東映「ムーミン谷」特別上映で宮沢りえ、森川智之ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2017年10月29日】映画の制作、配給、興行の大手、東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は11月14日18時30分から丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」のジャパンプレミアを開く。

12月2日から一般公開される「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」((C)Filmkompaniet/Animoon Moomin Characters TM)。

「ムーミン」シリーズの劇場版パペット(人形)アニメ「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」が12月2日から一般公開されることから、その前の11月14日18時30分からジャパンプレミアを開き、上映前に日本語版で「ムーミントロール」の声優を担当した宮沢(みやざわ)りえさん。

「ムーミンパパ/ヘムレン」を担当した森川智之(もりかわ・としゆき)さん、「ムーミンママ/リトルミイ」を担当した朴路美(ぱく・ろみ)さん、主題歌を歌い、ムーミンにクリスマスのお祝いを告げる「赤いリス」役のサラ・オレイン(Sarah Àlainn)さんが舞台に登場してあいさつする。

「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」は「劇場版ムーミンパペット・アニメーション-ムーミン谷の夏まつり」(2008年)、「劇場版ムーミン谷の彗星パペット・アニメーション」(2010年)に続く、パペット・アニメの劇場版シリーズ第3弾で、1978年から1982年にトーベ・ヤンソン監修の下、フィンランドでテレビシリーズとして制作されたパペットアニメを再編集し、カラー補正などを加えた劇場版だ。

物語は冬のムーミン谷が舞台で、冬になれば春まで長い眠りにつくムーミン一家だが、好奇心いっぱいのムーミントロールは、まもなく訪れる冬を感じるため外へ出かけ、そこで初めて「クリスマス」の存在を知る。

ウイキペディアによると、ムーミンはフィンランドの作家トーベ・ヤンソン(Tove Marika Jansson、1914-2001)の絵本シリーズ「ムーミン・シリーズ」に出てくるキャラクターだ。ムーミンの原型となるキャラクターは小説執筆以前にもたびたび描かれていたが、小説として初めて登場するのは1945年にスウェーデン語で著された「小さなトロールと大きな洪水」で、1953年から英国の大衆紙「イブニング・ニューズ」にムーミントロールのマンガが毎週連載された。

ムーミンシリーズは1975年までに73作のコミックが刊行され、イラストはトーベ・ヤンソンが13点、残りは弟のラルス・ヤンソン(Lars Jansson、1926-2000)がイラストから物語まですべてを手がけ、1980年にフィンランド連載マンガ家連盟から賞を受けた。

また、トーベ・ヤンソンは「ムーミン・シリーズ」として1945年から1970年までに計9作品の小説を書き、日本ではテレビ東京系列で1990年からアニメ「楽しいムーミン一家」が放送され、ラルス・ヤンソンとトーベ・ヤンソンが制作段階から関わり、とくにコンセプト作りや内容の監修は主にラルス・ヤンソンが担当した。

ラルス・ヤンソンの娘のソフィア・ヤンソン(Sophia Jansson、1962年生まれ)さんは、1993年に新聞マンガをまとめた新しいシリーズの立ち上げに際して父親に協力し、現在はムーミンのキャラクターの管理会社「ムーミンキャラクターズ (Oy Moomin Characters,Ltd)」のクリエイティブディレクター兼会長を務めている。

ムーミントロールたちは、フィンランドのどこかにあるとされる妖精たちの住む谷・ムーミン谷に住んでおり、ムーミン谷には、東に「おさびし山」がそびえ、その麓から川が流れている。その川にはムーミンパパの作った橋がかかっていて、その橋の先にムーミン屋敷がある。ムーミン屋敷の北側には、ライラックの茂みがあり、西は海に面し、桟橋の先には水浴び小屋がある。

チケットは「最速抽選プレミアム」が28日11時から11月1日11時まで販売され、「先行抽選」が30日11時から11月2日11時まで販売される。3日10時から一般発売される。料金は2000円。

注:「朴ろ美」の「ろ」は「路」に「王」へんに足した漢字です。

京樽が寿司調査、人気ネタ「まぐろ・中とろ」が「サーモン」を抜く

【銀座新聞ニュース=2017年10月28日】持ち帰り鮨店「京樽」をはじめ、江戸前鮨専門店「すし三崎丸」や回転寿司店「海鮮三崎港」などを展開する京樽(中央区日本橋箱崎町36-2、リバーゲート、03-3527-2860)はこのほど、「すしに関する調査2017」を発表した。

