サニーヘルス、調理簡単、低カロリーのキノコは、ダイエット向き

【銀座新聞ニュース=2019年10月22日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「キノコはダイエットと腸活がまとめてできる超優秀な食材」を発表した。

キノコは低カロリーでありながら、食事の満足感や満腹感を得るのにも役立ち、たくさん食べても太る心配がない。

秋が旬のキノコはダイエット食材に外せないという。天然の松茸(まつたけ)や舞茸(まいたけ)などが店頭に並び始めると、秋の訪れを感じさせる。天然のキノコは秋が旬だが、今や出回っている多くのキノコは「室内育ち」で、管理された空間で栽培されているため、供給、価格とも安定している。キノコは家計に優しいだけでなく、低カロリーで、かつ食物繊維が豊富で、ダイエッターには超定番の食材といわれる。

キノコはダイエット向きの超低カロリー食材で、どのキノコもほぼ共通して、成分の90%は水分で、食物繊維が多く、糖質(炭水化物)と脂肪は極めて低いのが特徴で、カロリーは100グラムあたりおよそ20キロカロリーとひじょうに低カロリーだ。

噛み応えがあるため、低カロリーでありながら食事の満足感や満腹感を得るのにも役立ち、たくさん食べても太る心配がない。積極的にメニューに取り入れることでダイエット促進になる。糖質や脂肪を体内でエネルギーに変換する作用のあるビタミンB群も含まれている。

米やパンなど糖質だけを食べるよりも、キノコと一緒に食べるほうが血糖値上昇を抑えることができる。厚揚げ豆腐にキノコあんかけは低カロリー食の代表的なメニューだ。

キノコに多く含まれている食物繊維は、腸内の善玉菌を増やす作用があることが研究により明らかになっており、食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなって善玉菌を増やし、腸内環境のバランスを整えてくれる働きがある。

善玉菌は、ビタミンの合成、消化吸収のサポート、免疫刺激、悪玉菌の増殖を抑えるなど、人に有益な働きをしてくれる菌で、腸内環境は美肌やダイエットなどの美容面だけでなく、アレルギーや体質、疾患など全身の健康に関わっていると考えられていて、今ひじょうに注目されている分野だ。

キノコに含まれている食物繊維は、100グラムあたり3、4グラムととても豊富で、しかも、食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があり、キノコの場合は「不溶性」(水に溶けない)食物繊維が豊富に含まれている。水溶性食物繊維は、名前の通り水に溶ける種類の食物繊維だ。

不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維で、胃や腸で水分を吸収し大きく膨らむ。これにより便のかさ増しや、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進するし、体に有害な物質を排泄させるデトックス効果もある。

血糖値を急上昇、急下降させないようコントロールすることは、ダイエットに効果的で、この仕組みを利用したのが、糖質制限ダイエット(炭水化物抜きダイエット)だ。糖質(炭水化物)を摂ると、体内でブドウ糖に分解され、血液中に入り、血糖値を上昇させる。

血糖値の上がり方が急であればあるほどインシュリンが多量に分泌され、「糖が余っている=脂肪に溜め込まなければ」と体が判断してしまう。これを防ぐためには、血糖値を急に上げないことが重要で、血糖値がゆっくり上がれば、インシュリンの分泌量が少なくなる。

キノコに豊富な食物繊維は血糖値をコントロールし、血糖値が急激に上がるのを抑制する力を持っている。米やパンなど糖質だけを食べるよりも、キノコを一緒に食べるほうが血糖の値上昇を抑えることができる。食物繊維は糖質や脂肪の消化吸収を緩やかにする作用がある。食事の食べ始めにまず食物繊維を摂取すると効果的とされている。

超簡単なのがダイエットキノコレシピだ。何にかけてもOK!簡単で万能キノコあんかけなら、厚揚げ豆腐や魚、肉にも相性抜群だし、だし汁は和風のほか中華スープやコンソメでも可能だ。

