「しあわせのパン」原田知世、大泉洋らが舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2012年1月20日】アスミック・エースエンタテインメント(港区六本木6-1-24、ラピロス六本木3階、03-5413-4311)は1月28日からヒューマントラストシネマ有楽町(千代田区有楽町2-7-1、有楽町イトシアプラザ4階、03-6259-8608)で一般公開する「しあわせのパン」の初日に原田知世さん、大泉洋さんらによる舞台あいさつを開催する。

1月28日の11時50分の回上映終了後に、監督の三島有紀子(みしま・ゆきこ)さん、カフェを営む「水縞りえ」役の原田知世(はらだ・ともよ)さん、水縞りえの夫「水縞尚」役の大泉洋(おおいずみ・よう)さんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「しあわせのパン」は監督、脚本を手がけた三島有紀子さんが主題歌に起用した「矢野顕子(やの・あきこ)ウイズ(with)忌野清志郎(いまわの・きよしろう、1951-2009)」が歌った「ひとつだけ」に刺激され、脚本を書き下ろした。三島有紀子さんはこの作品で劇場用映画監督としてデビューし、北海道では1月21日から先行上映される。

物語は東京から北海道の月浦に移り住み、湖が見渡せる丘の上でパンカフェ「マーニ」をはじめた水縞尚とりえの夫婦の店に訪れる人間模様を描いている。

夫がパンを焼き、妻がコーヒーをいれ、料理を作る。そこには毎日、いろいろなお客がやってくる。北海道から出られない青年、時生(平岡祐太=ひらおか・ゆうた=さん)、なんでも聞こえてしまう地獄耳のガラス作家、陽子(余貴美子=よ・きみこ=さん)、口をきかない少女、未久(八木優希=やぎ・ゆうき=さん)と父親(光石研=みついし・けん=さん)。

革の大きなトランクを抱えた山高帽の阿部(あがた森魚=あがた・もりお=さん)、沖縄旅行をすっぽかされた傷心の香織(森カンナ=もり・かんな=さん)、観察好きの羊のゾーヴァ。それぞれの季節にさまざまな思いを抱いて店を訪れた彼らが見つけた心の中の「しあわせ」とは?

三島有紀子さんは大阪府大阪市生まれ、神戸女学院大学総合文化学科を卒業、在籍中に、アルバイトで貯めた資金で自主映画「夢を見ようよ」で脚本監督し、卒業後にNHKに入局、ドキュメンタリー班に配属され、主にドキュメンタリー作品を中心に手がけた。

2003年にNHKを退局してフリーとして活動、「劇団カッパドキア夫人」を主宰しながら、映画やテレビドラマなどの演出を手がけ、2009年に「刺青-匂ひ月のごとく」で映画監督デビュー、同年にオリジナル脚本「世界がお前を呼ばないなら」がサンダンスNHK国際映像作家賞のファイナリストに選出されている。

原田知世さんは1967年長崎県長崎市生まれ、日出女子学園高校(現日出高校)を卒業、1982年に「角川映画大型新人募集」で特別賞を受賞し、テレビ「セーラー服と機関銃」でデビュー、同年にフジテレビ「ねらわれた学園」に主演、1983年に映画「時をかける少女」で主演し、映画と同名の主題歌も歌い、ヒットし、1984年の「愛情物語」や「天国にいちばん近い島」で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。

1985年の第36回NHK紅白歌合戦に「早春物語」で初出場し、デビュー以来、角川春樹事務所に所属していたが、1987年に独立し、実姉の原田貴和子(はらだ・きわこ)さんと芸能事務所「ショーンハラダ」を設立し、同年に「私をスキーに連れてって」に主演、日本アカデミー賞話題賞を受賞した。

当初は女優業が主体だったが、歌手活動にも広げ、1992年にアルバム「ガーデン(GARDEN)」を発売し、2005年5月にイラストレーターのエドツワキさんと結婚した。2007年に高橋幸宏(たかはし・ゆきひろ)さんらと6人で「プパ(pupa)」を結成している。

大泉洋さんは1973年北海道江別市生まれ、1998年に北海学園大学経済学部経済学科を卒業、在学中に演劇研究会に所属し、「劇団イナダ組」に入団、1995年に北海道テレビの深夜番組「モザイクな夜V3」に出演、芸能活動をはじめ、1996年に北海道テレビの深夜番組「水曜どうでしょう」に出演、全国的に注目された。

