東映「初恋」、窪田正孝、内野聖陽ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2020年2月19日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は2月29日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「初恋」の出演者などによる舞台あいさつを開く。

2月28日から一般公開される「初恋」((C)2020「初恋」製作委員会)。

29日10時の回上映終了後と10時40分の回上映終了後に、監督の三池崇史(みいけ・たかし)さんをはじめ、主人公のプロボクサー「葛城レオ」役の窪田正孝(くぼた・まさたか)さん、ジャパニーズ・マフィア「権藤」役の内野聖陽(うちの・せいよう)さん、刑事「大伴」役の大森南朋(おおもり・なお)さん。

ジャパニーズ・マフィア「加瀬」役の染谷将太(そめたに・しょうた)さん、葛城レオに救われる少女「モニカ」役の小西桜子(こにし・さくらこ)さん、ヤクザのヤスの彼女「ジュリ」役のベッキー(べっきー)さんが舞台に登場してあいさつする。

「初恋」は三池崇史さんの、自身初のラブストーリーとなるオリジナル作品で、中村雅(なかむら・まさる)さんが脚本を手掛け、「モニカ」役は3000人のオーディションの中から、小西桜子さんが選ばれた。2019年の第72回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選ばれ、2019年9月27日から全米で公開されている。

物語は天涯孤独の身で類まれな才能を持つ天才ボクサーの葛城レオが、試合でまさかのKO負けを喫し病院へとかつぎこまれるとことからはじまる。そこで、医師から自分の余命がわずかであるという事実を突きつけられ、自暴自棄になりながら歌舞伎町の街を歩くレオの目に男に追われる少女モニカの姿が飛び込んでくる。

ただごとではない様子からレオが反射的にパンチを食らわせた男は、ヤクザと裏で手を組む悪徳刑事・大伴だった。モニカは親の虐待から逃れるため歌舞伎町に流れ着き、ヤクザにとらわれていたという。レオは彼女を救うことを決意するが、その選択はレオがヤクザと大伴から追われる身となることを意味していた。

ウイキペディアなどによると、三池崇史さんは1960年大阪府八尾市生まれ、横浜放送映画専門学院(現日本映画学校)を卒業、1991年にVシネマ「突風!ミニパト隊」で監督デビュー、1995年に「新宿黒社会チャイナ・マフィア戦争」で初の劇場用オリジナル作品を手がけ、Vシネマ「極道恐怖大劇場 牛頭」をカンヌ国際映画祭に出品し、1996年に「極道戦国志 不動」でポルト国際映画祭審査員特別賞を受賞した。

2000年に「オーディション」でロッテルダム国際映画祭で国際批評家連盟賞とオランダジャーナリズム連盟賞、2002年に「カタクリ家の幸福」でジェルミナーレ国際ファンタスティック映画祭審査員特別賞などを受賞している。2011年に「忍たま乱太郎」、2012年に「愛と誠」や「悪の教典」など、2013年に「藁の楯 わらのたて」、2014年に「土竜の唄 潜入捜査官 レイジ(REIJI)」、2015年に「風に立つライオン」、2016年に「土竜の唄 香港狂騒曲」などを手がけている。

チケットは最速抽選・プレミアムを受付中で、20日11時締め切り。先行抽選も受付中で、21日11時締め切り。22日10時から一般発売する。料金は全席指定で2000円均一。作品は「PG12」(12歳未満は、親または保護者の助言・指導が必要)に指定されている。

北の家族有楽町で「とらふぐしゃぶしゃぶ」、29日白子酒無料で

【銀座新聞ニュース=2020年2月19日】2019年11月にカフェ・カンパニー(渋谷区神宮前5-27-8)とsubLime(新宿区西新宿7-22-43)が経営統合して誕生したGYRO HOLDINGS(新宿区西新宿7-22-43、新宿JECビル)傘下のsubLime(新宿区西新宿7-22-43、新宿JECビル、03-5937-3772)グループで、「北の家族」などを運営する「パートナーズダイニング」(新宿区西新宿7-7-30、小田急柏木ビル、03-5332-6231)は2月19日から29日まで「北の家族有楽町本店」(千代田区有楽町2-1-7、03-6205-8887)で「白子付き厚切りとらふぐのしゃぶしゃぶ」を提供する。

