丸ビルで芸大アーツ、三菱賞ライブや作品展、アートの力を発信

【銀座新聞ニュース=2020年10月23日】不動産業界国内3位の三菱地所(千代田区大手町1-1-1、大手町パークビル、03-3287-5100)と東京芸術大学(台東区上野公園12-8、050-5525-2000)は10月24日から31日までの7日間、丸ビル(千代田区丸の内2-4-1、03-5218-5100)で「芸大アーツイン丸の内2020」を開く。

10月24日から31日まで丸ビルで開かれる「芸大アーツイン丸の内2020」のメインビジュアル。

「芸大アーツイン丸の内」は2006年から開いており、次代を担う新鋭作家を支援し、ビジネス街の丸の内を「キャンバス」にみたて、音楽や美術といった芸術を情報発信するためのイベントで、2020年で14回目を迎え、全体のプロデュースを芸大特任教授の伊東順二(いとう・じゅんじ)さん、音楽監督は芸大特任教授の千住明(せんじゅ・あきら)さんが担当している。

今回は「アートワクチン(C)」をテーマとした。プロデュースを手掛けた伊東順二さんは「歴史を振り返っても、このようなパンデミック(世界的流行)の時代に私たちを未来へと再び奮い立たせたのは決して萎えることのない心の力であり、芸術はいつもその瞬間に寄り添うワクチンであり続けた」とし、新型コロナが感染拡大する中でも「音楽を奏でる一つ一つの音、イメージを作る線や色彩、人々に問いかける言葉の塊、それらは危機に跪(ひざまず)こうとする私たちにもう一度立ち上がる力を与えてきた。今年の芸大アーツイン丸の内は、心のワクチンとしてのアートの力を力強く発信」するとしている。

例年、募集している学生企画の一環として、既成概念に捕らわれない企画を全学から募集し、応募した企画の中からオーディション形式で選考し、実施作品(審査員賞) を決めた。審査員は舘鼻則孝(たてはな・のりたか)さん、伊東順二さん、秋元康(あきもと・やすし)さん、千住明さんの4人で、ほかに事務局推薦がある。

また、例年通り、丸ビル1階マルキューブや3階回廊で、「三菱地所賞」の美術部門受賞者の立体作品を展示し、7階丸ビルホールで音楽部門受賞者によるリサイタルを開く。「三菱地所賞」は2008年より設けられており、音楽部門6人、美術部門6人の計12人に賞を授与する。

「心のワクチンとしてのアートの力を力強く発信」するため、総合プロデュースを手掛けた伊東順二さん。

今回の三菱地所賞は音楽部門がトランペット奏者の三村梨紗(みむら・りさ)さん、ピアノ奏者の千葉遥一郎(ちば・よういちろう)さん、作曲家の冷水乃栄流(ひやみず・のえる)さん、バイオリン奏者の野口(のぐち)わかなさん、声楽家の秋本悠希(あきもと・ゆき)さん、声楽家の松原(まつばら)みなみさん。

丸ビルホールの記念リサイタルは毎日18時30分から20時で、17時30分から整理券を配布する。27日が三村梨紗さん(ピアノ伴奏が下田望=しもだ・のぞみ=さん)、28日は千葉遥一郎さん、29日は冷水乃栄流さんの曲を演奏する。演奏者は箏(そう、こと)が森梓紗(もり・あずさ)さん、長谷由香(ながたに・ゆか)さん、小林甲矢人(こばやし・はやと)さん、笙(しょう)が東田はる奈(ひがしだ・はるな)さん。

30日が野口わかなさん(ピアノ伴奏が山崎早登美=やまざき・はとみ=さん)、31日が秋本悠希さんと松原みなみさん(ピアノ伴奏が千葉=ちば=かほるさん、円谷俊貴=つむらや・としき=さん)。

美術部門が彫刻科の植松美月(うえまつ・みづき)さん、彫刻科の小野海(おの・かい)さん、デザイン科の加藤皓之進(かとう・ひろのしん)さん、彫刻科の木村知史(きむら・さとし)さん、工芸科の佐野圭亮(さの・けいすけ)さん、彫刻科の三好桃加(みよし・ももか)さん。

