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【銀座新聞ニュース=2013年1月24日】バグジン(BAGUJIN)は2月2日から銀座シネパトス(中央区銀座4-8-7先、三原橋地下街、03-3561-4660)で一般公開する「ばななとグローブとジンベエザメ」の初日に中原丈雄さん、黒田福美さんらによる舞台あいさつを開催する。
2月2日10時40分の回上映終了後と13時10分の回上映前に、監督の矢城潤一(やぎ・じゅんいち)さん、主人公「園田敦」役の中原丈雄(なかはら・たけお)さん、園田敦の息子「堂本光司」役の塩谷瞬(しおや・しゅん)さん、園田敦の元妻「堂本真理子」役の黒田福美(くろだ・ふくみ)さん、園田敦の娘「堂本さつき」役の趣里(しゅり)さん。
堂本光司の婚約者「山辺倫子」役の原田佳奈(はらだ・かな)さん、タクシーの客「佐藤瑛作」役の佐藤B作(さとう・びーさく)さん、タクシーの客「梅本孝子」役の川上麻衣子(かわかみ・まいこ)さん、プロデューサーで園田敦の弟「園田崇」役でも出演している大城英司(おおき・えいじ)さんが舞台に登場してあいさつする。
物語は園田敦が15年前に妻の堂本真理子、息子・光司、娘・さつき(趣里=しゅり=さん)を捨て、現在は介護を必要とする母の俊江(馬渕晴子=まぶち・はるこ=さん)とともに暮らしているところからはじまる。
自由奔放に生きる敦と変わって、光司は真面目に勉強して司法試験に合格し、弁護士としての独り立ちを目指して大原文雄(柄本明=えもと・あきら=さん)の下で働いている。婚約者の山辺倫子との結婚の話が進むにつれ、忘れていた父の存在が浮かび上がってくる。
光司と倫子の結婚式が終わってしばらくの後、敦が外出している間に俊江の容態が悪化し、発見が遅れ、そのまま他界してしまう。敦は葬式に出席せず、働いていた焼肉店の売り上げとともに行方をくらます。その頃、倫子が妊娠したことがわかる。父となることへの期待と不安が入り混じる光司のところにある日、沖縄の警察から連絡が入る。真っ青な空と海が広がる中、光司は父の姿を追う旅に出る。
ウイキペディアなどによると、矢城潤一さんは1961年神奈川県三浦市生まれ、専修大学経済学部を卒業、フリーの助監督になり、現場で経験を積んだ後、2000年に自己資金で「ある探偵の憂鬱」を監督、バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガーアワードにノミネートされ、2008年に「ねこのひげ」を監督、その後、テレビドラマや映画の脚本も手がけ、2010年に小説「55(ごじゅうご)」が宝島社の第5回「日本ラブストーリー大賞」エンタテインメント特別賞を受賞している。
大城英司さんは1966年長崎県諫早市生まれ、大学受験に失敗、俳優を志し、1985年に「鬼太鼓座」に入座、同年7月より3カ月間のヨーロッパ演奏旅行をし、1986年に東京宝映テレビで新人養成期間を終了、小劇場に多数参加し、1996年に映画「トラブルシューター」でオカマ役を好演、1997年に7BSドラマ「君が人生の時」に出演し、2000年に映画「ある探偵の憂鬱」に初主演、2008年に映画「ねこのひげ」を企画、制作、脚本、主演した。
チケットはすでにチケットぴあを通じて販売中で、料金は2000円。当日券も販売する予定。