「ペット2」バナナマン、永作博美ら吹替声優挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年7月25日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)傘下の東宝東和(千代田区一番町18、川喜多メモリアルビル、03-3556-0333)は7月27日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「ペット2」の声優による舞台あいさつを開く。

7月26日から一般公開される「ペット2」((C)Universal Studios.)。

27日13時10分の回上映終了後と16時10分の回上映前に、声優で犬の「マックス」役のパットン・オズワルト(Patton Oswalt)さんの日本語吹替を担当した「バナナマン」の設楽統(したら・おさむ)さん、犬の「デューク」役のエリック・ストーンストリート(Eric Stonestreet)さんの吹替の「バナナマン」の日村勇紀(ひむら・ゆうき)さん。

マックスとデュ-クの飼い主「ケイティ」役のエリー・ケンパー(Ellie Kemper)さんの吹替の佐藤栞里(さとう・しおり)さん、トラネコ「クロエ」役のレイク・ベル(Lake Bell)さんの吹替の永作博美(ながさく・ひろみ)さん、小型犬「デイジー」役のティファニー・ハディッシュ(Tiffany Sarac Haddish)さんの吹替の伊藤沙莉(いとう・さいり)さん、コリー種の犬「ルースター」役のハリソン・フォード(Harrison Ford)さんの吹替の内藤剛志(ないとう・たかし)さん。

サーカス団の団長「セルゲイ」役のニック・クロール(Nick Kroll)さんの吹替の宮野真守(みやの・まもる)さん、モルモット「ノーマン」役のクリス・ルノー(Chris Renaud)さんの吹替の梶裕貴(かじ・ゆうき)さん、ポメラニアンでマックスのガールフレンド「ギジェット」役のジェニー・スレイト(Jenny Slate)さんの吹替の沢城(さわしろ)みゆきさん、白いウサギ「スノーボール」役のケヴィン・ハート(Kevin Hart)さんの吹替の中尾隆聖(なかお・りゅうせい)さんが舞台に登場してあいさつする。

「ペット2」は2016年に公開されたアメリカの3Dコンピューターアニメー・コメディ映画「ペット」の続編で、制作はイルミネーション・エンターテインメント、監督は前作でも務めたクリス・ルノーさんが担当した。

ニューヨークのマンハッタンとブルックリンを舞台に、飼い主がいない間のペットの暮らしぶりを描いた作品で、今回もニューヨークを舞台に犬のマックスとデュークをはじめとした個性的なペットたちが、新たな仲間を加えて、さらなる大騒動を巻き起こす。

チケットは24日0時からPC、スマホで、24日劇場オープン時から窓口で販売している。料金は一般1900円、大学生・専門学生1500円、シニア1200円、高校生、3歳以上中学生まで、障がい者が1000円。

古典的SFの要素が強くなった新「アイアンスカイ」(268)

【ケイシーの映画冗報=2019年7月25日】「第2次世界大戦の末期、月に逃げのびたナチスドイツの残党が、UFOに乗って現在の地球に攻めてくる」という、トンデモないストーリーの映画「アイアン・スカイ」(Iron Sky、2012年)は、フィンランドの音響技術者であった監督・脚本(共同)のティモ・ヴオレンソラ(Timo Vuorensola)の出世作となったのと同時に、6年の歳月をかけて完成させた作品で、ネット上での募金活動、いわゆる“クラウドファインディング”により資金を調達した映画としても知られています。

現在、一般公開中の「アイアン・スカイ第三帝国の逆襲」((C)2019 Iron Sky Universe, 27 Fiims Production, Potemkino. All rights reserved.)。

「アイアン・スカイ」はかつて本稿でもとりあげましたが(2012年10月11日付)、題材的にもストーリー・キャラクターについても、メジャーな会社では実現について二の足を踏む企画でしょう。そこで骨子をいじり、「会社の思惑に沿った」仕上りとなれば、作品そのものの魅力も減じてしまうはずなので、「面白いけど、ウチではちょっと・・・」というのが一般的な対応になったはずです。

「アイアン・スカイ」の成功によって本格始動した本作「第三帝国の逆襲」(Iron Sky: The Coming Race、2019年)は、前作のラストから物語がはじまります。