3階回廊では植松美月さん、佐野圭亮さん、1階マルキューブでは小野海さん、加藤皓之進さん、木村知史さん、三好桃加さんが展示する。

「アートワクチン」オーディションは、舘鼻則孝賞が芸大美術学部先端芸術表現科4年の川畑那奈(かわばた・なな)さんらの「生音楽絵本」で、絵本の朗読とピアノ、フルート、バイオリン、声楽の生演奏、アニメ映像で構成されている。25日16時30分から17時40分に公開する。

伊東順二賞が芸大美術研究科デザイン専攻修士2年の若田勇輔(わかた・ゆうすけ)さんと芸大美術研究科油画技法・材料第1研究室修士1年の田村正樹(たむら・まさき)さんの「NKPM」の作品で、VR(仮想空間)上のドローイングを現実空間で立体化し、3階回廊に展示し、25日18時から18時30分に作品を説明する。

事務局推薦賞が芸大美術学部建築科2年の杉原有香(すぎはら・ゆか)さんらの「ボーダーレスアーティスト(BORDERLESSARTISTS)」で、ライブペインティングと生演奏、舞踊を組み合わせた2部構成になっている。26日18時から18時30分に披露する。

秋元康賞が芸大音楽研究科邦楽専攻長唄修士2年の三井千絵(みつい・ちえ)さんの「あつまれ!長唄の動物たち」で、映像と長唄を組み合わせた構成で動物の鳴き声や広がる風景を長唄を通して感じられる演奏会で、28日18時から19時に上演する。

千住明賞が芸大音楽学部器楽科バストロンボーン専攻3年の大関一成(おおぜき・かずなり)さんらの「移動遊園地-トラベリング・カーニバル(the TravelingCarnival)」で、サン・サーンス(Charles Camille Saint-Saens、1835-1921)作曲の「動物の謝肉祭」を金管アンサンブルとコンテンポラリーダンスで上演する。29日18時から19時に披露する。

24日と25日に丸ビル1階マルキューブでガライベントを開く。24日は11時45分から伊東順二さんと邦楽ガラプロデューサーの花柳輔太朗(はなやなぎ・すけたろう)さんによる邦楽ガラオープニングトークイベントを開く。12時から13時が学生企画の「日本舞踊-十人十色」、14時から15時が学生企画の「創作日本舞踊-箏の演奏にのせて」と「長唄の世界イン(in)丸の内」、16時から17時が学生企画の「和の音が描く日本の景色」、18時30分から19時20分が学生企画の「づーま2020イン(in)丸の内『恋積雪廓話』」を演奏する。

「日本舞踊-十人十色」は義太夫「寿式三番叟」、奏風楽「花影風韻-つばくらめ」、大和楽「河」、清元「六玉川」を演じる。「創作日本舞踊-箏の演奏にのせて」は箏曲生田流の演奏者と日本舞踊者が「さくら変奏曲」を演奏する。「長唄の世界イン丸の内」は長唄に使われる楽器の紹介と「勧進帳」を演奏する。

「和の音が描く日本の景色」は山田流「岡康砧」演奏、4人の尺八による「紅葉」演奏、生田流の演奏者が「琉球民謡による組曲」を披露する。

「づーま2020イン丸の内『恋積雪廓話』」は11人が日本舞踊を踊り、15人が箏や三味線、尺八、琵琶などを演奏し、唄や囃子も入る。

25日は12時から12時30分まで大手町アートラボ(ARTLAB)・グッドデザイン賞受賞記念イベント、13時から14時30分が「第5回母学会議イン(in)丸の内」、16時30分から17時40分が「アートワクチン」の舘鼻則孝賞の川畑那奈さんが「生音楽絵本」を披露する、18時から18時30分が「アートワクチン」の伊東順二賞の若田勇輔さんと田村正樹さんが「NKPM」について説明する。

26日は13時からマルキューブでオープニングセレモニーを開く。13時から開会宣言、オープニングトーク、「センジュラブアンサンブル(SENJU LAB Ensemble)」コンサート、三菱地所賞授与式を行う。14時30分から15時30分に三菱地所賞受賞インタビュー、18時から18時30分に「アートワクチン」の事務局推薦賞の杉原有香さんらが「ボーダーレスアーティスト」を披露する。

27日はマルキューブで12時から12時30分に芸大クラシック(GEIDAICLASSIC)として江口クラス(石坂奏=いしざか・そう=さんら3人)、18時から18時30分が芸大ジャズナイト(GEIDAI JAZZ NIGHT)として楠瀬亮(くすのせ・りょう)さんら4人が出演する。

