銀座三越でシャンデリアを点灯式、街路樹やツリー等も同時に

【銀座新聞ニュース=2020年11月20日】国内最大手の百貨店グループ、三越伊勢丹ホールディングス(新宿区新宿5-16-10)傘下の三越伊勢丹(新宿区新宿3-14-1)が運営する銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)は11月21日16時30分に「銀座シャンデリア」ライティングセレモニーを開く。

銀座三越で11月21日に点灯される「銀座シャンデリア」。上部の地上25メートルの窓部分から銀座の街並みを眺めることができる。

銀座三越の銀座4丁目側の外壁に誕生した「銀座シャンデリア」と、中央通り、晴海通りの街路樹やツリーを彩る銀座の街のイルミネーションと同時に点灯する。当日は歩行者天国で、クリスマスイルミネーション点灯の瞬間を車道から鑑賞できる。

また、シャンデリアの上部の窓枠部分から「銀座の街並み」と「銀座の青空」を眺められる地上約25メートルをビュースポットにし、「銀座シャンデリアスカイ」と名付け、22日から一般公開する。

当日は16時30分から銀座三越本館1階ライオン口前特設ステージにてライティングセレモニーを開く。

中央区長の山本泰人(やまもと・たいと)さん、銀座通連合会理事長の銀座千疋屋代表取締役の斎藤充(さいとう・みつる)さん、銀座四丁目共和会会長の津田彰彦(つだ・あきひこ)さん、三越銀座店店長の山下卓也(やました・たくや)さんが出席する。

銀座三越は1930(昭和5)年に開店、1968年に銀座店を新築し、開店した。1971年に銀座店内にマクドナルドの日本1号店を開店、2010年9月11日に銀座店を増床オープンした。売上高は2017年3月期が前期比5.0%減の810億円、2018年3月期が同8.4%増の879億円、2019年3月期が同3.8%増の912億円、2020年3月期が同9.2%減の828億円となっている。

Xマスカードの時期が近づいたね、「列島ニュース」も楽しいよ(317)

【tamaoのOL独り言=2020年11月19日】従妹から手紙をもらって返事を出そうとしたら、クリスマスカードが並んでいて、あぁ、もうそんな時期なんだ、早く出さなきゃって焦ってしまった。本当に時間が進むのは早いですね。

クリスマスカード、見ているだけでも楽しい!

クリスマスカードといえば、年賀状だし、おせちだけど、こういう手配があるから忙しく12月は師走というのでしょうね。

相変わらずというか、新型コロナの冬の状況がわからないから、感染者は減らない。前はなかなか検査受けられない、って聞いていたけれど、以前と比べて検査体制が整ってきていることを考えると、数が減りそうもないと思います。

それに「GO TO」が悪いわけではないけど、周りで「GO TO」して安かった、よかったと聞くと、自分達も参加したい、行きたいと思ってしまうのは仕方のないことですよね。

tamaoの会社も在宅勤務が必要だけど、そろそろ仕事に支障が出てきたのか緩やかに出勤の指令が出た途端、ここ最近の感染者の増加で、再び在宅勤務継続になってしまった。このまま年末年始終わるまでは出勤せずに終わりそうな予感です。

そんな中、お昼に某国民放送局で「列島ニュース」という番組を放送しているんですが、ご存知ですか?前から民放の朝の番組で列島リレーというのがあって、それを楽しみに見ていたので、この「列島ニュース」が楽しみなんです。

全国のローカル局からその地域のニュースを紹介するのだけれど、まず番組始めに列島ニュースという表記のフリップ画面が動いたりせず、音楽も流れず「列島ニュース」と書かれているだけの潔い番組のスタートとなります。

その後、選ばれし地方局からその地域のニュースを放送するのだけれど、いっときはあらゆるところで熊出現!となって、やっぱり日本に熊っているんだなって思ってしまった。

できればもっとお祭りとか、風習とかをニュースにして欲しいなぁ。それに珍しい野菜やフルーツ収穫のお知らせも。自分で採れるわけではないけど、なんかうれしいよね。お米や野菜が採れるのって。収穫までには大変な苦労があるだろうけれども。

