丸善丸の内で小沢摩純「ファンタジーワールド」展

【銀座新聞ニュース=2019年6月18日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)がが運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は6月19日から25日まで4階ギャラリーで小沢摩純さんによる絵画展「ファンタジーワールド」を開く。

丸善・丸の内本店で6月19日から25日まで開かれる小沢摩純さんの絵画展のフライヤーー。

伝説、童話、オペラなどをテーマに、大人が忘れかけていた夢を思い出させてくれる小沢摩純(おざわ・ますみ)さんが原画や版画約70点を展示する。

小沢摩純さんは「絵のモチーフの一つに、私は地図を画くことが好きです。今まで画いてきた地図の絵とともに、今回は、モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart、1756-1791)の生涯の旅を、地図に描いてみました」としている。

小沢摩純さんは1962年東京都生まれ、1985年に女子美術大学芸術学部版画科を卒業、在学中の1984年に期待の新人版画大賞展にて買い上げ賞、大学版画展にて買い上げ賞、1986年に「クリスマス急行」(ほるぶ出版社)のさし絵を手がけ、1987年に個展を開く。1990年に「けんぶち絵本の村大賞」にて「びばカラス賞」を受賞した。

1991年に日本郵船の客船「クリスタルハーモニー」のナースリールームの壁画を担当、1994年にひかりのくに絵本「ねむりひめ」を刊行、2000年に絵本「天使への手紙」(ヴォイス出版社)を刊行、2009年から丸の内・丸善本店や日本橋店などで個展を開いている。

期間中、毎日、小沢摩純さんが来場する。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。

編集注:「小沢摩純」の「沢」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。

志門で田辺正樹が彫刻展

【銀座新聞ニュース=2019年6月17日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル3階、03-3541-2511)は6月17日から22日まで田辺正樹さんによる彫刻展を開く。

ギャルリー志門で6月17日から22日まで開かれる田辺正樹さんの彫刻展のフライヤー。

彫刻家の田辺正樹(たなべ・まさき)さんが新作を中心に展示する。

田辺正樹さんは1950年新潟県長岡市生まれ、1976年に東京で個展を開き、1987年から毎年のように個展を開いており、1998年にカジマ(KAJIMA)彫刻コンクールマケットで入選、その後も、首都圏で個展を開くとともに、グループ展にも参加している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。

丸善丸の内で東光会の森本計一「パリ」展

【銀座新聞ニュース=2019年6月16日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は6月19日から25日まで4階ギャラリーで森本計一さんによる個展「パリの街角を描く」を開く。

丸善・丸の内本店で6月19日から25日まで開かれる森本計一さんの個展「パリの街角を描く」に出品される「長い会議」。

毎年春ころに恒例となっている、「パリの豊かな表情を光彩の中に織り込み、独自の世界を展開する」(丸善)画家の森本計一(もりもと・けいいち)さんの個展で、フランス・パリの日常生活を独特の様式と色感で追求した作品の中から油彩画を中心にパステル画も合わせて約50点を展示する。

森本計一さんは1940年岡山県倉敷市生まれ、1963年に早稲田大学を卒業、名鉄航空サービスに入社、世界を旅し、1985年に絵画の制作活動を再開、1990年に東光会奨励賞、1993年に個展を開き、1997年にスペイン・マドリッドで個展、1998年にヨーロッパ美術評論家会議で国際展へ出品、創作活動支援が決定、2002年にアメリカ・ニューヨークで個展を開く。

2003年から丸善の各店で個展を開いている。2007年に「春風大隈講堂」と「レンヌの花屋」が早稲田大学創立125周年記念として大学に所蔵され、2008年にフランス芸術協会「トリコロール芸術の翼奨励賞」、イタリア「ヴェネツィア芸術大賞」などを受賞している。現在、東光会会員。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)、入場は無料。

ヴァニラで欧米の連続殺人鬼展、ゲイシー、レイら

【銀座新聞ニュース=2019年6月16日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は6月18日から7月11日まで「シリアルキラー2019」を開く。