28日はマルキューブで12時から12時30分に芸大クラシック(GEIDAICLASSIC)として有森クラス(伊達広輝=だて・こうき=さんら2人)、18時から19時が「アートワクチン」の秋元康賞の三井千絵さんが「あつまれ!長唄の動物たち」を公開する。

29日18時から19時が「アートワクチン」の千住明賞の大関一成さんらが「移動遊園地-トラベリング・カーニバル(the TravelingCarnival)」を演奏する。

30日12時から12時40分にマルキューブで「センジュ・ラボ・プレゼンツ(SENJU LAB presents)アルパカベースウイズ(with)内田早紀(うちだ・さき)-コントラバスとハープのデュオが織り成す癒しの音色とアートとの調和」を開く。

19時30分から20時30分にマルキューブで丸の内ワーカーによる「金曜日のピアニスト」を開く。丸の内で働く人が1人5分ほど演奏し、芸大音楽学部ピアノ専攻教授の渡辺健二(わたなべ・けんじ)さんが講師として講評する。

31日マルキューブで12時から12時30分に芸大クラシック(GEIDAICLASSIC)として青柳クラス(八部陽菜=やべ・はるな=さんら2人)が演奏する。

14時から17時まで芸大オークションを開き、絵画、彫刻作品、音楽作品を競売にかける。期間中、絵画、彫刻作品は3階回廊に展示する

開場時間は11時から21時(日曜日は20時)、入場は無料。

注:「東京芸術大学」の「芸」、「円谷俊貴」の「円」、「渡辺健二」の「辺」はいずれも正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。

銀座300BARがハロウィンメニューと仮装パーティ

【銀座新聞ニュース=2020年10月22日】アルコール飲料も料理も1品300円(税別)の立ち呑み店を運営するスリーハンドレッドバー(中央区銀座5-9-11、ファゼンダビル、03-3572-6300)は10月23日から31日まで「銀座300BAR 5丁目店」(中央区銀座5-9-11、ファゼンダビル、03-3572-6300)などで「ハロウィン特別メニュー」を提供する。

「銀座300BAR」で提供されるスペシャルカクテル。

また、31日に「ハロウィン仮装パーティー」を開く。仮装したままで入れ、スタッフも個性的なコスプレで迎える。

23日から31日までスペシャルカクテルとして「Magical Halloween-マジカルハロウィン」と「V-ブラッド(BLOOD)-バンパイヤ」を提供する。料理として「ブラッディパンプキンバーグ」と「ハロウィンペンネグラタン」、グループ会社の「有限会社身土不二(しんどふじ)」(青森県上北郡東北町新舘有野部1-3、0176-62-9200)が運営する「東北牧場」の無農薬の「ながちゃん南瓜(かぼちゃ)」を使ったジェラートがある。

「マジカルハロウィン」は甘いカボチャリキュールにしょうがを効かせたカクテル、「バンパイヤ」はオレンジのフルーツカクテルで、好みでシロップの量を調整できる。「ブラッディパンプキンバーグ」はパンプキンソースとトマトソースをかけてある。「ペンネグラタン」はながちゃん南瓜とホワイトソースをミックスしてある。

「銀座300BAR」で過去に開かれた「ハロウィン仮装パーティー」。

ウイキペディアなどによると、「ハロウィン(Halloween)」はヨーロッパを起源とする民俗行事で、毎年10月31日の晩に行われる。西ヨーロッパ古代のペイガニズム(異教・多神教)にもとづく死者の祭りおよび収穫祭、とりわけケルト人の行うサウィン祭に由来するとされている。

歴史的経緯からアングロ・サクソン系諸国で盛大に行われるが、今日イメージするハロウィンの習俗は19世紀後半以降、アメリカの非宗教的大衆文化として広まった。

ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたが、時期を同じくして出てくる有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。

これに因み、31日の夜、カボチャ(本来はカブで、スコットランドではカブの一種の「スィード (swede) 」を使う)をくりぬいた中にろうそくを立てて「ジャックランタン (Jack-o’-lantern) 」を作り、魔女やお化けに仮装した子ども達が近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(Trick or treat、ご馳走をくれないといたずらするよ)」と唱える。