月面ナチスとの最終決戦によって、地球は全面核戦争に突入し、壊滅的打撃を受けてしまいます。地球を離れた一部の人々は月面にあるナチスの基地にたどりつき、月面ナチスの残党との共同生活をはじめたのでした。

制作費は1700万ユーロ(1ユーロ=120円換算で約20億4000万円)。制作費は前作の750万ユーロから2倍以上に膨らんでいる。

それから30年、月面に残されたわずかな生き残りの人類も、資源の枯渇から滅亡の危機に直面していました。そんな月面基地に、地球からの訪問者がやってきます。月面で出迎えた女性エンジニアのオビ(演じるのはララ・ロッシ=Lara Rossi)は、パイロットのサーシャ(演じるのはウラジミール・ブルラコフ=Vladimir Burlakov)らから、「地球の地下は空洞になっており、人類の希望となる新エネルギーがある」ことを知ります。

オビは高齢の母レナーテ(演じるのはユリア・ディーツェ=Julia Dietze)を救うため、サーシャや月面の仲間たちと、地球の深部へと分け入ります。しかし、そこは、爬虫類的な種族(レプタリアン)のヒトラー(演じるのはウド・キア=Udo Kier)が“歴史上の極悪な指導者”として率いる、恐ろしい世界でした。オビたちは新エネルギーを月にもたらすことができるのか。恐竜人類ヒトラーの野望とは・・・。

前作が宇宙戦艦まで繰り出した「スペース・オペラ」的な味付けだったのに対し、本作では「秘境探索モノ」や「恐竜世界」といった古典的SFの要素が強くなっています。こうした事例と、ディフォルメされているとはいえ、ナチス=ナチズムが結託するのは、驚いたことに、まるきりデタラメでもないのだそうです。

ナチスの指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler、1889-1945)は、オカルト傾向の強い人物で、“地球空洞説”に関心を示し、実際に“地下へ通じる穴”を探させたという逸話が残っています。一説には「地下の空洞を使って敵国アメリカを地下から直接攻撃する」という構想だったとか。

「いくらなんでも」と思いますが、日本でも大東亜戦争中に「神国ニッポンに迫る敵には“神風”が吹く」とか「歴史上、日本は外敵に不敗である」といったトンデモ言説も一般的にあったので、大同小異かもしれません。

本作をオカルト色が強く、さらに荒唐無稽に仕立てたヴオレンソラ監督ですが、こうも話しています。

「ジョークだったはずの『アイアン・スカイ』の世界がどんどん現実になり、笑えなくなっているということは確実にある。(中略)到底あり得なさそうな話を書くと、次の日にはそれとそっくりな話が現実にニュースとして新聞に載っているんだからね。(中略)風刺的なジョークだったはずのものが現実になっている。(中略)月面ナチスが発見されても驚かないよ」(「映画秘宝」2019年8月号)

後段はさすがにないと思いますが、つい先日の日本での参議院選挙でも、「10年前なら、ちょっとなかったろうな」という結果も出ていますし、世界情勢も予断を許さない状況が散見されます。

監督によると「ナチスは人間の持つ『恐れ』の感情を利用したが、それは『笑い』によって打ち負かすことができるのだ。ナチスの存在をいかにバカバカしく描くか、ということが重要なんだ』(前掲誌)とのことです。

そういえば、没後30年になる“マンガの神さま”手塚治虫(てづか・おさむ。1928-1989)も「マンガの本質は風刺」といった言説を残しています。たしかに、「風刺」を「笑える」ことができなくなった世界は、余り考えたくないものですね。次回は「アルキメデスの大戦」を予定しています(敬称略。【ケイシーの映画冗報】は映画通のケイシーさんが映画をテーマにして自由に書きます。時には最新作の紹介になることや、過去の作品に言及することもあります。当分の間、隔週木曜日に掲載します。また、画像の説明、編集注は著者と関係ありません)。

注:ウイキペディアによると、ナチスとは「国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)」の略で、1919年1月に前身の「ドイツ労働者党(DAP)」が設立され、1920年に改称した。1921年に第一議長に就任したアドルフ・ヒトラー(1919年10月19日にドイツ労働者党に入党)は、党内でフューラー(Fuhrer、指導者、総統)と呼ばれるようになり、指導者原理に基づくカリスマ的支配を確立した。