ヴァニラ画廊で6月18日から7月11日まで開かれる「シリアルキラー2019」に展示される連続殺人犯の作品群。残酷な殺人犯が描く作品世界は素朴なものもあり、そのコントラストが見どころといえる。

2016年からHNさんの所蔵するコレクションの中から選んで展示している、欧米のシリアルキラー(連続殺人犯)の作品展だ。今回は、凶悪な人物像や数々の犯罪が、小説や映画のモデルにもなった、欧米のシリアルキラーたちの作品、セルフポートレート、資料など、あらゆるアイテムを収集するHNさんのコレクションから展示する。

ヴァニラ画廊では「目を背(そむ)けたくなるような凶行を行った殺人者たちの描く世界は、まるで見るものの心の淵を覗きこむような凄み、寂寥感(じゃくりょうかん)、無常感、そして得体の知れないものと対峙した時のような緊張感に溢れて」いるとしている。

今回は個々のバックグラウンドにより焦点を当てた構成で、日本ではほとんど目にすることのできない犯罪者たちの痕跡を紹介する。

「シリアルキラー2019」では、世界中を恐怖に陥れた最凶のピエロことジョン・ウェイン・ゲイシー(John Wayne Gacy、1942-1994)、大きなファミリーと小さなパパ、「カルトキング」のチャールズ・マンソン(Charles Milles Manson、1934年生まれ、終身刑)さんとファミリー、最悪の殺人バディ、ヘンリー・リー・ルーカス(Henry Lee Lucas、1936-2001)、オーティス・トゥール(Otis Toole、1947-1996)。

「月夜の狂人」エドワード・ゲイン(Edward Theodore Gein、1906-1984)、「トラックでやってくる殺人者」、ピーター・サトクリフ(Peter William Sutcliffe、1946年生まれ、終身刑)さん、孤独な無神論者、ウェィン・ロー(Wayne Lo、1974年生まれ、終身刑)さん、「自分は『サムの息子である。』」、デビッド・バーコウィッツ(David Richard Berkowitz、1953年生まれ、終身刑)さん。

「パリの吸血鬼」、ニコラス・クロウ(Nicolas Claux、1972年生まれ、2002年に釈放)さん、「人肉ハンバーガーショップ」、ジョー・ロイ・メセニー(Joe Roy Metheny、1955年生まれ、無期懲役)さん、描き続けた1人の少女、ハドン・クラーク(Hadden Clark、1952年生まれ、懲役70年)さん、残酷な悪魔、テッド・バンディ(Theodore Robert Bundy、1946-1989、死刑)。

妄想のお告げ、ハーバート・マリン(Herbert Mullin、1947年生まれ、終身刑)さん、「さすらいの絞首魔」、ゲイリー・レイ・ボールズ(Gary Ray Bowles、1962-1999)、牧師のマーティン・ルーサー・キング(Martin Luther King, Jr.、1929-1968)を暗殺した、陰謀に葬られた暗殺者、ジェームズ・アール・レイ(James Earl Ray、1928-1998、腎不全により刑務所内で死去)。

「奇妙な三角関係」、ダニー・ローリング(Danny Rolling、1954-2006)、ジェラルド・シェイファー(Gerald Schaefer、1946-1995)、「虐待と戦争が生んだ怪物」、アーサー・ショークロス(Arthur Shawcross、1945-2008)、「マーダーマックに乗った殺人コンビ」、ロイ・ノリス(Roy Lewis Norris、1948年生まれ、現在服役中)さん、ローレンス・ビテッカー(Lawrence Sigmund Bittaker、1940年生まれ、死刑だが、現在服役中)さん。

「ナイトストーカー」、リチャード・ラミレス(Richard Leyva Ramirez、1960-2013)、「ハッピースマイルキラー」、キース・ジャスパーソン(Keith Hunter Jesperson、1955年生まれ、終身刑)さん、「H・H・ホームズ(H. H. Holmes)」の名前で知られる「殺人ホテル」、ハーマン・ウェブスター・マジェット(Herman Webster Mudgett、1861-1896、死刑)。