家庭では、カボチャの菓子を作り、子どもたちはもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティーを開いたりする。現代では主にアイルランド、英国、アメリカ、カナダ、プエルトリコ、ニュージーランド、オーストラリアの一部に広まっている。

アイルランドでは10月最後の月曜が祝日となっており、ハロウィンを祝う習慣が残っている。この祝日に続く週は、学期の半ばであるが、すべての学校が休みになり、一般に「ハロウィン休み」と呼ばれる。

カトリック教会の「諸聖人の日(万聖節、All Saints’Day)」は609年に導入され、当初は5月13日に祝われていたが、835年にローマ教皇グレゴリウス4世(Gregorius4、?-844)により現在の11月1日に変更された。これがケルトのサウィン祭(新年のはじまり)の影響、つまり「諸聖人の日」とサウィン祭を併合しようとしたのか、反対に「諸聖人の日」の移動をもってサウィン祭の習俗を駆逐しようとしたのか定かではないが、「ハロウィン」という名称すなわち「諸聖人の日前夜」はこれ以後に用いられるようになったと考えられている。

アメリカの一部キリスト教系学校では、ハロウィンがキリスト教由来の行事ではないことから、「ハロウィンを行わないように」という通達が出されることがある。東方教会(正教会・東方諸教会)の広まる地域(東ヨーロッパ・中東など)では、ハロウィンはあまり普及していない。ロシアにおいてはロシア教育省が宗教行事の一環であることを理由に、公立学校に対してハロウィンの関連行事を行わないよう通達を出している。

また、カトリック信徒の多いラテン系諸国(イタリア、スペイン、ポルトガルおよび中南米諸国)ではあまり普及していない。これらの国においては、諸聖人の日が重要視されており、祝日に制定している国もある。ドイツ、日本、東南アジア諸国などにおいてはアメリカの大衆文化として受容されている。

スリーハンドレッドバーは「銀座300BAR5丁目店」のほかに、 「銀座300BARネクスト(NEXT)店」(千代田区有楽町1-2-14、紫ビル、03-3593-8300)と「銀座300BAR8丁目店」(中央区銀座8-3-12、須賀ビル、03-3571-8300)がある。

営業時間は平日と日曜日が17時から23時(金・土曜日は2時)まで。無休。150種類以上のカクテルとフードが1品300円。

丸善日本橋で加生亨・智子、手塚美弥、宮沢由里香「陶と木の器」展

【銀座新聞ニュース=2020年10月21日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は10月21日から27日まで3階ギャラリー特設会場で4人展「暮らしの中の陶と木と」を開く。

丸善・日本橋店で10月21日から27日まで開かれる4人展「暮らしの中の陶と木と」のフライヤー。

家具工房「カショウ(KASHO)」(町田市小野路町2284-1、080-5530-3947)を主宰する木工作家の加生亨(かしょう・とおる)さんと木の小物作家の加生智子(かしょう・さとこ)さん夫婦、陶芸作家の手塚美弥(てづか・みや)さん、陶芸家の宮沢由里香(みやざわ・ゆかり)さんの4人が「深まる秋にお気に入りに囲まれて、暮らしにメリハリが出るような」作品を展示する。

加生亨さんは木製の家具、小物を制作しており、今回は小さいなものを中心に出品する、加生智子さんは身近な木を木工旋盤で削り、制作しており、「木という素材の持つ魅力を形にしたい」と思って作っている。

手塚美弥さんは旅した場所をイメージし、その国のお料理をテーマに、「象嵌(ぞうがん)」という技法を多用して、テーブルコーディネートを意識した器作りをしている。宮沢由里香さんは身近な植物をモチーフに、「鉄絵」という技法で絵付けをした、日々の生活に彩りを添える器作りをしている。

「象嵌」とは「模様を彫り、その彫った部分に違う色の土を埋め込み、余分な部分を削り、彫った部分にだけ模様が入るという技法」(手塚美弥さん)という。

「鉄絵」とは鉄分を多く含む顔料で描く技法で、透明釉(とうめいゆう)の下に描かれる釉下彩の一種で、酸化鉄による彩色のため、黒褐色の絵文様になる。

加生亨さんは1978年熊本県人吉市生まれ、都立品川技術専門校木工技術科を修了、石塚木工に勤務、2003年に「家具工房カショウ」(東京都町田市小野路町2284-1、080-5530-3947)を設立、2007年に家具製作技能士1級を取得している。