「北の家族有楽町本店」で2月29日に先着100人に無料で提供される「ふぐの白子酒」。

また、2月29日という4年に1度の「ふぐの日」に、29日限定で16時から「ふぐの白子酒」を先着100人に食前酒として無料で振る舞う。

「白子付き厚切りとらふぐのしゃぶしゃぶ」は10日間限定で、極厚のとらふぐのしゃぶしゃぶを1人2900円(税別)で提供する。

「ふぐの白子酒」はとらふぐの白子を裏ごしし、熱くした日本酒と合わせた甘くクリーミーな酒で、パートナーズダイニングによると、「貴重なとらふぐの白子を使用するため、通常1杯1000円ほど」としている。ネットでは福岡・博多のふく料理専門の「博多ぼて」で「ふく白子酒」を1杯2400円で提供している。

「ふくの日(ふぐの日)」は協同組合下関ふく連盟が1981年に制定した記念日で、下関ではふぐ(河豚)のことを「ふく」と呼ぶことから、2月9日を語呂合わせで「ふくの日」にしている。ただ、4年に1度の2月29日は下関ふく連盟としては「ふくの日」に認定していないが、居酒屋では独自に「ふくの日」としている。

「協同組合下関ふく連盟」によると、「ふぐ」は6000年前の縄文時代から食べられており、多く分布する貝塚から約350種の貝類が出土している。その中には貝だけでなく、魚の骨や歯などもあり、主な種類としてはタイ、スズキ、ふく、ブリ、カツオなど約40種に上るとされている。下関近郊の貝塚からもふくの骨が出土し、約2500年前の潮待貝塚からはウニの針も出土している。

その後、長年、ふぐが食べられたが、豊臣秀吉(とよとみ・ひでよし、1537-1598)が行った朝鮮出兵の際に、武士などにふぐによる中毒死が続出したため、豊臣秀吉がふぐ食禁止令を命じた。徳川時代も武家では「主家に捧げなければならない命を、己の食い意地で落とした輩」として、当主がフグ毒で死んだ場合には家名断絶などの厳しい対応がなされた。

明治政府も1882(明治15)年にふぐを食べた者を拘置・科料に処する法令を出しているが、下関でふぐを食した伊藤博文(いとう・ひろふみ、1841-1909)がそのうまさに感心し、1888(明治21)年に「下関のふくには毒を見ず」とお墨つきを出し、全国こ先駆けて下関(山口県)でふぐ食が解禁された。

ふぐは世界に約100種、日本近海に約50種が生息し、そのうち食用が認められているのは22種類で、なかでももっとも美味なのがとらふぐとされている。ふぐの食中毒はふくの体内に含まれるテトロドトキシンの摂取によって引き起こされる。

北の家族有楽町本店は2018年12月10日に有楽町駅と新橋駅を結ぶJRの高架下にオープンした、「居酒屋 北の家族」のリブランディング店舗1号店としている。函館港などから直送される魚介、道産の肉や旬の野菜でつくったメニューを楽しめ、料理人が炭火の燃える炉端で丸ごと1本の鮮魚を皮目はパリッと中はふっくら焼き上げる「原始焼き」、イクラや甘エビ、北海道産の魚介など日替わりで提供する刺身、北海道の食材を詰め込んだ石狩鍋が3大名物という。

営業時間は平日が17時から23時30分(日曜日、祝日16時から22時30分)。

ノバレーゼ直営3店で花見ロール寿司弁当、桜海老など12種

【銀座新聞ニュース=2020年2月19日】婚礼関連事業の大手、ノバレーゼ(中央区銀座1-8-14、銀座YOMIKOビル、03-5524-1122)は2月18日から4月30日まで傘下のブロスダイニング(同上、03-6685-5888)が運営する創作和食店「SHARI THE TOKYO SUSHI BAR」(中央区銀座2-4-18、アルボーレ銀座ビル、050-5212-7574)など3店舗で、ロール寿司を詰め合わせた「お花見ロール寿司弁当」を販売している。

4月30日まで「シャリ ザ トーキョー スシバー(SHARI THE TOKYO SUSHI BAR)」や三井ガーデンホテルの「シャリ(SHARI)」などで販売している36貫詰め合わせの「お花見ロール寿司弁当」。

