ヤマハ銀座で石橋尚子がバイオリンレッスン、田中葵も

【銀座新聞ニュース=2012年1月29日】ヤマハ銀座店(中央区銀座7-9-14、03-3572-3171)は2月11日14時から6階コンサートサロンで石橋尚子さんによる「ヤマハバイオリン公開レッスン&ミニライブ」を開催する。

「モーディア(MODEA)」として活動しているバイオリン奏者の石橋尚子(いしばし・なおこ)さんが成人してからバイオリンを弾きはじめた人たちを対象に、P.サラサーテの「ツィゴイネル・ワイゼン」とV.モンティの「チャルダッシュ」などの技巧をわかりやすく指導する。伴奏は2009年に「モーディア(MODEA)」に参加したピアノ奏者の田中葵(たなか・あおい)さん。

石橋尚子さんが2010年11月に出版したCD付き楽譜「超絶バイオリン曲集 至上最強の技巧を手に入れよう」(リットーミュージック、3780円)を参考に使用する。

当日、演奏するのは「ツィゴイネル・ワイゼン」と「チャルダッシュ」のほか、J.パッヘルベルの「カノン」、C.コリアの「スペイン」などを予定している。

石橋尚子さんは1980年神奈川県横浜市生まれ、東京芸術大学音楽学部器楽科を卒業、2006年に同大学大学院室内楽専攻修士課程を修了、在学中に室内楽研究室のティーチングアシスタントを務め、第3回日本アンサンブルコンクールで最優秀演奏者賞(総合第1位)、2003年に弦楽ユニット「アンゼルス(angels)」を結成し、CDデビューした。

2005年よりバイオリン、ピアノ、パーカッションの3人編成による「モーディア(MODEA)」に参加、5枚のCDを発売し、HMVのセールスチャートにて4部門で第1位を獲得した。その後、ソロをはじめ、室内楽、多くの演奏家のライブやレコーディングに参加し、2011年9月21日に初のソロアルバムを発売している。

田中葵さんは東京都生まれ、国立音楽大学ピアノ科を卒業、アンサンブル活動に取り組み、日本アンサンブルコンクールをはじめ国内の室内楽コンクールで受賞、2009年に「モーディア」に参加した。現在、雑誌や広告のモデルと並行して演奏活動をしている。

料金は一般3500円、会員が3000円。問い合わせはヤマハ銀座店弦楽器売場(03-3572-3188)まで。

プランタンでルイ・シンが猫展、本人も来場

【銀座新聞ニュース=2012年1月29日】プランタン銀座(中央区銀座3-2-1、03-3567-0077)は1月31日から2月6日まで本館6階アートギャラリー「ギャルリィ・ドゥ・プランタン」でルイ・シンさんによる絵画展「ゆかいな猫たち」を開催する。

画家のルイ・シン(平野琳人=ひらの・よしと=)さんが音楽家、美容師、医者になった猫などヒトのように動く猫たちの世界を描いた新作も含むアクリル画約30点を展示販売する。

ルイ・シンさんは1938年東京都生まれ、父親がフランス文学者の平野威馬雄(ひらの・いまお、1900-1986)、シャンソン歌手の平野レミ(ひらの・れみ)さんが妹。成城大学を卒業、文化学院美術科を卒業、15年間にわたってテレビのコマーシャルフイルムの世界で活躍し、10年間世界中を旅行し、1982年に個展を開いた。

1985年、1986年、1988年、1990年にニューヨーク・アート・エキスポに出品、1987年にアメリカ・ワシントンで個展、1988年にフィラデルフィアで個展、1996年から「ルイ・シン」のペンネームで動物の世界を描いた作品を発表し、2000年以後、日本各地で展覧会を開催している。

2月5日13時から16時までルイン・シンさんが来場する。

開場時間は11時から20時30分(日・月曜日は19時30分、最終日は18時30分)で、入場は無料。

東宝系映画館で爆笑問題、長井秀和、鳥居みゆきらライブ生中継

【銀座新聞ニュース=2012年1月27日】タイタン(杉並区阿佐ヶ谷北1-3-4、小堺ビル、03-3339-6639)は2月10日19時30分から時事通信ホール(中央区銀座5-15-8、03-3571-1003)で「爆笑問題ウイズ(with)タイタンシネマライブ」を開催する。

東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)が運営する全国8カ所の映画館「トーホー(TOHO)シネマズ」で同時にライブ中継する。時事通信ホールでは場内は飲食を禁止されているが、映画館ではビールやポップコーンなどを片手に生中継を見ることができる。