京樽がこのほど発表した「すしに関する調査2017」で、回転寿司店でデートしたい有名人は男性が新垣結衣(あらがき・ゆい)さん、女性が竹内涼真(たけうち・りょうま)さんがそれぞれ1位、個人経営店では男性が新垣結衣さん、女性が福山雅治(ふくやま・まさはる)さんが1位だった。画像は京樽の寿司。

調査は京樽がネットエイジア(中央区新川1-27-8、新川大原ビル、03-3552-8041)の協力によって、9月12日と13日の2日間に、20歳から59歳の男女1000人を対象にネットで実施した。11月1日「すしの日」を控えて、寿司に関して調査したもので、2015年から3回目となる。

それによると、すしを食べる頻度は月に1回以上利用する人が「回転寿司店」が27.2%(2016年28.7%)、「持ち帰り寿司店」が10.1%(同11.3%)、「個人経営の寿司店」が6.9%(同4.3%)と回転寿司と持ち帰り寿司が減少したのに対して、個人経営店が増えた。また、「宅配寿司店」は3.0%(同2.2%)、「コンビニ・スーパー」は38.7%(同38.1%)と微増にとどまった。ただ、全体としては、コンビニやスーパー、回転寿司店がよく利用される流れが続いている。

回転寿司店、持ち帰り寿司店、個人経営の寿司店のいずれかで、すしを月に1回以上食べる割合を男女別にみると、男性が34.0%(2016年35.4%、2015年33.8%)、女性が31.2%(2016年34.4%、2015年34.2%)で、ほぼ横ばいだった。

普段のデートですしを食べに行く場合に、想定する1人あたりの料金を聞いたところ、「5000円から1万円未満」が30.5%(同23.8%)でもっとも多かった。次いで「3000円から4000円未満(2016年は3000円から5000円未満)」が20.9%、「2000円未満(2016年は1000円から3000円未満)」が17.5%、「2000円から3000円未満(2016年はなし)」が16.8%で、平均は男性が4323円、女性が3993円だった。

すし店で店側の職人にオススメでネタを出してもらう「おまかせで」といった注文について、「そう言いたい」男性が17.2%、「おまかせで、と男性に言ってほしい」女性が11.4%だった。

江戸前寿司で好きなすしネタを聞いたところ、1位は「まぐろ・中とろ」が51.7%(2016年43.7%で3位)と初めて1位にランクされ、2位が「まぐろ・赤身」の46.9%(同43.8%で2位)、3位が「サーモン」の46.8%(同46.6%で1位)と初めて3位に下がった。4位が「いくら」の40.7%(同34.4%で5位)でランクをひとつ上げ、5位が「ねぎとろ」の38.7%(同38.6%で4位)でランクを下げた。

一方、上方鮨で好きなすしネタを聞いたところ、1位が「いなりずし」の33.6%(同42.1%、2015年43.9%)で3年連続で1位、2位が「ちらしずし」の23.1%(同31.7%で2位)、3位が「さばの押しずし」の22.4%(同22.9%の3位)、4位が「バッテラ」の19.1%(同18.1%の5位)、5位が「あなごの押しずし」の17.1%(2016年は6位以下)だった。

「すし好き」について「あてはまる」と回答した人が85.8%(2016年88.4%、2015年86.9%)で、ほぼ横ばいで推移、また「すし通」について「そう思う」と答えた人が6.5%(2016年5.1%)だった。

11月1日は「すしの日」を知っている人の割合をみると、「あてはまる」が6.1%(同6.7%)にとどまっている。

角川シネマ「Ryuichi Sakamoto」初日に坂本龍一、シブル挨拶

【銀座新聞ニュース=2017年10月27日】書籍、映画配給事業、ネットワークエンタテインメントなどを運営するカドカワ株式会社(中央区銀座4-12-15、歌舞伎座タワー)グループ傘下の書籍、映画配給などの事業会社、KADOKAWA(千代田区富士見2-13-3)は11月4日から角川シネマ有楽町(千代田区有楽町1-11-1、読売会館、03-6268-0015)で一般公開する「Ryuichi Sakamoto:CODA」の初日に、坂本龍一さんらによる舞台あいさつを開く。