2004年にシングル「本日のスープ」で歌手デビュー、2005年にフジテレビの連続ドラマ「救命病棟24時」に出演、日本テレビの「ハケンの品格」で準主役となった。2010年8月にフジテレビドラマプロデューサーの中島久美子(なかじま・くみこ)さんと結婚、2011年5月に長女が誕生した。

チケットはローソンチケットによる先行抽選販売が終了しており、1月21日からローソンチケットとネットから一般販売する。料金は全席指定で2000円均一。

丸善丸の内でサヴィニャック展

【銀座新聞ニュース=2012年1月20日】丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は1月25日から2月7日まで44階洋書売り場ミュージアムゾーンで「サヴィニャック展」を開催する。

フランスのポスター作家(アフィシスト)として知られるグラフィックデザイナーのレイモン・サヴィニャック(Raymond Savignac、1907-2002)のポスターなどの作品を展示販売する。

レイモン・サヴィニャックは1907年フランス・パリ生まれ、エコール・ラボアジェで学び、1949年に2人展にモンサヴォンの牛乳石けんのポスターを展示、モンサヴォン社に正式採用され、グラフィックデザイナーとしてデビューした。

その後は、エールフランス、ミシュラン、ペリエ、ビックなどのフランス企業をはじめ、森永製菓、豊島園、ライフ、ダンロップなど日本やアメリカの企業のポスターも制作し、晩年、パリの北西の町トゥルーヴィルに移り住み、同市のために壁画からナプキンまで街のいたるところに作品を提供し、1000点以上の作品を残し、2002年10月に亡くなった。

2006年にサヴィニャックの日本語版画集「レイモン・サヴィニャック フランスポスターデザインの巨匠」が刊行されている。

開場時間は9時から21時まで、入場は無料。

山野で松浦梨沙、花井悠希、長篠央子、林はるかが「クィーン」

【銀座新聞ニュース=2012年1月19日】山野楽器銀座本店(中央区銀座4-5-6、03-3562-5051)は1月31日19時から7階イベントスペース「ジャムスポット (Jam Spot)」で「1966カルテット」によるミニライブを開催する。

「1966カルテット」はバイオリン奏者の松浦梨沙(まつうら・りさ)さん、花井悠希(はない・ゆうき)さん、チェロ奏者の林(はやし)はるかさん、ピアノ奏者の長篠央子(ながしの・ようこ)さんの4人で結成した四重奏で、2011年11月23日にCDアルバム「ウィ・ウィル・ロック・ユー-クイーン・クラシックス」(2940円)を発売したのを記念して、ミニライブとサイン会を開く。

「ウィ・ウィル・ロック・ユー-クイーン・クラシックス」はイギリスのロックバンド「クィーン」が1971年に結成されてから40年、リードボーカルのフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury、1946-1991)が1991年に死去してから20年経つのを記念して、4人が「クィーン」の曲をクラシック風にアレンジしている。

ウイキペディアによると、「クイーン (Queen) 」はボーカル、ピアノ、ギターのフレディ・マーキュリー、ギター、コーラス、ピアノのブライアン・メイ(Brian May)さん、ドラム、コーラス、ピアノ、ベースのロジャー・テイラー(Roger Taylor)さん、ベース、ギター、ピアノのジョン・ディーコン(John Deacon)さんの4人が1969年に「スマイル」として結成され、メンバーを入れ替えて1970年に「クィーン」として活動をはじめ、1971年にジョン・ディーコンさんが加入してその後の「クィーン」が確立した。

1973年に最初のアルバム「戦慄の王女」でデビュー、以降、15枚のスタジオアルバムとほかにライブアルバムやベストアルバムを発表している。2011年現在、アルバムとシングルの総売上枚数は3億枚以上で認定セールスでは世界歴代5位とされている。

当初から「ロックなのに、曲構成が複雑で、サウンドに小細工が多い」など酷評され続けたバンドだが、1986年までアルバム、ツアーとも大成功を収めた。フレディ・マーキュリーが1991年11月にエイズにより急死すると、その後は3人で活動し、1995年にマーキュリーが参加したアルバム「メイド・イン・ヘブン」が発売され、世界で2000万枚以上を売り上げた。しかし、1997年にジョン・ディーコンが「クィーン」としての活動から退き、現在は2人で「クィーン」として活動している。