「女殺人鬼たち」として、ドロシア・プエンテ(Dorothea Puente、1929年生まれ、終身刑)、アイリーン・ウォーノス(Aileen Wuornos、1956-2002)、ローズマリー・ウエスト(Rosemary West、1953年生まれ、終身刑)さん、キャロル・バンディ(Carol M. Bundy、1942-2003)、ダナ・グレイ(Dana Sue Gray、1957年生まれ、終身刑)さん、マーサ・ベック(Martha Beck、1920-1951)。

闇社会の住人たち、ロナルド・”ロニー”・クレイ(Ronald “Ronnie”Kray、1933?1995)とレジナルド・”レジー”・クレイ(Reginald “Reggie” Kray、1933?2000)のクレイ兄弟、銃撃によって射殺された、ボニー(Bonnie Parker、1910-1934)&クライド(Clyde Barrow、1909-1934)、ヘンリー・ヒル(Henry Hill、1943-2012)、トーマス・ピテラ(Thomas Pitera、1954年生まれ、無期懲役)さん。

特別展示はマフィアの殺し屋で、氷の殺し屋と呼ばれた、リチャード・ククリンスキー(Richard Kuklinski、1935-2006、獄死)の作品を紹介する。

パンフレットの協力は東洋大学教授の桐生正幸(きりゅう・まさゆき)さん、作品解説はコレクションを所有するHNさん。HNさんについては、日本にいる「中島さん」というだけで、詳細は未公表。

ウイキペディアなどによると、シリアル・キラー(Serial killer)とは殺害行為を主目的に行う犯罪者、あるいは単独の連続殺人犯(連続殺人事件の犯人)に対して使われる言葉で、和名としては「殺人鬼」と称される。「シリアル・キラー」という単語は、アメリカの連続殺人犯テッド・バンディを表現するために考え出されたもので、元FBI捜査官のロバート・K・レスラー(Robert Kenneth Ressler、1937-2013)が1984年9月に提唱した。

特徴や傾向としては、1)ほとんどが男性、2)両親の関係が悪化しており、身内に犯罪者やアルコール、麻薬などの中毒者がいる、3)幼児期に児童虐待や育児放棄など悲惨な体験をしていることが多い。特に何らかの傷害により、脳に傷害を負ったり、性的暴力を受けた者が顕著、4)差別などの社会的排除を長期間かつ過酷なまでに受け続けていた人。

5)成人までの成長過程で周囲から孤立し、友人が少ない。また、夜尿症をなかなか克服できない。動物虐待を好み、窃盗、放火などの犯罪に手を付け、ナイフや銃器に興味を抱くだけでなく、実際に所持する、6)人との交際で、正常な性交ができなかったり、通常の性交では満足できず、次第に性的倒錯が重度になり、被害者への(主に性的な)支配欲が強くなる。特に快楽殺人犯は早期に発覚、逮捕されなかった場合、その性向から連続殺人になりやすい。

7)知能指数は通常より劣り、簡便な仕事を選ぶ者が多い。一方で、少数派ではあるが知能指数が高く、社会的には成功している場合もあり、彼らは容姿や身なりがよく、名士として周囲から慕われるため、被害者も油断しやすい、8)犯罪に対する罪悪感が欠如している(反社会性パーソナリティ障害)ため、殺人以外にも罪を犯していることが多い。暴行や傷害、窃盗、強姦、死体遺棄・損壊が顕著とされる。

9)殺人の手口や被害者の特徴が共通しているため、別々に起きた殺人がほぼ同様の手口で行われている場合や、同じ傾向の人物が狙われている場合には、捜査上で連続殺人事件と判断する重要な根拠になる、などがある。

金銭目的で犯行に及んだ連続殺人犯は「シリアル・キラー」から除外されることもあるが、被害金額が少なかったり、拷問殺人が発覚した場合などは殺害に主眼が置かれているため、シリアル・キラーに含まれる。