巣ごもりで、家庭菜園にハマった人もいるだろう。収穫はうれしい、その苦労を労う収穫祭が今年はあるのかわからないけど、来年に向けてやったらいいじゃないですか!ぜひ地域に根付いたニュースを楽しみにしています。

クリスマスの前に収穫祭ではないですが、ゆずを買いに行きたいんです。最近は近所の方からゆずを頂くことが多くて、買いに行ってなかったんですよね。

新型コロナの時代だけれど、きっとゆずはたわわに実っているに違いない。それは変わらないと思う。そして変わってほしくないですね(敬称略、中堅企業に勤めるOLのタマオさんが日常の生活について思っていることを不定期に書きます。注書きは著者と関係ありません)。

メトロ銀座駅で熊本PRイベント、大地震から4年、復興の姿や県産品販売

【銀座新聞ニュース=2020年11月19日】国内最大の地下鉄会社、東京地下鉄(東京メトロ、台東区東上野3-19-6、03-3837-7077)は11月20日から26日まで地下鉄日比谷線銀座駅構内で「熊本県PRイベント」を開く。

東京メトロが銀座駅構内で地方自治体との共創のために提供する場。リニューアルが完了し、第1弾として11月20日から26日まで熊本県PRイベントを開く。

東京メトロが2017年から取り組んできた銀座駅構内のリニューアル工事が10月16日に完了したことから、銀座駅構内で「ふるさとPRイベント」を支援する場所として提供することにした。その第1弾として、熊本PRイベントを開く。

東京メトロとしては、首都東京を支える企業として、「地方・東京の交流人口の増加による双方の持続的な発展」に貢献するとともに、「新しい銀座駅の新たな魅力を地方自治体と共創」していくとしている。

2016年4月14日の熊本地震で大きな打撃を受けた阿蘇地域だが、それから4年半が経ち、2020年8月8日にJR九州豊肥本線が全線開通し、10月3日に国道57号の本線が復旧し、新たに北側復旧ルートも開通したことで、阿蘇との距離が近くなった。そこで、熊本県東京事務所では、日本有数の雄大な自然が広がる阿蘇地域の魅力をPRするとともに、観光情報の紹介や県産品を販売する。

ウイキペディアによると、「2016熊本地震」は2016年4月14日21時26分以降に熊本県と大分県に相次いで発生した地震で、もっとも大きい震度7を観測する地震が14日21時、16日1時25分に発生し、震度6強の地震も2回、6弱の地震も3回発生した。

熊本県西原村と益城町(ましきまち)で震度7を観測し、1995年に発生した阪神・淡路大震災と同規模の大地震となった。当初、14日に発生した地震が本震で、その後に発生するものは余震であり、地震の規模で上回るとは想定されていなかったが、16日未明の地震が発生したことを受けて、気象庁は16日未明の地震が本震で、14日の地震は前震だったとした。

人的被害は倒壊した住宅の下敷きになったり、土砂崩れに巻き込まれるなどして、熊本県で合計50人の死亡(直接死)が確認されている。2019年4月12日現在、避難生活によるストレスや病気、その後の豪雨などの震災関連死により亡くなったと市町村に認定された人は273人、負傷者は2809人、避難者は約18万人、被害総額が最大で4.6兆円と推計されている。

観光情報としては、世界最大級のカルデラ、日本一広い草原、豊富な天然水・温泉、観光列車などを紹介するため、観光ポスターを掲示し、「ワンピース(ONE PIECE)熊本復興プロジェクト」とJR九州とのコラボ企画を紹介する。また、阿蘇アクセスルートマップや阿蘇PRポスター「アイムファイン阿蘇(I’m fine! ASO)」を掲示する。さらに、阿蘇地域を中心にした観光リーフレット、パンフレットを設置する。

21日から23日の3日間は熊本県産品を販売する。トマト、ミニトマト、長ナス、いちご、温州みかんなどの旬の野菜や果物、「高菜付け」や熊本ラーメン、馬肉加工品、太平燕(タイピーエン)などの商品を提供する。

