「桃谷樓」が銀座三越に、首都圏初

【銀座新聞ニュース=2018年12月19日】奈良県と大阪府で「中国料理 桃谷樓」などを展開する有限会社日本クリーンシステムズ(奈良県奈良市芝辻町2-11-6、ホテル・葉風泰夢内、0742-33-5656)は12月19日に銀座三越(中央区銀座4-6-16)11階に「中国料理 桃谷樓 銀座三越店」(03-6263-2005)を開店した。

「中国料理 桃谷樓」の名物となっている「酢豚」。

「中国料理 桃谷樓」は化学調味料を使わずに、天然塩、有機大豆しょう油をはじめとする自然の調味料だけを使用し、素材が持つ滋味を活かした中国料理店で、名物の「酢豚」や「餃子」、自社製麺を使った麺料理などを提供し、現在10店舗を運営している。また、グループとしてはホテル「葉風泰夢」や「カフェ ラ・ポーズ」なども経営しているが、これまでは奈良県、大阪府で展開してきた。今回、関東に出店するのは初めてとなる。

メニューは昼も夜もセットで提供しており、昼が「桃谷樓ミニ会席DXランチ」(2980円、いずれも税別)、「桃谷樓ミニ会席ランチ」(2500円)、「海の幸と季節野菜のあんかけ焼きそばランチ」(2300円)、「自社製麺セット(本日の汁麺、または担担麺もしくは海老タンメン)」(各1800円)、「桃谷樓名物酢豚ランチ」(和豚もちぶたロース肉使用、2100円)、「陳麻婆豆腐ランチ」(2000円)。

夜が「桃谷樓ミニ会席DXコース」(5000円)、「ミニ会席コース」(3500円)、「海の幸と季節野菜のあんかけ焼きそばセット」(2650円)、「名物酢豚セット」(和豚もちぶたロース肉使用、2450円)、「自社製麺セット(本日の汁麺、または担担麺もしくは海老タンメン)」(各2150円)、「陳麻婆豆腐セット」(2350円)。

有限会社日本クリーンシステムズの中核はホテル業の「葉風泰夢(ハーフタイム)」で、創業者の畑中利久(はたなか・としひさ)さんは東京都生まれ、学習院大学経済学部を卒業後、野村証券に入社、8年後に退社し、1990年11月に奈良市にホテル「葉風泰夢(ハーフタイム)」と、その中に「桃谷樓」を開業したのが第1号店だ。その後、2013年6月に「桃谷樓」あべのハルカス近鉄本店を開業している。

営業時間は11時から23時。不定休。

セイコーが銀座に時計スクエア、4フロアで

【銀座新聞ニュース=2018年12月18日】国内時計業界第3位、国内精密機器業界第8位のセイコーホールディングス(中央区銀座1-26-1、03-3563-2111)傘下のセイコーウオッチ(中央区銀座1-26-1、03-3564-2111)は12月20日に「セイコードリームスクエア」(中央区銀座4-4-10)を開業する。

セイコーウオッチが12月20日に開業する「セイコードリームスクエア」の店内のイメージ。

セイコードリームスクエアは1階から4階のフロア(185平方メートル)のうち、1階では和光の時計塔の内部空間をコンセプトとしたミュージアムとし、2階はセイコーの主力ブランドで、スポーツ、アウトドア向け「プロスペックス」、3階が100年を超える機械式時計「プレザージュ」と女性用時計「ルキア」、4階がGPSソーラーウォッチ「アストロン」の時計が持つ、それぞれの世界観に触れる。

セイコーウオッチは銀座では和光本館(銀座4丁目)、セイコープレミアムブティック 銀座(銀座7丁目)、セイコーブティック(銀座シックス=GINZA SIX)と合わせ4拠点体制となる。

セイコーホールディングスの創業時の旧服部時計店は1881年12月に服部金太郎(はっとり・きんたろう、1860-1934)が創業した輸入時計、宝飾品の販売店で、1892年に「精工舎」を設立し、掛時計を生産し、1913年に腕時計を製造、精密機器、電子部品、電子機器メーカーとして発展し、世界のセイコーの礎を築き、「日本の時計王」とも呼ばれた。

1917年に会社化された「株式会社服部時計店」は1983年に株式会社服部セイコー、1997年にセイコー株式会社への改称を経て、2001年に純粋持株会社となり、2007年にセイコーホールディングス株式会社に改称した。

戦前・戦中はカメラの輸入代理店、国内メーカーの代理店、小売業者としても有力業者であり、当時創業した国内メーカーの多くが同店から創業資金を得ていた。例えば、現在でも光学ガラスメーカーのオハラの筆頭株主(セイコーホールディングスの子会社であるセイコーインスツルおよび京橋起業の持分を合わせると47%強)だが、しかし、カメラの代理店業務、小売からは戦後しばらくして撤退した。現在もウォッチが連結売上高の50%以上を占めている。

営業時間は10時30分から19時。年末年始を除いて無休。

丸善丸の内で関修一原画展

【銀座新聞ニュース=2018年12月18日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は12月19日から25日まで4階ギャラリーで「関修一原画展-思い出のキャラクターたち」を開く。

丸善・丸の内本店で12月19日から25日まで開かれる「関修一原画展-思い出のキャラクターたち」に出品される「私の家」((C)NIPPON ANIMATION CO.,LTD.)。