加生智子さんは2003年に加生亨さんと共同で「家具工房カショウ」を設立している。

手塚美弥さんは1972年東京都生まれ、1996年に武蔵野美術大学陶磁コースを卒業、1998年に食と陶器を求めて東南アジアからヨーロッパまで約7カ月間の旅をし、1999年に埼玉県戸田市に工房を開設、2001年に渋谷東急東横店で個展、2003年に東京都中野区に工房を移転、神楽坂ギャラリーで個展(2006年、2008年も)、2007年に東京都豊島区に工房を移転し、現在、陶芸教室「ポティエ」を主宰している。

宮沢由里香さんは1974年神奈川県横浜市生まれ、愛知県立芸術大学陶磁専攻を卒業、グループ展を中心に作品を発表し、陶工房「土花-toka」(千葉県鎌ケ谷市東道野辺7-10-64、047-498-5550)を運営している。

期間中、10時30分から19時30分まで出品者が来場する。ただし、作家によって在廊時間が異なる。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。

注:「宮沢由里香」の「沢」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。

三越、松屋、和光など5店がファッションイベント、トートバッグ等

【銀座新聞ニュース=2020年10月21日】銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)、松屋銀座店(中央区銀座3-6-1、03-3567-1211)、和光(中央区銀座4-5-11、03-3562-2111)、東急プラザ銀座(中央区銀座5-2-1、03-3571-0109)、GINZA SIX(中央区銀座6-10-1)の5店は10月21日から11月3日まで「第17回GINZA FASHION WEEK」を開いている。

11月3日まで開かれている「第17回ギンザファッションウィーク(GINZA FASHION WEEK)」で、5社が共同開発したオリジナルトートバッグ。

2011年から銀座地区の百貨店などが共同で開いている「銀座ファッションウィーク(GINZA FASHOIN WEEK)」で、5社共同チャリティー企画として、端切れや残った糸をリサイクルしたコットン(綿)を使用したオリジナルトートバッグ(税込1000円)を銀座三越(本館1階ファッションアイテム入金カウンター)、松屋銀座(27日までは1階正面口特設スペース、28日以降は1階京橋口特設スペース)、和光(本館1階 特設カウンター)の3店で計1000枚を販売する。

また、期間中、銀座三越(本館1階中央通り案内所)、東急プラザ銀座(3階総合インフォメーション)、ギンザシックス(GINZA SIX、11月の3日間のみ2階インフォメーション)の3店でオリジナルマスクケース計3000枚を、募金に応じたお客に無料で配る(各店舗とも計1000枚ずつを配布)。トートバッグの収益と募金は「特定非営利活動法人ジャパンハート」に寄付する。また、期間中、銀座三越と松屋銀座の一部の店でチャリティー トートバッグを見せると、サービスを受けられる。

銀座三越では21日から27日まで1階のギンザ(GINZA)ステージで、「プラス ヴァンドーム」が「Hoshi*Meguri-星めぐり」を開く。イヤリング(3万800円、キュービックジルコニア)、ピアス(1万1000円、合金、ガラス)、ネックレス(1万5400円、合金、ガラス)などを販売する。

28日から11月3日まで1階のギンザステージで「ボナベンチュラ」のポップアップショップを開き、コインケース(各3850円 牛革、直径約7.5センチ)を販売する。

31日と11月1日に本館5階ギンザ(GINZA)クローゼットで、トランクショー&オーダー会を開く。「ミナミ(M.INAMI)」のオーダーシャツ(4万4000円から)、「パンタロナイオ オサクハヤト」のオーダーパンツ(4万1800円から)、「サルトリア チーロ」のオーダージャケット(10万4500円から)が注文を受け付ける。

松屋銀座店では「ジャパン・クオリティ(JAPAN QUALITY)-ニホンのものつくり」をテーマにイベントなどを展開する。

和光、東急プラザ銀座、ギンザシックスについては、店舗に問い合わせを。

大丸東京で「ふくしま」展、牛乳食パン、とろももジュース等

【銀座新聞ニュース=2020年10月21日】国内百貨店業界第2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営する大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は10月21日から11月3日まで地階「ほっぺタウン」で「発見!ふくしまキャンペーン」を開いている。