問い合わせは熊本県東京事務所(03-5212-9084)まで。

ゼネラルオイスターが素焼き、フライ等20種のカキ料理食べ放題

【銀座新聞ニュース=2020年11月19日】オイスターバーをチェーン展開するゼネラル・オイスター(旧ヒューマンウェブ、中央区日本橋茅場町2-13-13、共同ビル、03-6667-6606)は11月19日から30日まで、「エミットフィッシュバー GINZASIX」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-1540)など16店で「カキ料理 堪能 食べ放題」を開いている。

ゼネラル・オイスターが11月30日まで「エミットフィッシュバー ギンザシックス」などで実施している「カキ料理 堪能 食べ放題」の20種類のカキ料理。

生ガキ(真ガキ)をはじめ、カキの素焼き、カキフライ、カキの酒蒸し、カキのバターソテー、カキの炙り、香草バターの焼きカキ、ウニとカキしょう油の焼きカキ、アンチョビトマトの焼きカキ、酢カキ、カキフリット、カキブルスケッタ、オイスターカクテル、カキとナスのアヒージョ、カキごはん、カキとしめじのパスタなど20種類のカキ料理が120分(90分ラストオーダー)4980円(税別)で食べ放題になる。

ウイキペディアによると、カキはウグイスガイ目イタボガキ科に属する2枚貝の総称で、カキ目もしくはカキ上科に属する種の総称でもある。海の岩から「かきおとす」ことから「カキ」という名がついたといわれる。古くから、世界各地の沿岸地域で食用、薬品や化粧品、建材(貝殻)として利用されてきた。

どの種類も岩や他の貝の殻など硬質の基盤に着生し、船にとって船底に着生して抵抗となる固着動物の代表がカキである。着生してからはほとんど動かないため、筋肉が退化し内臓がほとんどを占める。基盤に従って成長するため殻の形が一定せず、波の当たり具合など環境によって形が変化するため、外見による分類が難しく、野外では属さえも判別できないこともある。

養殖する方法は、カキの幼生が浮遊しはじめる夏の初めにホタテの貝殻を海中に吊るすと幼生が貝殻に付着するので、後は餌が豊富な場所に放っておくだけで養生できる。野生のものは餌が少ない磯などに付着するため、総じて養殖物の方が身が大きくて味もいい。

欧米では種カキを原盤(フランス語ではクペール)という網状の円盤で採取するが、ある程度大きくなるとそれから外して網籠に入れて干満の差が大きい場所の棚に置くか、干潟にばら撒いて育成する。この方式はホタテガイで種カキを海中につけっぱなしにしておく日本の方式よりも身が大きくなりやすい。

干潮時には水がない場所に住む場合が多く、グリコーゲンを多く蓄えている。これにより、他の貝と違って水がない所でも1週間は生きられる。英語の「オイスター(oyster)」は「カキ」よりも広義に使われ、岩に着生する2枚貝のうち、形がやや不定形で表面が滑らかでないもの一般を指し、アコヤガイ類やウミギク科、かなり縁遠いキクザルガイ科などもオイスターと呼ばれる。

また、カキはあらゆる食品の中でも亜鉛含有量がもっとも多く含まれている。亜鉛は魚介類全般に多く含まれているが、カキはとくに多く、他の二枚貝と比べ、10倍以上の含有量がある(100グラム中カキは13.2ミリグラム、あさり1.0ミリグラム、しじみ2.1ミリグラム)。成人女性なら、カキ1個で1日の必要量である9ミリグラムから10ミリグラムを満たすことができる。

亜鉛の働きは、細胞の新陳代謝を促進、皮膚や髪に潤いを与え、免疫力アップ、精力増強、美肌効果、体内の多くの酵素を活性化させるなどがあり、体を活き活きとさせ、健康や美を保つ効果がある。逆に不足すると、味覚障害、脱毛、薄毛、うつ、生殖機能の低下、傷口が治りにくいなどの症状が現れる。