開場時間は12時から19時(最終日は17時)で、入場料はパンフレット付で2000円。会期中は無休。高校生未満は入場できない。

サニーヘルス、避けたい蛋白質の過剰摂取、体脂肪のリスクも

【銀座新聞ニュース=2019年6月16日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「糖質制限ダイエットでありがちミス!タンパク質なら太らないというのは本当?」を発表した。

タンパク質は、人の体に欠かせない3大栄養素の1つで、筋肉、皮膚、髪、爪、内臓などを作る元となるほか、体の機能を正常に保つのに欠かせない体内酵素を構成している。しかし、過剰摂取すると、糖質や脂肪と同じように、余ると体脂肪と化してしまう。

糖質制限ダイエット(いわゆる炭水化物抜きダイエット)が人気だ。小難しいカロリー計算もなく、お米、パン、うどん、パスタなどの糖質の高い主食を断つ、あるいは減らすという、ひじょうに簡単なもので、糖質を制限する一方で、肉などタンパク質に関しては制限が設けられず、いくらでも食べていいというルールも存在する。

しかし、タンパク質の過剰摂取は、体に負担をかけてしまうだけでなく、糖質や脂肪と同じように余れば体脂肪と化してしまう。

タンパク質は、人の体に欠かせない3大栄養素の1つで、筋肉はもちろん、皮膚、髪、爪、内臓などを作る元となるほか、体の機能を正常に保つのに欠かせない体内酵素を構成しているのもまたタンパク質だ。多くのホルモン、神経伝達物質の原材料にもなり、ダイエット中でも決して減らさずに摂取したい栄養素でもある。

厚労省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)によると、タンパク質は成人であれば1日あたり男性60グラム、女性50グラムが十分量とされている。体重や運動量にもよって十分量は前後し、体重1キログラム当たりの1日の必要量は運動量の少ない人で0.8グラムから1.0グラム、運動量の多い人なら1.2グラムから2.0グラム程度とされている。

タンパク質の摂取量が不足すると、筋肉が分解され、利用されるようになる。すると筋肉量は減少し、運動しなくても生命維持のため、自動的に体で消費されるカロリー(基礎代謝量)が落ちてしまう。そうなると、やせにくくなるだけではなく、同じ食事量なら基礎代謝量が落ちた分だけ体内でカロリーが余るようになり、その分は脂肪として蓄積される。このため、タンパク質は毎日必要量を摂取するべきといえる。

しかしながら、その反対に、過剰摂取をするとどうなるのか?腎臓や肝臓に負担をかけるという認識を持つ人は少なくないが、実は太ってしまうというリスクがある。正確に言うと、タンパク質という成分そのものによって太るのではなく、摂取カロリーが消費カロリーを上回ることで太ってしまう。

摂取カロリーが消費カロリーを上回るという状態によって太るというのは、ダイエットの基本中の基本だ。でも、糖質制限ダイエットにおいては、タンパク質のカロリーは特に考慮されていないことが多いため、それが落とし穴となってダイエットが失敗してしまうこともある。

タンパク質は1グラム当たり4キロカロリーの熱量を発生するエネルギー源でもあり、これは糖質1グラムあたりと同じだ。ちなみに脂肪は1グラムあたり9キロカロリーだ。
摂取カロリー(特に糖質)が足りなければ、タンパク質もエネルギーとして利用されるし、余れば脂肪に変わる。タンパク質を構成しているアミノ酸は体に貯蔵しておくことができないため、使われなかった分は脂肪になってしまうのだ。

それゆえ、タンパク質ならいくら食べても太らないということはなく、あくまでもダイエットの基本に則って、消費・摂取カロリーのプラスマイナスは意識するべきだ。

タンパク質は、魚、肉、卵、豆類に多く含まれ、全体量の10%から20%前後がタンパク質だ。例えば、牛モモ肉100グラムなら、含まれるタンパク質はおよそ20グラム。意外かもしれないが、米や麦などの穀物にも6%から10%程度含まれるほか、野菜にも微量が含まれている。

量はグラム数だと少し分かりにくいので、「手ばかり」を参考にするとわかりやすくなる。魚、肉、卵、豆類の1食の目安は厚みも大きさも、指を除く自分の手のひら1枚分とされている。