収録されているのは「ウィ・ウィル・ロック・ユー」(6枚目のアルバム「世界に捧ぐ」)をはじめ、「世界に捧ぐ」の中の「伝説のチャンピオン」、4枚目のアルバム「オペラ座の夜」の中の「ボヘミアン・ラプソディ」、3枚目のアルバム「シアー・ハート・アタック」の中の「キラー・クイーン」、7枚目のアルバム「ジャズ」の中の「バイシクル・レース」、シングルで発売された「愛という名の欲望」など13曲だ。

松浦梨沙さんは1984年大阪府生まれ、京都市立芸術大学音楽学部弦楽専攻を卒業、第14回和歌山音楽コンクールで第2位、第4回「長江杯」国際音楽コンクールで第2位、第4回「万里の長城杯」国際音楽コンクールで第1位、第10回神戸国際学生音楽コンクールで優秀賞、神戸市民文化振興財団賞などを受賞している。

2004年にデビューリサイタル、2005年に第24回アゼリア推薦新人演奏会に出演している。バイオリン奏者の高嶋ちさ子(たかしま・ちさこ)さんが主宰している「12人のバイオリニスト」に参加している。

花井悠希さんは三重県生まれ、3歳からバイオリンをはじめ、第15回三重音楽コンクールで第1位、2011年3月に東京音楽大学を卒業、在学中の2008年に「ルーチェ(Luce)弦楽四重奏団」を結成、第1回名古屋アンサンブルフェスタでベストアンサンブル賞を受賞した。

林はるかさんは11歳からチェロをはじめ、第7回熊楠の里音楽コンクール、第3回大阪国際音楽コンクール、第4回日本演奏家コンクール、第15回日本クラシック音楽コンクール全国大会で入選、2009年に京都フランス音楽アカデミーでチェロ奏者のフィリップ・ミュレール(Philippe Muller)さんのマスタークラスを修了した。2007年より軽井沢八月祭フェローシップ・プログラムに参加、2010年に東京芸術大学音楽学部器楽科を卒業、現在、同大学大学院音楽学部に在籍している。

長篠央子さんは4歳からピアノをはじめ、東京芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業、同大学大学院修士課程フォルテピアノ専攻を修了、1992年から1996年までイギリス・ロンドンに滞在し、滞在中、「アウディ・ジュニア・ミュージシャン(Audi Junior Musician)1995」で入選した。

帰国後、ピティナピアノコンペティション全国大会でE級銅賞、第51回全日本学生音楽コンクール名古屋大会で第2位、第1回ショパン国際コンクールインアジア(in Asia)で第2位、第53回と第54回全日本学生音楽コンクール名古屋大会で入選、第12回日本クラシック音楽コンクール全国大会で入選している。現在、ソロ、室内楽、合唱のピアノ奏者として活動している。

山野楽器で「ウィ・ウィル・ロック・ユー-クイーン・クラシックス」を購入すると、先着順で招待券が2枚をもらえる。ミニライブ終了後にサイン会がある。

桃川鶴女が亀戸のサザンカと天神で昨年の厄払い嘘替え神事を案内

【銀座新聞ニュース=2012年1月17日】永谷商事(武蔵野市吉祥寺本町1-20-1、0422-21-1796)が運営する「お江戸日本橋亭」(中央区日本橋本町3-1-6、日本橋永谷ビル1階、03-3245-1278)は1月25日に桃川鶴女さんによる「講談師と一緒に歩く 歴史と文化の散歩ラリー」を開催する。

永谷商事が毎月1回から2回程度、定期的に開催している「講釈師と一緒に歩く歴史と文化の散歩ラリー」シリーズのひとつで、講談師が名所旧跡などを解説しながら一緒に歩いて回る企画だ。

今回は「冬にサザンカ咲く亀戸中央公園と亀戸天神うそ替え神事」と題して、講談師の桃川鶴女(ももかわ・つるじょ)さんの案内で東武鉄道亀戸線の「亀戸水神駅」から「亀戸中央公園」(江東区亀戸9-37-28、03-3636-2558)と「常光寺(じょうこうじ)」(江東区亀戸4-48-3、03-3681-7023)、「東覚寺(とうかくじ)」(江東区亀戸4-24-1、03-3681-8213)を回る。

そこから「香取神社(かとりじんじゃ)」(江東区亀戸3-57-22、03-3684-2813)、「普門院(ふもんいん)」(江東区亀戸3-43-3、03-3681-8304)、「亀戸天神(かめいどてんじん)」(江東区亀戸3-6-1、03-3681-0010)を歩いて、その後、「お江戸日本橋亭」に移り、桃川鶴女さんらが出演する日本橋お江戸寄席を鑑賞する。