また、カキに含まれるグリコーゲンは肝臓に貯蔵され、必要に応じてエネルギーに変換される。肝臓の機能を高めたり、筋肉や脳の働きを活発にしたりする働きがあり、即効性の疲労回復や、血糖値を一定に保つ作用、集中力を高める作用などもある。

ほかに、カキは吸収のよい「ヘム鉄」を多く含み、貧血予防に効果的とされ、鉄には体温を維持する保温効果もある。また、栄養ドリンクで知られている「タウリン」を多く含んでいる。アミノ酸の一種で、疲労感の原因となる乳酸の増加を防ぎスタミナ増強、疲労回復、肝機能を高める効果、脂肪肝の予防、抗肥満作用、コレステロールの上昇を抑える、生活習慣病のケア、ストレス解消などさまざまな効果がある。

問題になるのがカキの食中毒で、カキには「生食用」と「加熱用」とがあり、生食用は保健所指定海域で育ったもの、加熱用はそれ以外の海域で育ったものをいう。カキの主な食中毒の原因は「ノロウイルス」とも呼ばれる「SRSV(小型球形ウィルス)」によるもので、体調が悪い時や疲れている時などにたくさん食べると食中毒が起こりやすい。

このウイルスはカキの内臓に存在しているので、表面を洗っても意味はなく、85度で1分以上加熱することで死滅するので、中心まで十分に加熱して食べると食中毒を防止できる。

ゼネラルオイスターは2006年冬にノロウィルスが大流行した際は、2007年9月に広島県呉市倉橋島にカキの浄化センター「日本かきセンター」を設立し、全国の産地より集めたカキをセンターに集め、紫外線殺菌した海水で48時間カキを浄化し、全国の店舗へ出荷する体制を構築した。

2014年夏には、富山県入善町に「カキの浄化センター」を設立し、海洋深層水でカキを浄化するシステムを構築した。海洋深層水の「清浄性」と自然の力を最大限に活かしカキの浄化をおこなっている。

2016年冬に再びノロウィルスが大流行した際は、宮城県の全海域でカキの出荷が停止されたが、ゼネラル・オイスターでは2017年2月17日から「安全品質のファイブスター ミネラルオイスター」をスタートしたとしている。

「ミネラルオイスター」とは1)全国の海域リスクを考慮し、産地の厳選および入荷時期の精査を実施した「海域の厳選」、2)厚労省が定める生食用カキの規格基準をクリアしたカキのみを入荷する「産地の厳選」(産地1次検査)、3)人体に害を与える細菌やウィルスが存在しない、きれいな海洋深層水のかけ流し水槽で、60時間カキを浄化してほぼ無菌のカキにする「海洋深層水での浄化時間を60時間へ延長」。

4)厚労省が定める規格基準よりも厳しい自社基準をクリアしたカキのみを出荷し、「ノロウィルスについては検出されない」との自社基準も定めた「厳しい自社基準の堅守」(出荷前の自社2次検査)、5)家族を含む従業員の体調管理、サポートの実施、社内衛生チェック、外部衛生調査機関による定期的衛生調査による衛生の維持、向上に取り組んだ「徹底された店舗衛生管理」、の5項目をいう。また、海洋深層水によるカキの浄化方法については、2017年11月に特許を取得している。

中央区とその周辺では「エミットフィッシュバー ギンザシックス(GINZASIX)」のほか、「オイスターテーブル 銀座コリドー店」(中央区銀座7-2、銀座コリドー街108、050-5592-5209)、「カーブ・ド・オイスター 東京駅八重洲地下街」(中央区八重洲2-1、八重洲地下南1号、03-3274-3455)がある。

食べ放題は夜17時からの限定。2日前までに予約する。1980円をプラスすると飲み放題になる。

大丸松坂屋画廊で川瀬巴水「新版画」展、初期摺り30点

【銀座新聞ニュース=2020年11月18日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は11月19日から25日まで「新版画の美-川瀬巴水木版画展」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」で11月19日から25日まで開かれる「新版画の美-川瀬巴水木版画展」に出品される絶筆 「平泉金色堂」 (1957年)。

