ギャルリー志門で木村市松展

【銀座新聞ニュース=2018年10月22日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル3階、03-3541-2511)は10月22日から27日まで木村市松さんによる個展を開く。

ギャルリー志門で10月22日から27日まで開かれている木村市松さんの個展のフライヤー。

画家の木村市松(きむら・いちまつ)さんが新作を中心にギャルリー志門で2度目の個展を開く。

木村市松さんは1952年東京都生まれ、1975年に日本大学芸術学部を卒業、2016年にギャルリー志門で個展「始まりの箱」展を開き、2017年に新国立美術館の第72回現展に出品、全国「0・sm公募大賞展」で奨励賞、2018年に第42回新日美展で奨励賞などを受賞している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。

丸善丸の内で橋本不二子展

【銀座新聞ニュース=2018年10月22日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は10月24日から30日まで4階ギャラリーで橋本不二子さんによる作品展を開く。

丸善・丸の内本店で10月24日から30日まで開かれる橋本不二子さんの作品展に出展される「ハナマスなど」。

水彩素描画家の橋本不二子(はしもと・ふじこ)さんが新作の水彩画作品をはじめ版画、ポストカード、オリジナルカレンダーなどを展示販売する。橋本不二子さんは自然のままの姿を残す野の花や木の実などを描いたり、静かにたたずむ草木を鮮やかな色彩で描き続けている。

橋本不二子さんは1935年神奈川県生まれ、文化学院美術科を卒業、広告代理店を経て、「バウハウス運動」を継承し、スイス・チューリッヒ市立応用美術学校グラフィック科に留学、その後、フリーデザイナーとして三菱造船、外務省、パン・アメリカン航空(当時)などの広告印刷物のデザインを手がけ、1985年に3男の事故死をきっかけに、絵を描きはじめ、水彩素描画家として軽井沢で制作している。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。入場は無料。

ヴァニラで雛菜雛子「処女の王国の結末は死」展

【銀座新聞ニュース=2018年10月22日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は10月23日から28日まで雛菜雛子さんによる「雛譚・雛菜雛子展-H美学に反する処女の王国」を開く。

ヴァニラ画廊で10月23日から28日まで開かれる雛菜雛子さんの「雛譚・雛菜雛子展-H美学に反する処女の王国」に出展される作品。

2012年の「第1回ヴァニラ画廊大賞」で、「ヴァニラ賞」を受賞した中田雛子(なかだ・ひなこ)さんこと、雛菜雛子(ひなな・ひなこ)さんが5年ぶりに2度目の個展を「雛譚(ひなたん)・雛菜雛子展-H美学に反する処女の王国」と題して開く。

雛菜雛子さんによると、この個展については、「死の中にある王国・ヒナコルメル」の物語という。「ぬいぐるみと人形と/ひとりの王国に暮らす処女/ひとりの王国はこの世の終わりヒナコルメル/死の中にあります/死の中の王国から/あらゆる死の記念碑がやってきました/聖なる油彩画、人形、イコン、秘密の宝物・・・その中心に祀られているのは処女?人形?/さあ貴方の葬儀をはじめましょう/わたしたちの結末は死です」としている。

ヴァニラ画廊は「雛菜雛子は少女の内側に潜んだ暗黒面、自慰的な死、ナルシシズムなど、儚(おぼろ)げな闇の世界を『癒し』として描いてきた」という。「まぶしすぎる光だけでは成しえない、暗くよどんだ闇に身を浸すことでしか得られない癒し。その闇を必要とする人々に作品を届けるのが、雛菜雛子の背負った宿命」としている。今回の個展では、新作の大作油彩画や繊細で妖艶な立体作品などを発表する。

雛菜雛子さんは1987年生まれ、女子美術大学を卒業、2012年9月より本格的に制作をはじめ、2012年12月から作品「ヒナコルメル少女学館」において地下アイドル活動や実店舗ギャラリーサロンを主宰する。2017年に京都で個展「ヒナコルメルお姫様王国・雛菜雛子展」を開いている。

開場時間は12時から19時(土曜日、日曜日17時)まで。入場は無料。

編集注:「処女」の「処」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。

ゼネラルオイスターがハロウィンプレート

(ハロウィンについては、情報のみ書きます)
【銀座新聞ニュース=2018年10月21日】オイスターバーをチェーン展開するゼネラル・オイスター(旧ヒューマンウェブ、中央区日本橋茅場町2-13-13、共同ビル、03-6667-6606)は10月31日まで、「エミットフィッシュバー GINZASIX」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-1540)など26店で「ハロウィンホットプレート」を販売している。