2016年から花見の季節に合わせて、「シャリ ザ トーキョー スシバー(SHARI THE TOKYO SUSHI BAR)」などの看板メニューの新作ロール寿司4種を含めた12種類を3貫ずつ、計36貫を詰め合わせた「お花見ロール寿司弁当」(税込4500円)と、ロール寿司9種類を2貫ずつ、計18貫の詰め合わせ(2400円)、ロール寿司9種類9貫の詰め合わせ(1200円)も販売している。

今回、扱っているのは、「シャリ ザ トーキョー スシバー」のほか、三井ガーデンホテル銀座五丁目のメインダイニング「シャリ(SHARI)」(中央区銀座5-13-15、三井ガーデンホテル銀座五丁目、050-5357-5354)とレストラン「クラフト(CRAFT)」(江東区有明3-7-2、050-5357-5353)の2店舗。

12種のロール寿司は一貫が直径3センチのひと口サイズで、新作4種は、桜色のロール寿司で、しば漬けを使って色を付けた酢飯で、菜の花やオクラ、長芋、玉子を巻き、仕上げに桜エビをのせた「桜海老(さくらえび)ロール」、トビコを混ぜ合わせた酢飯でオクラ、キュウリなどを巻き、さらにその上から桜鯛(さくらだい)の刺身と塩味の効いた桜の葉を巻いた「桜鯛ロール」。

エビとサヤインゲンの天ぷらを“柚子胡椒(ゆずこしょう)マヨネーズ”と合わせて巻き、表面に青さのりをまぶした「春野菜の天婦羅(てんぷら)ロール」、“すき焼き風”に味付けした牛カルビなどを巻き、最後にゴマを振りかけて、ふき味噌をのせた「牛蕗(ぎゅうふき)味噌ロール」だ。

春を感じさせる「桜海老ロール」。

ほかに、クリームチーズ、玉子、きゅうり、カニカマ、生ハムを巻いた「イタリアンロール」、鶏肉、クリームチーズ、きゅうり、ネギ、トビコを巻いた「チキンロール」、カニカマ、きゅうり、玉子、アボカド、穴子を巻いた「穴子ロール」、サケ、トビコ、アボカド、錦糸卵を巻いた「鮭トビコロール」。

ソフトシェル、ネギ、玉子、トビコを巻いた「スパイダーロール」、鴨、長イモ、きゅうり、オクラを巻いた「鴨ロール」、サーモン、クリームチーズ、カニカマ、きゅうり、玉子を巻いた「サーモンロール」、長イモ、オクラ、きゅうり、和牛、トリュフを巻いた「和牛ロール」の8種類。

ミニのロール寿司(18巻と9巻)は「牛蕗味噌ロール」を除いた新作3種と「和牛ロール」と「鮭トビコロール」を除いた6種。

また、店内で注文できる「春のお花見ロール寿司5種」(新作4種+料理長お勧めの日替わり1種、各2貫盛り合わせ、2500円)も用意している。

ノバレーゼは1969年大阪府生まれ、2004年に慶応義塾大学商学部を卒業 し、同年にリクルートに入社するも、父親が病に倒れ、2005年にリクルートを退職し、家業のひとつ、愛知県名古屋市の結婚式場「株式会社東海会館華寿殿(現株式会社シャンテ」)の経営を任された浅田剛治(あさだ・たけはる)さんが2000年11月に挙式・披露宴に関する企画・運営、サービスを提供する「株式会社ワーカホリック」を資本金1000万円で設立し(2002年12月に「株式会社ノバレーゼ」に変更)、12月にドレスショップ「ノバレーゼ名古屋」を開店した。

2002年2月に東京都港区にドレスショップ「ノバレーゼ青山」を開店し、本社を東京都港区南青山に移した。2003年9月に郊外型ゲストハウス「アマンダンテラス」(名古屋市天白区)を開店し、直営方式の挙式・披露宴会場を運営、2004年1月にドレスショップ「ノバレーゼ銀座」を開店し、9月に総合結婚式場「ザ ロイヤルダイナスティ」(さいたま市大宮区)と「ザ ロイヤルダイナスティ」内に衣裳室(現ドレスショップ「エクリュスポーゼ大宮店」)を開設し、10月に都市型ゲストハウス「葵モノリス」(名古屋市東区)を開店した。