結党以来長らく野党だったが、1929年の世界恐慌以降、国民の社会不安を背景に支持を拡大させ、1932年7月の国会選挙で国会の第1党を占めるに至った。1933年1月30日にヒトラーが首相に任命されたことで政権与党となり、一党独裁体制を敷いたが、1945年の第2次世界大戦の敗戦で事実上消滅し、占領中に連合国によって禁止(非合法化)された。

党内ではヒトラーの指導を絶対のものとして受け入れるという点においては、あまり異論はなかったが、ナチ運動の内実は地域ごとの党組織や党職能組織、突撃隊、党有力者がその時々の状況に応じて勝手に活動していることが多く、統一された運動とは言い難い。農民に対する物を除けばまとまった政策綱領のようなものは存在しなかった。しかし、それが党の各組織を競合的に発展させ、運動にダイナミズムを与えた。

世界恐慌による社会不安や議会政治の混迷の原因をすべてベルサイユ条約、ワイマール共和政、ユダヤ人、ボルシェヴィズムに帰せ、強力な指導者が導く「民族共同体」を樹立することが必要であるとする単純なスローガンや運動が持つ若々しさは恐慌に喘ぐ国民に現状突破のシンボルとして広く訴えかけるものがあった。

ナチ党はワイマール憲法体制を一括して全否定することによって自らを既存体制側政党と対決する基本的選択肢であることを示した。競合する他党を影響力を持つ社会的利害団体の傀儡に過ぎないと中傷して自らを唯一の国民運動と宣伝した。

選挙では1928年に12人が当選したのにとどまったが、1933年には得票率が92.2%(7月には政党禁止法によりナチス党以外の政党は禁止)、661人が当選、1936年に741人、1938年には813人が当選した。

1945年4月30日にヒトラーが総統地下壕で自殺した後、遺言によってマルティン・ボルマン(Martin Ludwig Bormann、1900-1945)が「党担当大臣」に任命されたが、遺書は広く知られなかった上に、まもなくボルマンは消息を絶った(総統地下壕脱出の際に青酸で服毒自殺していた)。ヒトラー無きナチス党は統制能力を失い、事実上解散状態となった。
この間にヒムラー( Heinrich Luitpold Himmler、1900-1945)ら一部の幹部は逃亡を図っている。1945年5月8日にドイツ国防軍が連合国軍に降伏し、軍政下に置かれた。10月10日、ドイツの占領統治にあたった連合国管理理事会が発出した連合国管理理事会指令第二によって、ナチス党は廃止・禁止され、名称を変えての再建も禁じられた。

「ミュウツーの逆襲」、市村正親、小林幸子ら大ヒット御礼挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年7月24日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は7月27日にTOHOシネマズ日比谷スクリーン12(千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル地下)で「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」の大ヒットを記念して、声優らによる御礼の舞台あいさつを開く。

現在、一般公開中の「ミュウツーの逆襲エボルーション(EVOLUTION)」((C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku(C)Pokemon(C)2019ピカチュウプロジェクト)。

「ミュウツーの逆襲エボルーション(EVOLUTION)」は7月12日から全国408スクリーンで公開され、13日、14日の土・日曜日2日間で動員45万4000人、興収5億5300万円をあげ、2位にランクされた。これは2018年7月に公開され、最終興収30.9億円を記録した劇場版第21作「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」の興収比10.6%増になり、「前作を上回る最終興収が見込める出足となった」としている。2週目も週末2日間で動員20万人、興収2億5100万円をあげ、累計動員は105万人、興収は12億円を突破し、3位と健闘している。

この大ヒットを記念して、27日15時15分の回上映終了後に、声優らによる御礼の舞台あいさつを開く。登場するのは、声優でポケモン「ミュウツー」役の市村正親(いちむら・まさちか)さん、ポケモン「ボイジャー」役の小林幸子(こばやし・さちこ)さん、主題歌「風といっしょに」を小林幸子さんと一緒に歌う中川翔子(なかがわ・しょうこ)さん、ピカチュウとしている。

ウイキペディアによると、「ポケットモンスター(ポケモン)」は1996年2月27日に発売された任天堂の「ゲームボーイ」用ソフト「ポケットモンスター 赤・緑」が最初で、開発元はゲームフリークで、コンセプトメーカーにしてディレクターを務めたのは、ゲームフリークの代表取締役でもある田尻智(たじり・さとし)さんだ。