1日にいろいろな種類のタンパク源を食べつようにしたい。朝は卵や納豆など、昼、夜で魚、肉、豆腐を摂るように心がけると無理なく取り入れられる。また、1種類の食品から必要量のすべてを摂るのではなく、組み合わせて食べることで体内で合成できない「必須アミノ酸」を補い合えると同時に、その他の栄養素もバランスよく摂ることができる。

また、動物性、植物性のどちらかに偏ることなく、万遍なく食べるほうがダイエットにも健康にも効率的といえる。

タンパク質の過剰摂取によって健康を損なったという研究結果はないものの、体内での代謝が変化したという報告はあり、過剰摂取は太ってしまうだけでなく健康面でのリスクを高めてしまう可能性がある。あくまでも適量摂取をめざしたい。

グリコによると、摂取したタンパク質は、体内で合成と分解を繰り返し、その過程において、食事から摂ったタンパク質のうち余った(過剰な)ものは分解されて窒素となる。

窒素を体外に排泄するためには、肝臓と腎臓の働きが必要で、体内の分解過程で必要でなくなった窒素はアンモニアに変わる。アンモニアは体にとって有害な物質であるため、肝臓で無害な尿素に変換され、のちに腎臓で尿として排出される。

このときにタンパク質を過剰に摂取すると、その分多くの窒素を尿に変換しなければならなくなる。そのため肝臓や腎臓にかかる負担が普段よりも大きくなり、内臓疲労を引き起こしてしまう可能性があるとしている。

尿路結石とタンパク質も関係があり、尿路結石の原因の1つに動物性タンパク質の摂りすぎがあるという。代表的な「シュウ酸カルシウム結石」でみると、主に肉などの動物性タンパク質は、摂取すると体のなかでシュウ酸や尿酸などの物質が体内に増える。このうち、シュウ酸にはカルシウムと結合しやすい性質を持ち、腸の中でカルシウムと結びつくことで便として体の外へ排泄される。

このとき、腸で吸収しきれないシュウ酸は尿として排泄される。シュウ酸が尿に含まれるカルシウムと結合してしまうと、石のようなかたまりとなって排泄されにくくなり、尿管を詰まる原因となる。

ヒトの腸内細菌が健康的な状態かどうかを知るには、便を観察することで、色は黄色、もしくは黄色がかった褐色で、多少のにおいがあっても臭くはなく、バナナのような形で柔らかいものが理想とされている。逆に黒っぽく嫌な臭いがある便は、腸内細菌のバランスが悪くなっている状態といえる。腸内に腐敗産物が増えると口臭や体臭の原因になると考えられている。

主な食品100グラムあたりのタンパク質量は、米(精白米)6.1グラム、豚(大型豚種)ばら(脂身付、生)が14.2グラム、和牛肉ひれ(赤肉、生)19.1グラム、成鶏肉もも(皮付き、生)17.3グラム、あゆ(養殖、焼き)22.6グラム、キャベツ(結球葉、生)1.3グラム、だいこん(根、皮むき、ゆで)0.5グラム、じゃがいも(塊茎、蒸し)1.5グラム。

大豆(全粒、国産、乾)35.3グラム、りんご(生)0.2グラム、鶏卵類(全卵、生)12.3グラム、普通牛乳3.3グラム、ヨーグルト(全脂無糖)3.6グラム、無塩バター0.5グラム、インスタントコーヒー14.7グラム。

高タンパク、低カロリーの食事をするには、食材は鶏胸肉やささみ、豚ヒレ肉などの脂身の少ない肉類や魚、またはカッテージチーズなどの脂肪分の少ない乳製品を選びたいとしている。

日々の生活で揚げ物ばかりを食べたり、ソースやマヨネーズなど調味料をたくさんつけたりしてないだろうか。ゆでたり蒸したりする調理法は余分な油分を摂取せず、タンパク質をより効率的に摂ることができる。また、揚げ物の衣や調味料に含まれる油分は、見えないカロリーとして体にたまってしまいがちだ。