「亀戸中央公園」は1918年に日立製作所が亀戸工場を設立し、1974年に工場を移転した跡地を再整備し、1980年6月に一般に開放したものだ。A、B、Cの3地区に分かれ、A地区には、中央広場に時計塔やアスレチック風の木製遊具が設置され、B地区には、人工池と水の流れがあり、C地区は運動広場として整備され、多目的球技広場、テニスコート、児童コーナーがある。また、この公園はサザンカが多く植えられており、冬に花を咲かせることから「サザンカの名所」として知られている。

「常光寺」は曹洞宗で、本尊は阿弥陀如来、行基(ぎょうき、668-749)の作と伝えられている。

「東覚寺」は真言宗で、1531年に建立され、玄覚法印(げんかくほういん)の創建とされている。本尊は大日如来と阿弥陀如来で、1910年に深川本村町(現猿江2丁目)の覚王寺を合併した。

「香取神社」は665年に鎮祭された江東区ではもっとも古い神社で、939年の「平将門(たいらのまさかど、?-940)の乱」のとき、追討使(ついとうし)の俵藤太秀郷(たわらのとうた・ひでさと、藤原秀郷=ふじわらのひでさと、生没年不詳)が戦勝を祈り、祈願成就の後、弓矢を奉納し、以後、武運長久を祈ることが多くなったといわれている。

「普門院」は真言宗で、1616年に豊島郡(現在の荒川区)から移転してきたと伝えられている。移転の際に、梵鐘(ぼんしょう)を隅田川に落としてしまい、そこが鐘ヶ淵(墨田区)の地名の由来になったと言われている。墓地には、歌人の「伊藤左千夫(いとう・さちお、1864-1913)」や幕末の横綱「秀ノ山雷五郎(ひでのやま・らいごろう、1808-1862)」の墓などがある。

「亀戸天神」は学問の神様とされる菅原道真(すがわら・みちざね、845-903)をまつっている。1644年から1647年の正保年間に菅原道真の末裔で、九州の太宰府天満宮の神官、菅原大鳥居信祐(すがわらのおおとりいのぶすけ)が天神信仰を広めるため諸国を巡り、1661年に江戸の本所亀戸村にたどり着き、菅原道真ゆかりの飛梅で彫った天神像を奉ったのが始まりとされている。

江戸幕府は明暦の大火(1657年)の復興開発事業の地として本所の町をさだめ、4代将軍徳川家綱(とくがわ・いえつな、1641-1680)がその鎮守神としてまつるよう現在の社地を寄進し、1662年に社殿や楼門、回廊、心字池、太鼓橋などが太宰天満宮にならい造営された。

古くは総本社にあたる太宰府天満宮に対して、東の宰府として「東宰府天満宮」とか「亀戸宰府天満宮」や「本所宰府天満宮」と称されたが、1873年に府社となり「亀戸神社」に名称を変え、1936年に現在の亀戸天神社とされた。

亀戸天神では1月24日と1月25日の2日間、「うそ替え神事」が開催される。この神事はスズメ目アトリ科の「うそ」にちなんで、前年にあった災厄や凶事などをうそとし、本年は吉となることを祈念して行われる。

「去年の悪(あ)しきはうそとなり、まことの吉にとり(鳥)替えん」との言い伝えによるもので、前年神社から受けた削り掛けの木うそを新しいものと交換することになっている。

桃川鶴女さんは大阪府池田市生まれ、歌手の舟木一夫(ふなき・かずお)さんの育ての親とされる「第一共永」社長の自宅に歌手修業を兼ねて住み込み、スクールメイツ養成所「東京音楽学院」で学び、1973年に田辺一鶴(たなべ・いっかく、1929-2009)に入門した。

カバン持ちを経て、1974年に前座名「田辺益子美」で初高座、1976年に二つ目、1978年に講談バスで都内歴史案内を受け持ち、1985年に真打に昇進し、「田辺鶴女」を襲名した。2004年に「桃川鶴女」に改名、田辺一門より独立した。

時間は10時から16時で、昼ころまでに終えて、お江戸日本橋亭に移り、13時30分から「日本橋お江戸寄席」を開く。料金は弁当、飲み物、寄席代を含めて3000円で、交通費などがかかる場合は自己負担となる。希望者は永谷商事まで電話もしくはHP(http://www1.odn.ne.jp/engeijou/form.html)から申し込む。