「爆笑問題ウイズタイタンシネマライブ」は従来の「タイタンライブ」を2009年10月から東宝系映画館で生中継しているライブで、芸能事務所の「タイタン」が主催し、所属している「爆笑問題」を中心にほかの所属芸人やゲストが出演する。

今回、出演するのは「爆笑問題」のほか、レギュラーの長井秀和(ながい・ひでかず)さん、宮地大介(みやじ・だいすけ)さん、ゆりあさんと猿の「りく」のコンビ「ゆりありく」。

タケタリーノ山口(たけたりーの・やまぐち)さんと前田(まえだ)ばっこーさんのお笑いコンビ「瞬間メタル」、井口浩之(いぐち・ひろゆき)さんと河本太(こうもと ふとし)さんのお笑いコンビ「ウエストランド」といったタイタン所属タレントが出演する。

ゲストとして河田貴一(かわだ・きいち)さんと伊勢浩二(いせ・こうじ)さんの「ブーマー(BOOMER)」と、田中章(たなか・あきら)さんとうな加藤(かとう)さんのお笑いコンビ「プリンプリン」が一緒になった「ブーマー&プリンプリン」、アメリカ人のパックンさんと日本人のマックンの漫才コンビ「パックンマックン」。

平子祐希(ひらこ・ゆうき)さんと酒井健太(さかい・けんた)さんのお笑いコンビ「アルコ&ピース」、お笑い芸人の鳥居(とりい)みゆきさん、塚本直毅(つかもと・なおき)さんと溜口佑太朗(ためぐち・ゆうたろう)さんのお笑いコンビ「ラブレターズ」、剛(つよし)さんと礼二(れいじ)さんの兄弟お笑いコンビ「中川家」が出演する。

「爆笑問題」は1965年埼玉県ふじみ野市(旧上福岡市)生まれで日本大学芸術学部中退の太田光(おおた・ひかる)さんと1965年東京都中野区生まれで日本大学芸術学部中退の田中裕二(たなか・ゆうじ)さんが1988年に結成したお笑いコンビだ。

1993年にNHK新人演芸大賞、1998年に国立演芸場花形演芸会金賞、2006年に芸術選奨文部科学大臣賞放送部門、2007年に太田光さんがゆうもあ大賞、2008年に日本大学芸術学部日芸賞を受賞している。

東宝の映画館はトーホー(TOHO)シネマズの六本木ヒルズ、府中、海老名、川崎、市川コルトンプラザ、名古屋ベイシティ、なんば、天神の8カ所。

時事通信ホールのチケットはすでに売り切れており、東宝の映画館は料金が全席指定で前売り2000円、当日2200円。

皇居1周駅伝、参加チーム募集、参加費の一部を被災地支援へ

【銀座新聞ニュース=2012年1月27日】三菱地所(千代田区大手町1-6-1、大手町ビル、03-3287-5100)などで構成される「丸の内駅伝実行委員会」は3月18日に開催する「丸の内駅伝2012」の参加チームを2月1日から2月29日まで募集する。

「丸の内駅伝」は2008年から「丸の内文化祭」のひとつとしてはじめられた行事で、1チーム4人が皇居外苑を順番に4周して合計時間を競う「駅伝」の人気が高く、2010年から独立したイベントとして開催されたが、2011年は東日本大震災により直前に中止され、2012年が2年ぶりの開催となる。

今回は参加費の一部を2011年に設立された一般財団法人「ラン・フォー・ピース協会」(港区港南3-6-21、コスモポリス品川)などに寄付する。丸の内駅伝実行委員会が「丸の内駅伝2012」の参加者に配布予定のタオル、タスキ、ゼッケンを「ラン・フォー・ピース協会」を通じて、宮城県気仙沼市の繊維工場などに発注しているためだ。

皇居1周は約4.9キロメートルで、桜田門の時計台から時計とは逆回りに走り、和田倉門、旧気象庁前、乾門(いぬいもん)、千鳥ケ淵、半蔵門、三宅坂(みやけざか)を抜けて、再び桜田門に戻るコースで、途中に信号がなく、止まらずに1周できるため、人気がある。2011年に募集した際は929チームの応募があったという。

スタート時間は9時30分で、1チーム4人(男女別と男女混合の3種類)、参加160チーム、640人を一般募集する。男女混合は男女1人ずついれば、比率は問わない。条件は20歳以上で、丸の内地域で働くか、地域内で勤務している人の紹介があれば、応募できる。ただ、ロッカー、シャワーなどの設備がない。

ただし、当選したチームの希望者は丸の内バイク&ラン(MARUNOUCHI Bike&Run、千代田区丸の内1-5-1、新丸の内ビル地下1階、03-6269-9806)の更衣室を1人500円で利用できる。3月2日の当選確定後、先着順で予約を受け付ける。