ゼネラル・オイスターが10月31日まで、「エミットフィッシュバー 銀座シックス」などで提供している「ハロウィンホットプレート」。

「ハロウィンホットプレート」(税別2580円)は通常メニューの「ホットオイスタープレート」のハロウィンバージョンで、カキのバターソテーには野菜のビーツをつかった「真っ赤なソース」を、特製カキフライには、イカ墨を使った「真っ黒なタルタルソース」をつけ、焼きガキにはほんのり甘みのある「かぼちゃ」とマスカルポーネの焼きカキを盛り合わせている。

プレートの内容は「カキのバターソテー 真っ赤なソース」(2個)、「カキフライ 真っ黒なタルタルソース」(2個)、「かぼちゃとマスカルポーネの焼きカキ」(2個)の盛り合わせとなっている。

中央区とその周辺では「エミットフィッシュバー 銀座シックス(GINZASIX)」のほか、「オイスターテーブル 銀座コリドー店」(中央区銀座7-2、銀座コリドー街108、050-5592-5209)、「カーブ・ド・オイスター 東京駅八重洲地下街」(中央区八重洲2-1、八重洲地下南1号、03-3274-3455)でも17時から販売している。

M84で丹地保堯「写真画」展、来年のカレンダーも

【銀座新聞ニュース=2018年10月20日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル、03-3248-8454)は10月22日から11月3日まで丹地保堯さんによるオリジナルカレンダー40周年記念「写真画展」を開く。

アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)で10月22日から11月3日まで開かれる丹地保堯さんのオリジナルカレンダー40周年記念「写真画展」に展示される作品((C)Yasutaka Tanji/M84)。

丹地保堯(たんじ・やすたか)さんは「そのもっとも美しい一瞬を切り取り、あざやかに描き出す」写真家で、アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)では「研ぎ澄まされた感性によってありふれた風景の中に写真創造の原点を見出す作風は『写真画』という独自の世界を確立した日本写真界の巨匠」としている。

毎年のように内外のカレンダー展で受賞し、今回(2019年版)、オリジナルカレンダーが40周年記念となる。これを記念して、写真画集に採用された絵画を思わせる幻想的な作品約40点を選んで額装して展示し、すべての作品を販売する。

丹地保堯さんは「自然をモチーフに日本全国を旅すること50年、自然が好きで絵が好きで、自然観をもっと感情で捉えたい。本質にせまり、空気感まで捉えたい。そんな思いの中、一枚一枚絵を描くつもりで被写体と向き合い、構図を決め、シャッターを切ってきた」という。

「顔料によるプリント(ジグレー技法)は耐久力や色再現が格段に向上し、和紙やカンバスに自分自身が描写することでオリジナルな『新ジャンル』での写真表現ができた気がする。ありふれた風景の中に僕の写真創造の原点がある。その原点を大切に旅を続けたい」としている。

丹地保堯さんは1943年広島県福山市生まれ、1968年に東京デザイナー学院商業デザイン科を卒業、フリーのグラフィックデザイナーとなり、1973年に写真家に転向し、1977年に全国カレンダー展で作品集「枝」が工業技術院院長賞を受賞、1981年にドイツ・シュツットガルトの国際カレンダー展で作品集「光の記憶」が最優秀カラー写真賞(グランプリ)を受賞した。

中国・北京の国際芸術写真展で入選、2003年に第54回全国カレンダー展で作品集「雅の心」が日本マーケティング協会賞を受賞、2004年に第55回全国カレンダー展で作品集「雅の心」が「審査員会奨励賞」を受賞した。

2005年に国際カレンダー展で作品集「雅の心第2弾」が銅賞(2012年銀賞)、第56回全国カレンダー展で作品集「雅の心」がグランプリの経済産業大臣賞(2007年、2010年、2017年に経済産業大臣賞)、2010年に「旅」をキーワードにした写真クラブ「ジタン・クラブ(JITAN CLUB)」を始動(代表理事)し、2018年に「しなの追分写真コンテスト」審査委員長。現在、日本写真画家協会会長、NPO国際写真交流協会会長などを務めている。

22日18時からオープニングセレモニーを開く。

開場時間は10時30分から18時30分。入場は無料。日曜日が定休。作品と2019年オリジナルカレンダーも会場にて販売する。