2006年10月に東京証券取引所マザーズに株式を上場し、2009年3月に本社を東京都中央区銀座に移し、5月にドレスショップ「ノバレーゼ銀座」と「ノバレーゼ青山」と統合し、銀座中央通りに移し、10月に再生施設「三滝荘」(広島市西区)を開店、2010年8月に中国・上海市に初の海外子会社を設立、12月に東証市場第1部へ変更した。2011年2月に銀座にレストラン「シャリ・ザ・トウキョウ・スシ・バー」を開店、2012年5月にレストラン「セラフィーナ・ニューヨーク(Serafina NEW YORK)丸の内店」(東京都千代田区)を開店し、2016年3月に浅田剛治さんが会長に、荻野洋基(おぎの・ひろき)さんが社長に就任した。

2015年12月期の連結売上高は前期比7.5%増の164億円、営業利益が同16.1%増の17億円、経常利益が同17.9%増の17億円、純利益が88.8%増の8億円。ブライダル事業が同6.3%増の151億円で利益が30億円、レストラン事業が同23.6%増の13億円だが、損益面では3億円の赤字となっている。

その後、投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ(千代田区丸の内1-9-1、グラントウキョウノースタワー、03-5223-6780)傘下のNAPホールディングス(千代田区丸の内1-9-1)が2016年10月25日付で発行済み株式の93.28%を取得し、これに伴い、ノバレーゼは11月28日をもって上場を廃止した。また、創業者で会長の浅田剛治さんも退任した。
また、「シャリ ザ トーキョー スシバー」は2018年11月にノバレーゼから分社化した100%出資の子会社「ブロスダイニング」(当初はノバレーゼレストラン、2019年1月1日付で現社名に変更、中央区銀座1-8-14、03-6685-5888)が2019年1月から運営している。2019年8月にレストラン「クラフト(CRAFT)」を開店、9月にレストラン「シャリ(SHARI)」を開店している。

希望者は前日までの電話か店頭予約が必要で、受付時間は10時から20時。弁当は持ち帰りのみで、店内では食べられない。店頭の引き渡しは12時から22時30分。

丸善丸の内で「猫」展、岡村洋子、奥平浩美、HISOKAら18人

【銀座新聞ニュース=2020年2月19日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は2月19日から25日まで4階ギャラリーで「Catアートフェスタ-新しく生まれる!猫アートクラフト」を開く。

丸善・丸の内本店で2月19日から25日まで開かれる「キャット(Cat)アートフェスタ-新しく生まれる!猫アートクラフト」のフライヤー。

毎年「2月22日」の「猫の日」をはさんで、その前後に猫に関連して開くイベントが「キャット(Cat)アートフェスタ」で、今回は16回目となり、12日から18日まで「パート1」を開いており、19日から25日までパート2を開く。

パート2では、猫作家18人(組)がまだ見たことのない猫アートを展示する。丸善では「在廊作家さんとのおしゃべりも楽しめる、ここだけの特別な7日間」としている。

今回、出品するのは、「Q工房」を運営する墨絵の有田(ありた)ひろみさんとぬいぐるみの有田ちゃぼさん、春日部張り子師の五十嵐俊介(いがらし・しゅんすけ)さん、工房「ねこども」を主宰する陶芸家の岡村洋子(おかむら・ようこ)さん、「アトリエ・オク(atelier oku)」を主宰するジュエリーの奥平浩美(おくひら・ひろみ)さん。

陶芸などの小沢康麿(おざわ・やすまろ)さん、銅版画の桐山暁(きりやま・あきら)さん、繊細なミニチュアを彫るミニチュア木彫りの小出信久(こいで・のぶひさ)さん、木目込人形と立体造形の小島美知代(こじま・みちよ)さん、立体造形の桜井魔己子(さくらい・まみこ)さん。

陶芸のすみ田理恵(すみだ・りえ)さん、陶芸の半沢淳子(はんざわ・じゅんこ)さん、九谷焼の東早苗(ひがし・さなえ)さん、FRP造形のヒソカ(HISOKA)さん、七宝、金工、トンボ玉の平林義教(ひらばやし・よしのり)さんと平林利依子(ひらばやし・りえこ)さん。