キャラクターデザイナーの関修一(せき・しゅういち)さんが毎年、丸善で開く個展で、1970年代から1990年代後半にかけて、フジテレビ「世界名作劇場」の「小さなバイキング ビッケ」(1972年)をはじめ、「トム・ソーヤーの冒険」(1980年)や「ペリーヌ物語」(1978年)などの原画をはじめ、版画を展示販売する。

ウイキペディアなどによると、関修一さんは1946年東京都大田区生まれ、デザイン学校在学中に「TCJ」(現エイケン)に入社、美術担当として背景などを描いていたが、1968年に「サスケ」の動画を担当、1969年に「カムイ外伝」でキャラクターデザインを手がけた。

「世界名作劇場」をはじめ、日本アニメの作品で多くのキャラクターデザインを担当し、1970年にエイケンを退社、「ブラックジャック」や「ドラえもん」などのテレビアニメの原画なども手がけ、現在、フリーとして活動している。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)。19日8時45分から丸善・丸の内本店1階入口前で原画購入券(1人1枚)を抽選で配布する。

丸善日本橋でたなかしん「アスミルヒカリ」展、姫の美肌図鑑の原画も

【銀座新聞ニュース=2018年12月17日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は12月19日から24日まで3階ギャラリーでたなかしんさんによる個展「アスミルヒカリ-final」を開く。

丸善・日本橋店で12月19日から24日まで開かれるたなかしんさんの個展「アスミルヒカリ-ファイナル(final)」に出品される「お姫様の美肌図鑑」の表紙絵。

海の砂の上に描く画家で、絵本作家のたなかしんさんが「アスミルヒカリ」をテーマに、未来への祈りと思い描く明日を表現した作品40点余を展示販売する。

また、たなかしんさんが文章とイラストを手がけ、皮膚科専門医のまのえいこさんが監修し、高橋典子(たかはし・のりこ)さんがプロデュースした、絵本と美容成分キャラクター図鑑を一緒にし新刊「お姫様の美肌図鑑」(じほう、税別1600円)が11月26日に刊行されたのを記念して、原画展も開く。ほかに、画集や詩集、絵本やポストカード、カレンダー、ポスターなどのグッズも販売する。

「お姫様の美肌図鑑」は化粧品や美容目的の医薬部外品などに含まれる成分や、正しいスキンケアを理解しようという絵本で、45種類の美肌成分を妖精のキャラクターに仕立て、コラーゲン、ヒアルロン酸、トラネキサム酸など、これらの成分がどのような目的で配合され、どのような働きがあるのか、美に悩む「おひめさま」がフクロウの導きにより美肌成分を学んでいく。

前半は荒れ果てた夜の森が舞台で、アルブチン、アミノカプロン酸、アスタキサンチン、セラミドなど、45種類の美肌成分を妖精のキャラクターとして紹介し、フクロウが妖精を呼び出すことで、それまで荒れ果てていた森が美しさを取り戻していくようにしている。

たなかしんさんは1979年大阪府生まれ、神戸文化短期大学デザイン美術科を卒業、油絵を中心に作品を制作し、2001年ころから絵本に取り組み、第5回新風舎えほんコンテスト優秀賞、2003年に第7回越後湯沢全国童画展で優秀賞、2005年にイタリア・ボローニャ児童図書展(国際絵本原画展)のイタリア見本市会場に出品し、台湾の出版社から「巧克力熊」(「くまさんのチョコ」)を出版し、2007年にアートストリーム2007でサントリーミュージアム賞、第5回イルフビエンナーレ日本童画大賞で入選、2008年にアートストリームでホルベイン賞を受賞している。

その後、「かみさまのいたずら」や「モグちゃんのねがいごと」などを刊行し、2012年に台湾で2冊目となる絵本が日本語版と中国語版で出版され、2013年に「いつもきみと」を2カ国語で出版している。岡山県倉敷市のゆるキャラ「Gパンだ」のデザインも手がけている。

期間中、毎日13時から18時まで、たなかしんさんが来場する。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。

志門でXマスアート展、宝月輝ら出品、ライブも

【銀座新聞ニュース=2018年12月17日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル3階、03-3541-2511)は12月17日から24日まで「Xmas絵画小品展」を開く。

ギャルリー志門で12月17日から24日まで開かられる「クリスマス(Xmas)絵画小品展」のフライヤー。

今回は「クリスマス(Xmas)絵画小品展」と題して、抽象画家で二胡(にこ)同好会の「胡心倶楽部」に所属する二胡奏者の宝月輝(ほうづき・ひかる)さんら15人の作家が絵画小品、立体、絵本、ポストカード、ステンドグラス、アートアクセサリーなどを展示するとともに、17日に「胡心(ここ)倶楽部」によるミニライブを開く。

今回、出品するのは、青木進(あおき・すすむ)さん、出雲(いずも)たけこさん、喜屋武貞男(きやたけ・さだお)さん、佐藤文音(さとう・あやね)さん、佐藤智詠(さとう・ともなが)さん。

塩路明子(しおじ・あきこ)さん、渋谷瑠璃(しぶや・るり)さん、曽我典子(そが・のりこ)さん、高橋キョウシロウ(たかはし・きょうしろう)さん、多田吉民(ただ・よしたみ)さん。

西川正(にしかわ・ただし)さん、ひがしあきこさん、宝月輝さん、宮下泉(みやした・いずみ)さん、和田喜代(わだ・きよ)さん。

17日17時から「胡心倶楽部」によるミニライブとパーティを開く。

開場時間は11時から19時(22日と最終日は17時)、入場は無料。日曜日は休み。

注:「渋谷瑠璃」の「渋」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。