材料は1)好みのキノコ2種類(各1パック)、2)だし汁(3カップ)、3)しょうゆ(大さじ3)、4)酒(大さじ1)、5)みりん(大さじ2)、6)塩(少々)、7)しょうが(小さじ1)、8)水溶き片栗粉。

作り方は1)キノコ類は石づきを切って食べやすい大きさに切る、2)キノコ類と水溶き片栗粉以外のすべての材料を鍋に入れて加熱し、沸騰したら1)を入れ、ひと煮立ちさせる、3)2)に火が通ったら、水溶き片栗粉でとろみをつけてできあがり。

次が「キノコのホイル焼き」。洗い物なし!包んで加熱するだけの簡単調理で、トースターで加熱もできる。

材料は1)好みのキノコ2種類(各1パック)、2)バター(15グラム)、3)しょう油(適量)、4)レモン汁(適量)。

作り方は1)キノコ類は石づきを切って食べやすい大きさに切る、2)アルミホイルを40センチ程度にカットし、その中央にカットしたキノコ類を並べ、その上にバターを乗せる。無塩バターを使う場合は塩少々を振りかける、3)フライパンに2)を置き、蓋をして中火で3分、弱火で5分加熱する。トースターの場合は10分前後加熱する、4)取り出して皿に乗せてアルミホイルを開け、しょうゆとレモン汁をかけてでき上がり。

安価なうえに下ごしらえもほぼなく、超低カロリーなキノコは汁物や鍋の際には、3種類以上のキノコを使うとスープにより深みが出ておいしくなる。

丸善日本橋で加生亨・智子、手塚美弥、宮沢由里香が「器」展

【銀座新聞ニュース=2019年10月22日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は10月23日から29日まで3階ギャラリー特設会場で4人展「暮らしの中の陶と木と」を開く。

丸善・日本橋店で10月23日から29日まで開かれる4人展「暮らしの中の陶と木と」のフライヤー。

家具工房「カショウ(KASHO)」(町田市小野路町2284-1、080-5530-3947)を主宰する木工作家の加生亨(かしょう・とおる)さんと木の小物作家の加生智子(かしょう・さとこ)さん夫婦、陶芸作家の手塚美弥(てづか・みや)さん、陶芸家の宮沢由里香(みやざわ・ゆかり)さんの4人が「深まる秋にお気に入りに囲まれて、暮らしにメリハリが出るような」作品を展示する。

加生亨さんは木製の家具、小物を制作しており、今回は小さいなものを中心に出品する、加生智子さんは身近な気を木工旋盤で削り、制作しており、「木という素材の持つ魅力を形にしたい」と思って作っている。

手塚美弥さんは旅した場所をイメージし、その国のお料理をテーマに、「象嵌(ぞうがん)」という技法を多用して、テーブルコーディネートを意識した器作りをしている。宮沢由里香さんは身近な植物をモチーフに、「鉄絵」という技法で絵付けをした、日々の生活に彩りを添える器作りをしている。

「象嵌」とは「模様を彫り、その彫った部分に違う色の土を埋め込み、余分な部分を削り、彫った部分にだけ模様が入るという技法」(手塚美弥さん)という。

「鉄絵」とは鉄分を多く含む顔料で描く技法で、透明釉(とうめいゆう)の下に描かれる釉下彩の一種で、酸化鉄による彩色のため、黒褐色の絵文様になる。

加生亨さんは1978年熊本県人吉市生まれ、都立品川技術専門校木工技術科を修了、石塚木工に勤務、2003年に「家具工房カショウ」を設立、2007年に家具製作技能士1級を取得している。

加生智子さんは2003年に加生亨さんと共同で「家具工房カショウ」を設立している。

手塚美弥さんは1972年東京都生まれ、1996年に武蔵野美術大学陶磁コースを卒業、1998年に食と陶器を求めて東南アジアからヨーロッパまで約7カ月間の旅をし、1999年に埼玉県戸田市に工房を開設、2001年に渋谷東急東横店で個展、2003年に東京都中野区に工房を移転、神楽坂ギャラリーで個展(2006年、2008年も)、2007年に東京都豊島区に工房を移転し、現在、陶芸教室「ポティエ」を主宰している。

