などが下回ったとしている。
J.フロントリテーリングの大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は同23.4%増(11月確定値40.2%増)と10月5日からの増床効果が続いており、5カ月続けて前年を上回った。6月30日に営業を終了する松坂屋銀座店(中央区銀座6-10-1、03-3572-1111)は同9.1%減(11月確定値2.0%減)と4カ月続けてマイナスとなり、マイナス幅が拡大した。
松屋銀座店(中央区銀座3-6-1、03-3567-1211)は同4.1%減(11月確定値3.2%減)と3カ月続けて前年を下回った。婦人、紳士のコートやクリスマスケーキなどが好調だったが、コート以外の衣料品やクリスマスのメーン商品であるアクセサリーが苦戦したとしている。
松坂屋銀座店(従業員は39人)は1924年12月1日に開業し、89年目で閉店する。すでに2012年12月12日に「銀座六丁目10地区市街地再開発組合」が設立され、松坂屋銀座店と隣接の6丁目11番地を再開発する計画で、1万4000平方メートルの土地に約5万平方メートルの商業施設や、大規模な床面積をもつオフィス施設、文化・交流施設などで構成され、銀座地区最大級となる大規模複合施設を建設する。
建物は地下6階、地上13階で、高さが56メートル、延べ床面積が約14万7600平方メートルとなる。商業施設は地下2階から地上6階に約5万平方メートルに展開し、7階から13階が1フロア面積約6100平方メートル、7フロアで約5万平方メートルのオフィス空間となる。
地下3階に文化施設として約1600平方メートルの多目的ホールを整備する。このほかに、観光拠点となる「銀座観光ステーション(仮称)」や設置し、観光客受け入れのスペースや、観光バスなどが停車可能な乗降スペースを整備する。屋上は銀座地区最大となる約4000平方メートルの庭園とする。
2014年1月に工事に着手し、2016年8月に竣工する予定だ。「銀座六丁目10地区市街地再開発組合」のプロジェクトにはLリアルエステート(LRE)、住友商事、森ビルの3社が出資を予定し、実施設計については鹿島建設、谷口建築設計研究所が手掛ける。