大丸東京が11月3日まで開く「ふくしまキャンペーン」で販売される福島県立いわき海星高校の生徒が練習船で水揚げしたマグロを使った「めばちまぐろ鉄火丼」(1380円)と「めばちまぐろ刺身盛り」(899円)。

9月より大丸松坂屋では、サスティナビリティ(持続可能性)活動の一環として、地域の課題を考え応援する「シンク・ローカル(Think LOCAL)」という社会貢献活動に取り組んでおり、大丸東京店では東日本大震災から10年目を迎えた「福島」にスポットをあて、「発見!ふくしまキャンペーン」を初めて開いている。

福島の食材を使ったコラボメニューや、肉、海鮮、農産物など「ふくしまの“おいしい!”」を集めて、福島ブランドの安全性や品質の高さをアピールするのが狙いとしている。

福島県によると、2020年現在、県の面積が1万3784平方キロメートル、人口が184万6000人、農家の戸数が7万5338戸(1985年度13万8477戸)、農業の経営体数が5万3157、販売農家が4万3900戸(同12万367戸)となっている。農業の就業人口が5万4700人、農業の産出額が2018年度で2113億円、主な産品別ではコメが798億円で全国で7位、野菜が488億円、果実が255億円、畜産が455億円となっている。

同じく、糖度40.5%という甘い桃を使った「とろももジュース」(200グラム、1728円)。

生産量が全国で上位を占める11品目を「ふくしまイレブン」としており、収穫量ではそのひとつ「水稲」が36万8500トン(6位)、「もも」が2万7000トン(2位)、「日本なし」が1万6000トン(4位)、「きゅうり」が3万8200トン(4位)、「トマト」が2万2400トン(9位)、「アスパラガス」が1430トン(9位)、「りんどう」が4600トン(4位)、「肉用牛飼養頭数」が4万7500頭(15位)などで、イレブン以外では「豚飼養頭数」が12万4500頭(20位)などとなっている。

水産業(2018年度)では、漁業経営体数が377、海面漁業漁獲量が5万33トン、生産額が97億円、主な魚種別ではイレブンに入っている「ヒラメ」が397トン(4位)、イレブン以外では「サンマ」が7615トン(4位)、「コイ養殖」が846トン(2位)と上位にある。

地階では「ポール・ボキューズ ベーカリー」が毎日12時から「ファームつばさ」(福島県東白川郡鮫川村赤坂東野字葉貫22−2、0247-57-5958)で牛乳を使い、卵黄で仕込んだコクのある味わいが特徴の食パン「ジャージー牛乳食パン」(1個540円)を販売する。

「中島水産」(中央区築地 6-19-20、ニチレイ東銀座ビル、03-3543-5721)では練習船「福島丸」を所有し、遠洋航海の実習を行う福島県立いわき海星高等学校(福島県いわき市小名浜下神白館ノ腰153、0246-54-3001)の高校生が水揚げしたマグロを使った「めばちまぐろ鉄火丼」(1380円)と「めばちまぐろ刺身盛り」(899円)を販売する。

「日本橋 日山(ひやま)」(中央区日本橋人形町2-5-1、03-3666-2901)がブランド牛の福島牛を1頭買いした肉を使った、サーロインステーキ用(100グラム、1620円)、肩ロースすき焼き用(100グラム、1080円)、ももしゃぶしゃぶ用(100グラム、864円)を販売する。

「フレッシュワン」(北海道札幌市西区二十四軒2条4-6-23、011-618-6066)は「古山果樹園」(福島県福島市鎌田鶴田26、024-553-1609)が糖度40.5%という桃を使った「とろももジュース」(200グラム、1728円)と、「福島しろはとファーム」(福島県双葉郡楢葉町大字北田字鐘突堂5-10)が育てたさつまいも「ふくしまゴールド」(1袋、498円)を販売する。

「築地 丸都」(中央区豊海町12-14、03-3531-6241)では、常磐もの魚介類として「塩さば半身」(2枚、480円)、「めひかり丸干し」(5尾、480円)、「さんまみりん干し」(5枚、680円)、「あおさのり」(15グラム、600円)、「しらす干し」(100グラム、480円)を販売する。

また、イベントスペースでは福島県立ふたば未来学園高等学校、福島県立平商業高等学校、福島県立相馬農業高等学校、福島県立いわき海星高等学校の4校がそれぞれ生徒が考案した商品を販売する。

営業時間は10時から20時。