宮沢由里香さんは1974年神奈川県横浜市生まれ、愛知県立芸術大学陶磁専攻を卒業、グループ展を中心に作品を発表し、陶工房「土花-toka」を運営している。

期間中、10時から20時まで来場する。ただし、作家によって在廊時間が異なる。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。

注:「宮沢由里香」の「沢」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。

「真実」上映会で是枝裕和がティーチイン

【銀座新聞ニュース=2019年10月21日】中堅の映画配給会社のギャガ(港区南青山2-22-8、TYビル)は10月25日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「真実」のティーチインイベント付上映会を開く。

現在、一般公開されている「真実」((C)2019 3B-分福-MI MOVIES-FRANCE 3 CINEMA)。

25日18時30分の回上映終了後に、監督の是枝裕和(これえだ・ひろかず)さんが舞台に登場して、ティーチインイベントを開く。

「真実」は是枝裕和さんが初めて日本とフランスの国際共同制作で、オリジナル脚本も手がけた長編作品で、母と娘の間に隠された真実をめぐる物語を、フランスの女優カトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve)さんとジュリエット・ビノシュ(Juliette Binoche)さんの共演で描く。2019年の第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、映画祭のオープニング作品として上映された。

物語はフランスの国民的大女優ファビエンヌ(トリーヌ・ドヌーブさん)が自伝本「真実」を出版し、それを祝うためという理由で、アメリカに暮らす脚本家の娘リュミール(ジュリエット・ビノシュさん)が、夫でテレビ俳優のハンク(イーサン・ホーク=Ethan Green Hawke=さん)や娘のシャルロット(クレモンティーヌ・グルニエ=Clementine Grenier=さん)を連れて母のもとを訪れるところからはじまる。

早速、母の自伝を読んだリュミールだったが、そこにはありもしないエピソードが書かれており、憤慨した彼女は母を問いただすが、ファビエンヌは意に介さない。しかし、その自伝をきっかけに、母と娘の間に隠されていた愛憎渦巻く真実が次第に明らかになっていく。

ウイキペディアによると、是枝裕和さんは1962年東京都練馬区生まれ、1987年に早稲田大学第一文学部文芸学科を卒業、番組制作会社「テレビマンユニオン」に入社、テレビ番組のADをしながらドキュメンタリー番組の演出家をつとめ、1995年に「幻の光」で映画監督デビュー、1999年に「ワンダフルライフ」、2004年に「誰も知らない」を手がけた。

2006年に「花よりもなほ」、2008年に「歩いても 歩いても」、2009年に「空気人形」、2011年に「奇跡」、2013年に「そして父になる」などを監督し、新作を発表すると多くの国際映画祭に招待されるなど、国内外で高い評価を受けている。

2005年に「誰も知らない」で第77回アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表作品に選ばれ、2014年に「そして父になる」で第37回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞などを受賞、2018年に「万引き家族」が第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルム・ドールを受賞した。現在、早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授、立命館大学産業社会学部客員教授。

チケットはチケットぴあを通じて22日10時から発売し、料金は全席指定で2100円均一。プレミアボックスシート3100円。

ギャルリー志門で森田隆一展、労働者を描く

【銀座新聞ニュース=2019年10月21日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル3階、03-3541-2511)は10月21日から26日まで森田隆一さんによる個展「沈黙の譜」を開いている。

ギャルリー志門で10月21日から26日まで開かれる森田隆一さんの個展「沈黙の譜」のフライヤー。町工場の旋盤工として働きながら、グローバル化の犠牲となる労働者の姿を描いてきた画家だ。

町工場の旋盤工として40年以上も働きながら絵を描いてきた町画家で、「グローバリゼーションの犠牲にさらされている、工場や働く人々を表現したいと思い『沈黙の譜』シリーズ」を9年以上も制作している森田隆一さんが新作を中心に展示する。