「日本橋お江戸寄席」は前座の三遊亭(さんゆうてい)きつつきさん 真打の三遊亭王楽(さんゆうてい・おうらく)さん、桃川鶴女さん、早川(はやかわ)きょーじゅさん、真打で三遊亭王楽さんの父親の三遊亭好楽(さんゆうてい・こうらく)さんが出演する予定だ。

スウィングシティでW・ウーが進藤陽悟、佐藤慎一、岡部洋一と

【銀座新聞ニュース=2012年1月17日】二條(中央区銀座西2-2、銀座インズ2-2階)が運営するジャズライブハウスの銀座スウィングシティ(中央区銀座6-12-2、東京銀座ビル1階、03-3575-0419)は1月18日にウェイウェイ・ウーさんによる二胡ライブを開催する。

中国の伝統的な楽器「二胡」奏者のウェイウェイ・ウー(巫謝慧)さんが1月末で閉店する銀座スウィングシティが開いている「クロージング・ライブ」に出演する。共演するのはピアノ奏者の進藤陽悟(しんどう・ようご)さん、ベース奏者の佐藤慎一(さとう・しんいち)さん、パーカッション奏者の岡部洋一(おかべ・よういち)さんだ。

ウェイウェイ・ウーさんのHPによると、「デビュー前からお世話になっていた」のが銀座スウィングシティで、今回、共演する3人は「その当時一緒に演奏していた」という。

ウェイウェイ・ウーさんは中国・上海生まれ、5歳からバイオリンをはじめ、上海戯曲学校で二胡とバイオリンを専攻し、いずれも首席で卒業、上海でプロ奏者として活躍し、1991年に来日、多くの分野の音楽家と共演する。「エレクトリック二胡」を初めて開発したり、座って演奏する二胡を立ち形式で演奏するなど独自の方式を確立した。

2002年に「メモリーズ・オブ・ザ・フューチャー」でデビュー、2003年に2枚目のアルバム、故郷をテーマにした「上海レッド」を発売し、2004年にアメリカの歌手、バート・バカラック(Burt Bacharach)さんの歌を二胡でカバーしたアルバム「プレイズ・バカラック」、2006年に二胡による世界1周をテーマにしたアルバム「ノーマド(Nomad)」を発売した。現在、二胡教室を主宰するほか、NHK交響楽団をはじめ、オーケストラと共演するなど広く活動している。

進藤陽悟さんは1970年京都府京都市生まれ、21歳からジャズピアノ奏者として活動をはじめ、ウェイウェイ・ウーさんらと「五星旗」を結成、日本、アメリカ・ニューヨーク、香港、中国・北京でアルバムを発売、自らのピアノトリオで3枚のアルバムを発売している。

佐藤慎一さんは1963年東京都生まれ、6歳のころからピアノをはじめ、慶応大学を卒業、在学中はジャズ研究会に所属、4年生の時には「慶応ライトミュージックソサエティ」に参加、モンタレージャズフェスティバルに出演し、卒業後、アメリカのバークリー音楽大学に留学、映画音楽の作曲を専攻、1991年に帰国し、「大友義雄(おおとも・よしお)バンド」に参加した。

1999年にスティーブン・ソンドハイム(Stephen Sondheim)さんのミュージカル「カンパニー」のオーケストラに参加、2006年にアメリカ・ニューヨークのアバタースタジオで録音したリーダーアルバムを発売し、2008年に「守屋純子(もりや・じゅんこ)カルテット」でカリフォルニア・モンタレージャズフェスティバルに参加した。 2010年に平原綾香(ひらはら・あやか)さんと上海万博に出演している。

岡部洋一さんは1962年生まれ、高校時代からパーカッションをはじめ、大学在学中にブラジル音楽と出会い、プロとしての活動をはじめ、ブラジルレストランで演奏し、「おニャン子クラブ」の全国ツアーに参加した。

その後、多くの歌手の演奏を務め、現在はトランスロックバンド「ロボ(ROVO)」や「ボンデージ・フルーツ」、16人編成のロックバンド「ザ・スリル」に参加している。2001年にリーダーアルバム「サティエーション(SATIATION)」を、2007年にソロの「感覚の地平線」を発売した。

開演時間は19時と21時の2回。音楽チャージは会員2620円、同伴者が3680円、一般が4730円。当日、ウイスキーを入れると会員になれる。