この作品は小学生を中心に、口コミから大ヒットにつながり、以降も多くの続編が発売され、ゲーム本編作品だけでなく、派生作品や関連作品も多く発売されている。ポケモンはゲームのみならず、アニメ化、キャラクター商品化、カードゲーム、アーケードゲームとさまざまなメディアミックスが展開され、日本国内外で人気を獲得している。

「ミュウツーの逆襲エボルーション(EVOLUTION)」は1998年に公開したポケモン映画シリーズ第1作「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」をフル3DCGでよみがえらせたリメイク作品だ。劇場版第1作でミュウツーの声を演じた俳優の市村正親さんが再び同役を担当し、これまで数々のポケモンアニメを手がけてきた湯山邦彦さんと「ルドルフとイッパイアッテナ」の榊原幹典さんが監督を務めている。

物語はすべてのポケモンの“はじまり”と言われ、「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」の2つを持つ冒険者の前にだけ現れるという幻のポケモン「ミュウ」、世界中のポケモン研究者がその行方を追う中、ついにある科学者がミュウの化石を発見し、それをもとに禁断の行為に手を染めてしまう。

人間のエゴによって生み出された伝説のポケモン「ミュウツー」は、自身の存在理由も分からないままに兵器としての実験を繰り返され、心の中に人類への憎悪の念を宿していく。

チケットはすでにPC、スマホ、劇場窓口で販売中。料金は一般1900円、大学生・専門学生1500円、シニア1200円、高校生、3歳以上中学生まで、障がい者が1000円。

ヤマサ美術館で浜口陽三「さくらんぼ」展、版画講座も

【銀座新聞ニュース=2019年7月24日】しょう油業界第2位のヤマサ醤油(千葉県銚子市新生町2-10-1)が運営する「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」(中央区日本橋蛎殻町1-35-7、03-3665-0251)は7月24日から9月23日まで「真夏のサクランボは闇に輝く。-浜口陽三 夏の銅版画展」を開く。

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで7月24日から9月23日まで開かれる「真夏のサクランボは闇に輝く。-浜口陽三 夏の銅版画展」に展示される浜口陽三の作品。

ヤマサ醤油の「しょう油王」と呼ばれた、第10代目社長、浜口儀兵衛(はまぐち・ぎへえ、号は梧洞、1874-1962)の3男として生まれた、銅版画家の浜口陽三(はまぐち・ようぞう、1909-2000)の代表的モチーフ「さくらんぼ」をテーマに作品を展示し、空間演出を加えて、「さくらんぼをめぐって絵の中を冒険するよう」な展覧会としている。

浜口陽三は1909年和歌山県有田郡広村(現有田郡広川町)生まれ、「ヤマサ醤油」の10代目社長、浜口儀兵衛(はまぐち・ぎへえ、1874-1962)の3男で、1927年に東京美術学校(現東京芸術大学美術学部)彫刻科塑造部に入学、1930年に東京美術学校を中退、フランスにわたり、最初の銅版画「猫」(ドライポイント=銅板に直接針で図柄を描く、銅版画技法の一種)を制作した。

1939年に第2次世界大戦のため帰国し、「自由美術家協会」の結成に参加、1942年に経済視察団の通訳として仏領インドシナ(ベトナム)に渡航し、1945年に帰国している。1951年に銅版画の個展を開き、1953年に再びフランスにわたり、以降、主にフランスで制作を続けた。1954年に現代日本美術展で佳作賞、サロン・ドートンヌの会員に選ばれ、1955年頃からカラーメゾチント(鏡面のような銅板の表面に「ベルソー」という道具を用いて、一面に微細な点を打ち、微妙な黒の濃淡を表現する。これに色版を重ねて刷るのがカラー)を制作、1957年に東京国際版画ビエンナーレで東京国立近代美術館賞、サンパウロ・ビエンナーレで版画大賞した。

1958年に毎日美術賞、ルガノ国際版画ビエンナーレ(スイス)で受賞、1961年にリュブリアナ国際版画展(ユーゴスラビア)でグランプリ、1966年、1972年にクラコウ国際版画ビエンナーレ(ポーランド)で受賞、1977年にリュブリアナ国際版画展でサラエボ美術アカデミー賞、1981年にパリからサンフランシスコに移住し、和歌山県文化功労賞、1982年に北カリフォルニア版画大賞展でグランプリ、1983年にサンフランシスコ市から「市の鍵」を授与された。