ギャルリー志門では、森田隆一さんは「グローバル化のあおりで衰退の一途をたどる町工場やそこで働く労働者たちに向けられる。そこには都市化によって失われた風景への郷愁の念が込められている。社会派リアリズムの画家として、それらをテーマに描き続けてきたのも、彼の経歴と無関係ではないだろう」としている。

森田隆一さんの作品は自ら愛するリトアニア出身のアメリカの画家、ベン・シャーン(Ben Shahn、1898-1969)や洋画家の松本竣介(まつもと・しゅんすけ、1912-1948)を彷彿(ほうふつ)とさせるという。

森田隆一さんは1944年東京都北区生れ、1971年に美術サークル「くれよん美術会」の結成時に参加し、1973年に職美展に出品、1978年に日本アンデパンダン展に出品(その後も30回以上出品)、1980年に主体美術展に出品(1990年まで)、1992年に「日本美術会」会員、2003年に地平展に出品している。2013年5月、2015年5月、2017年10月にギャルリー志門で個展を開いている。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。

ヴァニラで田中流「人形写真」展、清水真理らの作品も

【銀座新聞ニュース=2019年10月21日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は10月22日から27日まで田中流さんによる球体関節人形写真集「Dolls-瞳の奥の静かな微笑み」出版記念展覧会を開く。

ヴァニラ画廊で10月22日から27日まで田中流さんによる球体関節人形写真集「ドールズ(Dolls)-瞳の奥の静かな微笑み」出版記念展覧会のフライヤー。

写真家の田中流(たなか・ながれ)さんが10月22日に「ドールズ(Dolls)-瞳の奥の静かな微笑み」(アトリエサード、税引2300円)を刊行するのを記念して、写真展を開く。また、写真集に掲載されている人形作家の作品も展示する。

田中流さんが最初に清水真理(しみず・まり)さんの人形を撮影してから四半世紀経ち、写真家として数多くの人形に接している。清水真理さんは「田中流が記録した写真の細部から、作家によって命を吹き込まれた人形たちの体温を感じる」としている。

今回、出品するのは亜由美(あゆみ)さん、愛実(あゆみ)さん、石田麻衣子(いしだ・まいこ)さん、今井亜樹(いまい・あき)さん、影山多栄子(かげやま・たえこ)さん、川上勉(かわかみ・つとむ)さん、木村龍(きむら・りゅう)さん、高斉(こうざい)りゅうさん、上妻(こうづま)みどりさん、小骨(こぼね)さん。

サクラ(SAKURA)さん、桜井紅子(さくらい・べにこ)さん、清水真理さん、垂狐(すいこ)さん、鈴雪(すずゆき)さん、高田美苗(たかだ・みなえ)さん、舘野桂子(たての・けいこ)さん、月(つき)さん、朋トモヱ(とも・ともえ)さん、長尾都樹美(ながお・ときみ)。

林美登利(はやし・みどり)さん、泥方陽菜(ひじかた・はるな)さん、日隈愛香(ひのくま・あいか)さん、人形を制作するクロさんと衣装、写真、アートワークを担当するシロさんの2人ユニット「フリィクスサァカス(FREAKS CIRCUS)」、ホシノリコ(ほしの・りこ)さん。森馨(もり・かおる)さん、山吉由利子(やまよし・ゆりこ)さん、レンベア(RENbear)さんの28人。

田中流さんは日本写真芸術専門学校を卒業、舞台、ライブ写真、展覧会、ワークショップ講師などの活動をしている。

26日17時30分から田中流さんによる人形フォトワークショップを開く。展示中の作品を被写体に、田中流さんが撮影の基本をレクチャーする。参加費は3500円で、定員は10人。持参する物は撮影器具1点(一眼レフカメラ、デジタルカメラ、スマートフォンなどの写真撮影ができるもの)。予約はライブポケット(https://t.livepocket.jp/e/k9nsg)から。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日は17時)。入場料は500円。

注:「高斉りゅう」の「斉」と「桜井紅子」の「桜」は正しくはいずれも旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。