11月4日から一般公開される「Ryuichi Sakamoto:CODA」((C)2017 SKMTDOC, LLC)。

4日12時50分の回上映終了後と15時45分の回上映前に、監督のスティーブン・ノムラ・シブル(Stephen Nomura Schible)さんと主演の坂本龍一(さかもと・りゅういち)さんが舞台に登場してあいさつする。

「リュウイチ・サカモト:コーダ(Ryuichi Sakamoto:CODA)」は音楽家の坂本龍一さんを追ったドキュメンタリー映画で、2012年から5年間にわたって密着取材し、アーカイブ映像も織り交ぜながら坂本龍一さんの音楽的探求をたどっている。

また、YMO時代をはじめ、2011年9月11日のアメリカ同時多発テロや2011年3月11日の東日本大震災後のさまざまな活動、2014年7月から約1年間に及ぶ中咽頭ガンとの闘い、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(Alejandro Gonzalez Inarritu)さんが監督した「レヴェナント 蘇えりし者」(2015年)で復帰して音楽を担当し、2017年3月に発売した8年ぶりオリジナルアルバム「アシニック(asynic)」の制作現場にも密着している。

8月30日から開かれた「第74回ベネチア国際映画祭」のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品された。また、タイトルの「コーダ(CODA)」は、楽曲の終わりに、終結の効果を高めるために独立してつくられた終結部分をいう。1983年12月に発売された坂本龍一さんのアルバム「コーダ」に収録されている曲の題名でもある。

ウイキペディアなどによると、坂本龍一さんは1952年東京都中野区生まれ、父親が河出書房編集者の坂本一亀(さかもと・かずき、1921-2002)、3歳からピアノをはじめ、10歳から作曲をはじめ、1974年に東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業、1976年に同大学大学院音響研究科修士課程を修了した。在学中の1975年に友部正人(ともべ・まさと)さんの「誰もぼくの絵を描けないだろう」にピアノで参加、スタジオ演奏家としてスタートし、1976年に竹田賢一(たけだ・けんいち)さんと「学習団」という芸術・実践の運動体を組織し、はじめてのアルバム「ディスアポイントメント-ハテルマ」を発売した。

1978年に細野晴臣(ほその・はるおみ)さん、高橋幸宏(たかはし・ゆきひろ)さんと3人で「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成、11月に「イエロー・マジック・オーケストラ」を発売、「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」で注目される。1979年から1980年にかけて2度にわたるワールドツアーを実施、1979年12月にアレンジを手掛けた「サーカス」のシングル「アメリカンフィーリング」で、日本レコード大賞編曲賞を受賞した。1982年に「RCサクセション」の忌野清志郎(いまわの・きよしろう、1951-2009)とシングル「い・け・な・いルージュマジック」を発売し、ヒットし、同年に矢野顕子(やの・あきこ)さんと結婚した(2006年に離婚)。

1983年に映画「戦場のメリークリスマス」に出演し、音楽を担当、英国アカデミー賞の作曲賞を受賞した。同年にYMOが「散開」(解散)し、1984年に「MIDIレコード」を設立、同レコード内にレーベル「スクール(school)」を立ち上げ、1986年にソロコンサートを全国24カ所(28公演)で行った。1987年に映画「ラストエンペラー」に出演し、音楽の一部を手がけ、ゴールデングローブ賞とアメリカ・アカデミー賞作曲賞を受賞した。1990年4月から活動の拠点をアメリカ・ニューヨークに移し、1992年にスペイン・バルセロナオリンピック開会式のマスゲームの音楽を作曲、自らも会場でオーケストラを指揮した。

1993年にYMOを「再生」(再結成)し、アルバムを発売、東京ドームでライブを行った。1999年に三共(現第一三共ヘルスケア)の「リゲイン」のCMに用いられたピアノソロ曲「エナジー・フロー」を収録したマキシシングル「ウラBTTB」が100万枚を突破し、インストゥルメンタル(器楽曲)としてオリコンチャート1位を記録した。2001年にボサノバトリオを結成し、このトリオとしての活動などが評価され、2002年にブラジル政府より国家勲章を授与された。