1984年にサラエボ冬季オリンピック大会のオリンピック記念ポスターに「さくらんぼと青い鉢」が採用された。1985年に東京と大阪で、日本で初の回顧展、ベルギー王立アカデミーの会員、1986年に勲3等旭日中綬章、1994年に北来アート評議会の版画部門最優秀賞、1996年に帰国し、2000年12月25日に逝去、享年91歳。妻の南桂子(みなみ・けいこ、1911-2004)も銅版画家。

「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」はヤマサ醤油の倉庫として使われていたのを、1998年11月にヤマサ醤油が浜口陽三の個人美術館として開設した。カフェもあり、コーヒーが500円。

8月1日から31日まで版画ワークショップを開く。ぬりえ体験で、入館者は誰でも参加でき、カラーメゾチントの色の仕組みを楽しく学べる。参加費は100円。

8月24日、25日の12時、13時、14時からそれぞえれ20分程度、小野沢峻(おのざわ・しゅん)さんが「ムーブメントアクト(Movement Act)」と題した、ジャグリングから着想を得たパフォーマンスを実演する。

小野沢峻さんは群馬県生まれ、2019年3月に東京芸術大学美術学部先端芸術表現科を卒業、年現、同大学大学院先端芸術表現科修士課程に在籍し、ジャグリングパフォーマーとしても活動している。

7月24日から8月25日まで「ぷちメゾチント体験」ができる。5センチ角の小さなメゾチント作品を学べるもので、完成した作品は後日、美術館で刷り、郵送してもらえる。参加費は350円(材料費+郵送費込)。

注:「浜口儀兵衛」の「浜」と「小野沢峻」の「沢」は正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。

丸善日本橋で長島のぼる、シマムラヒカリ「生き物」展、鋳金や陶芸

【銀座新聞ニュース=2019年7月24日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は7月24日から30日まで3階スパインスペースで長島のぼるさんとシマムラヒカリさんによる「イモノヤキモノイキモノテン」を開いている。

丸善・日本橋店で7月30日まで開かれている長島のぼるさんとシマムラヒカリさんの「イモノヤキモノイキモノテン」のフライヤー。

工房「スタジオ錬」(杉並区宮前5-19-4、03-6765-4123)を主宰する鋳金(ちゅうきん)作家の長島(ながしま)のぼるさんと陶工房「ピカスタヂオ」(品川区)を主宰する陶造形作家のシマムラヒカリ(しまむら・ひかり)さんが、「生き物」をモチーフにした作品を展示している。

ゴトーマンなどによると、鋳金は砂や石膏などで作った鋳型(いがた)と呼ばれる型に溶けた金属を流し込み、冷やして鋳型から取り出した後、研磨などをして表面を仕上げる金属工芸で、古代の銅鐸や鏡などの青銅器、仏像などの像、湯釜や鉄瓶、花器、水差しなどの制作に用いられる。

長島のぼるさんは1957年東京都生まれ、都立工芸高校を卒業、東京クラフトデザイン研究所を卒業、1981年に一粒工芸製作所に入社、1984年に同社を退社、「メタロデザイン」を設立、1989年に東洋美術学校プロダクトデザイン科講師、1990年に銀座マーキュリーの内装飾品を制作した。

1991年にホテルニューオータニ内装飾品を手掛け、1992年に猫魔ホテル内装飾品を手掛け、西武百貨店アトリエヌーボーで個展、1997年にJR矢吹駅前広場「噴水ベンチ」を制作、1998年にJR行橋駅コンコースモニュメントを制作、1999年にJR川口駅「駅名レリーフ」を制作、2000年に「アトリエ錬」を設立、2010年に「スタジオ錬」を設立、2013年に銀座ACギャラリーで個展を開いている。

シマムラヒカリさんは 東京都品川区生まれ、京都造形芸術大学を卒業、キヤノンのインハウスデザイナーを経て、陶芸作家として独立し、2010年に「ピカスタヂオ」を設立、2011年に第25回万古陶磁器コンペで入選、第51回日本クラフト展で入選、現在、日本クラフトデザイン協会正会員、品川伝統工芸保存会会員。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日17時)まで。