希望者は丸ビルのHP(http://www.tokyo-event.jp/ekiden/)のエントリーシートに記入して申し込む。参加費は1チーム1万円。締め切りは2月29日。雨天でも決行するが、荒天時は中止となる。

シュールストレンミングなど臭み食品トップ5、納豆の18倍も

【銀座新聞ニュース=2012年1月27日】トリップアドバイザー(渋谷区恵比寿西1-10-11、03-6416-9333)は「世界のくさくておいしい食べ物」をまとめた。

トリップアドバイザーが農学者の小泉武夫(こいずみ・たけお)さんの「発酵は力なり(NHK人間講座)」と「くさいはうまい」を参照してまとめているが、ウイキペディアなどにも同じ商品と臭い数値が掲載されている。臭いはアラバスターという臭気指数計で測って、数値化した臭いの単位(アラバスター単位=Au)を使用、大きい数値ほど臭気が強いことになる。

日本で臭いといわれる「はいた靴下」が120、野球選手の練習後の「ストッキング」で420、フナ寿司が486、納豆が452、タクアンの古漬けが430となっている。

世界でもっとも臭いのはスウェーデンの「シュールストレンミング」(8070)で、2位が韓国の「ホンオフェ」(6230)、3位が大幅に低くなってニュージーランドの「エピキュアーチーズ」(1870)、4位がアラスカ、グリーンランドの「キビヤック」(1370)、5位が日本・伊豆諸島の「くさや」(1267、ただし、焼いた後で、焼く前は447)。

「シュールストレンミング」はニシンを塩漬けにして缶の中で発酵させた、漬物の一種だ。発酵中のニシンを缶詰にして殺菌しない状態のままフタがされるため、密封後も缶の中では発酵が続く。発酵が続くとガス(二酸化炭素など)によって円筒形だった缶が丸く膨らむほどになる。殺菌を行わないこの食品は缶詰の定義から外れるため、日本ではJAS法などに基づき缶詰と標記できない。スウェーデンでは8月の第3木曜日に解禁される。

「ホンオフェ」はガンギエイの身をツボなどに入れて発酵を促進させたものの切り身で、エイの持つ尿素などが加水分解されてアンモニアが発生し、ホンオフェができる。凄まじいアンモニア臭がし、涙を流しながら食べ、口に入れた後にマッコリで流し込むのが通の楽しみとされている。

一般には5ミリぐらいにスライスして、しょう油、コチュジャン、ニンニク、ネギの入ったタレにつけ、ゆでた豚の3枚肉とサンチュに包んで食べる。韓国では高級食品のひとつとされ、朝鮮半島南部のホンオフェの本場では結婚式など冠婚葬祭に欠かせないごちそうとなっている。

「エピキュアーチーズ」は缶の中でチーズを熟成させるため、乳酸菌発酵に伴う炭酸ガスや硫化水素などにより缶詰は膨満し、破裂しそうな形になる。味は酸味が強くがコクがあり、においはどんなチーズより強烈で、すごみを帯びているという。

「キビヤック」は海鳥(ウミスズメ類)を捕獲したアザラシの腹の中に詰めこみ、地中に長期間埋めて作る。アザラシの内臓と肉を取り出し、その中に、海鳥をそのままの形で詰め込み、腹を縫い合わせ、地面の穴に埋め、2カ月から数年間放置して熟成させる。

食べるときは海鳥の尾羽を取り除き、総排出口に口をつけて発酵して液状になった内臓をすする。肉や脳みそもも食べる。

「くさや」はサメの頭、魚の内臓や血液などを海水に入れて発酵させた「くさや液」に、ムロアジなど魚の開きを2時間ぐらいつけてから天日で干すという手順を繰り返して仕上げる魚の干し物。くさや液は先祖代々繰り返し連続使用しているという。

ほかに、マレーシアのアオイ科の樹木にできで果実「ドリアン」、カンボジアの発酵させた坂のペースト「プラホック」、スリランカの発酵させた魚の切り身「ジャーディ」、西アフリカの発酵させた後に乾燥させた魚「グウェーデ」、イタリア・サルデーニャの巨大なチーズの中に生きたうじ虫を入れている「カース・マルツゥ」(現在は、販売禁止)。

ノルウェーの白身魚を発酵させている「ルタフィスク」(日本では劇物取締法により劇物に指定されている、水酸化カリウムと水酸化ナトリウムが使われている)、アイスランドのウザサメ肉を発酵させた「ハカール」、ロシアの土の中で魚を発酵させた「キスラヤル・ルイド」、中国の発酵液につけた豆腐「臭豆腐」、タイの魚類を原料にした液体状の調味料「ニョクマム」も選ばれている。