2007年からYMOとしての活動が増え、2009年にフランス政府から芸術文化勲章「オフィシエ」を授与され、2010年に文化庁より芸術選奨「大衆芸能部門」の文部科学大臣賞を授与された。2013年2月8日にアメリカ・カリフォルニア大バークレー校日本研究センターから「バークレー日本賞」を授与された。また、2013年の「第70回ベネチア国際映画祭」でコンペティション部門の審査員を務めている。

チケットは10月28日10時から一般発売する。料金は2000円均一。

 

フード協、9月の外食売上高3.3%増、13カ月連続

【銀座新聞ニュース=2017年10月27日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町1-29-6、浜松町セントラルビル、03-5403-1060)はこのほど、9月の「外食産業市場動向調査」を発表した。

資生堂パーラー銀座本店 サロン・ド・カフェが11月1日から30日まで販売する、創業115周年を記念したデザート「長野県信州畑工房産“恋姫”のストロベリーババロア」(コーヒーまたは紅茶のカップサービス付、税込1980円)。

それによると、9月は期間限定フェアや季節メニューなどが奏功したファーストフードやファミリーレストランなどが好調で、新規出店を含めた全体売上高は前年同月比3.3%増と13カ月連続で前年実績を上回った(既存店ベースは未公表)。

業態別では、ファーストフードが同4.1%増で2015年12月から23カ月連続、ファミリーレストランが同2.6%増と4カ月連続で、ディナーレストランが同5.5%増と13カ月連続、喫茶が同1.7%増と38カ月連続で、それぞれ前年実績を上回った。ただ、パブ・居酒屋は同0.7%減と3カ月連続でマイナスだった。

また、9月の店舗数は同0.6%増、客数は同1.5%増、客単価が同1.7%増だった。

日本フードサービス協会の統計は会員の187事業者数、店舗数3万6077店が対象で、内訳はファーストフードが52社、1万9530店、ファミリーレストランが51社、9708店、パブ・居酒屋が31社、2439店、ディナーレストランが26社、1018店、喫茶が15社、2192店、その他が12社、1190店。

TOHO日本橋「弱虫ペダル」3期上映、山下大輝、吉野裕行ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2017年10月27日】阪急阪神東宝グループで、映画の制作配給、演劇の興行などの大手、東宝(千代田区有楽町1-2-2、東宝日比谷ビル、03-3591-1221)で映像ソフトなどの制作・販売を手掛けている東宝映像事業部(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は11月3日と11日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「弱虫ペダル」の上映会を開く。

テレビアニメ「弱虫ペダル ニュー・ジェネレーション(NEW GENERATION)」((C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル03製作委員会)のワンシーン。

2018年1月からテレビ東京系でアニメ「弱虫ペダル」の4期シリーズ「弱虫ペダル グローリー・ライン(GLORY LINE)」が放送されることから、2017年1月から6月に放送された3期の「弱虫ペダル ニュー・ジェネレーション(NEW GENERATION)」(全25話)の一部を上映し、声優によるトークイベントを開く。

3日19時から第7話「最後の走行会」と第8話「ゴールライン」を上映し、終了後に「荒北靖友」の声優を担当した吉野裕行(よしの・ひろゆき)さんと「黒田雪成」役の野島健児(のじま・けんじ)さんが舞台に登場する。

11日18時から第16話「2度目のインターハイ」と第17話「スタート!!!」を上映し、「小野田坂道」役の山下大輝(やました・だいき)さんと「今泉俊輔」役の鳥海浩輔(とりうみ・こうすけ)さんが舞台に登場する。

「弱虫ペダル」はマンガ家の渡辺航(わたなべ・わたる)さんが週刊マンガ誌「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に2008年12号から連載している、サイクルロードレースに青春をかける高校生たちを描いた作品で、その後単行本化され、2017年9月までの52巻で1700万部以上が販売されている。2015年に第39回講談社漫画賞・少年部門を受賞している。

チケットは3日分についてはネットでは27日24時から、劇場窓口では28日朝から発売する。11日分については3日24時からネットで販売し、4日朝から劇場窓口で販売する。料金はいずれも2500円。