日本の浮世絵版画を復興するため新しい浮世絵版画「新版画」を確立した、近代風景版画の第一人者として知られる川瀬巴水(かわせ・はすい、1883-1957)が1910(明治44)年に日本画家の鏑木清方(かぶらき・きよかた、1878-1972)に入門を許され、本格的に画業に取り組み、1918(大正7)年に風景版画を制作して以来、100年を経ており、今回は約30点の初期摺り版画を展示販売する。

1906年に創業した渡辺木版美術画舗(中央区銀座8-6-19、03-3571-4684)が選んでいる。

「アートスケープ」によると、2013年12月15日に放送されたNHK「日曜美術館」でアメリカ・アップル・コンピュータ社の創業者、スティーブ・ジョブズ(Steven Paul “Steve”Jobs、1955-2011)が新版画、とくに川瀬巴水作品のコレクターであったことが紹介されたという。

スティーブ・ジョブズは1983年、28歳のときに銀座の画廊で川瀬巴水や橋口五葉(はしぐち・ごよう、1881-1921)の版画を購入し、1984年にアップルが初代マッキントッシュを発表した際に、そのプロモーション写真の3台のコンピュータのうち、中央の画面には、橋口五葉の版画「髪梳ける女」(1920年)が写されていたという。

単行本「最後の版元 浮世絵再興を夢みた男・渡辺庄三郎」などによると、スティーブ・ジョブズは渡辺木版美術画舗や兜屋画廊(中央区銀座8-8-17、伊勢万ビル、03-3571-6331)などで川瀬巴水らの作品を購入していたという。

アメリカの鑑定家ロバート・O・ミューラー(Robert O.Muller、1911-2003)の紹介によって欧米で広く知られ、国内よりも海外での評価が高く、浮世絵師の葛飾北斎(かつしか・ほくさい、1760-1849)や歌川広重(うたがわ・ひろしげ、1797-1858)らと並び称されるほどの人気がある。

ウイキペディアなどによると、「新版画」は1897(明治30)年前後から昭和時代に描かれた版画のことで、江戸時代に流行した浮世絵版画が1894(明治27)年の日清戦争を描いた戦争絵の一時的なブームを最後に、急速に力を失い、廉価な石版画、写真、大量印刷の新聞、雑誌、絵葉書などといった新商品の人気に押され、売れ行き不振となり、衰退していった。

そのような中で、従来の浮世絵版画と同様に、絵師、彫師、すり師による分業の制作方式に興味をもったのが、1899(明治32)年に来日したヘレン・ハイド(Helen Hyde、1868-1919)や1900(明治33)年に来日したエミール・オルリック(Emil Orlik、1870-1932)ら外国人だった。

その後、橋口五葉らが新版画に着手し、日本画家のみならず、洋画家や外国人作家の参画によって、1923(大正12)年に発生した関東大震災以前の新版画がもっとも華やかで、実験的な作品を生み出す時代を迎えた。それらは現代的なデッサンの美人画、役者絵、陰影のある風景画や花鳥画などが描かれたという。

川瀬巴水は1883(明治16)年東京都生まれ、10代から画家を志して日本画を学び、1908年に25歳で父親の家業を継ぐが、画家になる夢を諦めきれず、妹夫婦に商売を任せて日本画と洋画を学んだ。1910年、27歳で日本画家の鏑木清方に入門し、「巴水」の画号を与えられる。

1918年に風景版画を制作し、1920年に「旅みやげ第一集」を完成、1921年に「東京十二題」と「旅みやげ第二集」を完成、1923年に関東大震災で被災しながらも、1926年に「日本風景選集」、1929年に「旅みやげ三集」、1930年に「東京二十景」、1936年に「日本風景集東日本編」を完成させた。

1939年に「朝鮮八景」を完成させ、1944年には栃木県塩原に疎開、1948年に東京都大田区内に引越し、1957年に自宅で胃ガンのため74歳で死去した。衰退した日本の浮世絵版画を復興すべく、新しい浮世絵版画である新版画を確立した人物として知られる。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。

注:「渡辺木版美術画舗」の「辺」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。