立体造形の細山田匡宏(ほそやまだ・まさひろ)さん、立体アートと絵画、造形の宮内久美子(みやうち・くみこ)さん、人形の吉野光宝(よしの・こうほう)さん、彫刻、人形のよねやまりゅうさん。

期間中、小沢康麿さんと吉野光宝さんを除いた作家が毎日、来場する。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。入場は無料。作品を購入すると、先着100人まで記念缶バッジをもらえる。

注:「小沢康麿」の「沢」と「桜井魔己子」の「桜」と「半沢淳子」の「沢」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。

立川銀座で毛利臣男展、唐津の子供のマスクも

【銀座新聞ニュース=2020年2月18日】ブラインド業界の最大手メーカー、立川ブラインド工業(港区三田3-1-12、03-5484-6100)の銀座ショールーム(中央区銀座8-8-15、03-3571-1373)地下1階「タチカワ銀座スペース Atte」は2月22日から3月1日まで「毛利臣男ワールド『毛利の今、マスクと絵の世界』展」を開く。

立川ブラインドの銀座ショールーム「オッテ(Atte)」で2月22日から3月1日まで開かれる「毛利臣男ワールド『毛利の今、マスクと絵の世界』展」に展示される絵画作品。

今回はデザイナーの三宅一生(みやけ・いっせい)さんの「パリ・コレクション」のアートディレクターや3代目市川猿之助(いちかわ・えんのすけ、現市川猿翁=いちかわ・えんおう)さんの「スーパー歌舞伎」の全舞台の衣装を担当した毛利臣男(もうり・とみお)さんが最新の絵画やマスク作品を展示する。

また、主催者の「モーリのコラボレーション美学実行委員会」が佐賀県唐津市で取り組んでいる「モーリのクリエイションクラブ・イン(in)唐津」に参加している子どもたちの手作りマスクも展示する。

「モーリのクリエイションクラブ・イン唐津」は毛利臣男さんが師事した昭和を代表するダンサー、宮操子(みや・みさこ、1907-2009)の「きょうだい弟子」に当たる九鬼泰子(くき・ひろこ)さんが代表を務め、毛利臣男さんの作品のコレクションと、毛利臣男さんが提唱する「モーリのコラボレーション美学」を唐津市で実践するための団体で、子どもたちが自作のマスクを着けて踊る「モーリ・マスク・ダンス」の普及に努めている。

同じく出品される毛利臣男さんのマスクの作品。

毛利臣男さんは京都府生まれ、都内の美術大学を卒業、在学中から文化服装学院の講師を務め(2014年3月まで)、その後、国内外におけるオペラやバレエ、能、現代劇などの美術や衣装デザインを手掛けている。3代目市川猿之助さんが1986年に始めたスーパー歌舞伎の衣装も担当した。

1972年から1993年までファッションデザイナーの三宅一生(みやけ・いっせい)さんのパリコレクションの舞台監督として演出やディレクションを担当し、ファッションモデルの山口小夜子(やまぐち・さよこ、1949-2007)が三宅一生さんのパリコレクションで本格的にデビューした際に、面倒を見たことでも知られる。

1978年から1982年のサントリー角瓶CMに出演した三宅一生さんの総合ディレクションを務めた。また、この間、フランスのバレエダンサー、パトリック・デュポン(Patrick Dupond、1959年生まれ)さんの「白鳥の湖」の衣裳デザインを手掛け、その後も、長年、舞台衣裳のデザインを担当した。

1997年から2007年まで「リメンバー神戸」として初めてマスク作りに取り組み、踊りを取り入れ、その後、空間展「モーリの色彩空間」、仮面舞踏劇「モーリ・マスク・ダンス」での活動を通し、自身が提唱する「コラボレーション美学」という試みに取り組んでいる。京都芸術劇場の芸術監督、2000年から2009年まで京都造形芸術大学客員教授などを務めた。

22日15時からオープニングセレモニーを開く。

23日「令和初の天皇誕生日」に16時から毛利臣男さんが作品について語るトークイベントを開く。

開場時間は10時(22日は13時)から18時(最終日は16時)まで。入場は無料。