丸善丸の内で、そのだえり「小さなリスのエメラルド」原画展

【銀座新聞ニュース=2019年12月27日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は12月26日から2020年1月10日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーで、そのだえりさんによる「小さなリスのエメラルド」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で2020年1月10日まで開かれている、そのだえりさんの「小さなリスのエメラルド」原画展に展示されている絵本の表紙。

絵本作家のそのだえりさんが2016年2月に刊行した絵本「小さなリスのエメラルド」(文溪堂、税別1500円)シリーズの第1作の原画を展示している。

「小さなリスのエメラルド」はそのだえりさんが初めて描いたリスのエメラルドの物語で、いつも、うさぎのガーネットに大好きな物語を読んでもらってから、眠りにつくのだsが、ある夜、ガーネットが出かけてしまい、エメラルドは本を読んでもらうことができなかった。自分で本を読んで眠ろうとしても、まだ文字の読めないエメラルドは続きを読むことができない。

そこで、エメラルドは物語の続きを読んでくれる誰かを探しに窓から外に出た。エメラルドは、最後まで本を読んでもらうことができるのだろうか。

そのだえりさんは1981年生まれ、昭和女子大学住居建築学科を卒業、東洋美術学校グラフィック・デザイン科を卒業、2007年にイタリア・ボローニャ国際絵本原画展で入選し、2009年に最初の絵本「セルビス・デュ・ヌイ(Service de nuit)」をフランスで出版、「こわくないもん」を刊行し、現在世界26カ国96人の作家によるイラスト展「ブルー・ブック・グループ(Blue Book Group)展2010年」のメンバーで、日本児童出版美術家連盟会員。

開場時間は9時から21時(最終日20時)まで。31日と1月2日は19時まで、1月1日は休み、3日から通常営業。

現在の声優につながる弁士の世界を教えてくれる「カツベン」(279)

【ケイシーの映画冗報=2019年12月26日】1897年、当時の最新技術であった、スクリーンに上映されるシネマトグラフが日本にもたらされ、「活動写真」として時代の最先端のメディアとなりました。

現在、一般公開中の「カツベン!」((C)2019「カツベン!」製作委員会)。

当然ながら白黒(モノクロ)で無声(サイレント)でしたので、純粋に“動画”を鑑賞するものでしたが、世界で日本でのみ、“音声”が加えられました。映画の内容を説明し、登場人物のセリフを語る“活動弁士(カツベン)”は、日本での映画創成期から登場した日本独自の映画の興行形式だったのです。

大正の終わり。子どものころから活動弁士に憧れていた青年、染谷俊太郎(そめや・しゅんたろう、演じるのは成田凌=なりた・りょう)は、弁士としての力量がありながら、実力者弁士をかたる“インチキ弁士”として、ドロボウ一味と行動を供にしていました。

語り芸といっても、悪事の“カタリ”をする生活を見切りをつけた染谷は、悪事で得た大金を手に、地方の小さな映画館「青木館」へ下働きとして身を寄せます。

そこでは、染谷の目標としていた山岡秋聲(やまおか・しゅうせい、演じるのは永瀬正敏=ながせ・まさとし)が酒びたりながら、座付きの弁士となっていました。あるきっかけから、国定(くにさだ)という名前で「青木館」の弁士となった染谷は、おなじ劇場の人気弁士である茂木(もぎ、演じるのは高良健吾=こうら・けんご)にライバル視されながら、弁士としての人気を確立していきます。

そんな染谷に女優をめざしているという栗原梅子(くりはら・うめこ、演じるのは黒島結菜=くろしま・ゆいな)が声をかけてきます。染谷と梅子は、10年ぶりに再会した幼なじみであり、弁士と女優という、将来の夢を語り合ったふたりでもあったのです。

そして、染谷が隠していた大金がおもわぬトラブルを生み、ライバルの映画館や袂(たもと)を分かったドロボウ一味、それを追う警察も巻き込んだ騒ぎへと発展していきます。
監督の周防正行(すお・まさゆき)は、初期の日本映画について、こう述べています。
「サイレント(無声)映画をサイレント(無音)のままで見ていた人なんていない。当時の観客は、語りと音楽とともに映画を楽しんでいたという当たり前の事実に気づいたんです」(2019年12月13日付読売新聞夕刊)

日本独自の文化である活動弁士を映画化したことは、
「少なくとも誕生から30年間、日本映画を支えていた人たちの中に活動弁士がいたことを知っていてほしいんです」(パンフレットより)
とコメントされています。

コメディから社会派作品まで、さまざまなジャンルの作品を手がけてきた周防監督ですが、時代物(設定はおよそ100年前)の映画を手がけたのは初めてだそうで、入念な準備をして作品にのぞむことで知られるだけあって、本作でも3年ほどの準備期間をかけたそうです。

一般的な映画では、すでに見られなくなった活動弁士ですが、全盛期(本作の時期)で全国に約8000人の弁士がいたそうで、現在でも10数名の方が活動弁士としての仕事をされています。

落語や講談、浪曲など、演者がひとりで語りかける“しゃべり芸”の基礎は、鎌倉期に生まれた“説教節”だといわれています。こうした“話芸”と日本人は相性が良いようで、近似の文化が他の国ではないように感じます。

そういえば、日本のテレビのレギュラー番組で視聴率74.2%という最高記録を持つのは、アメリカの実写ドラマ「スーパーマン」(Adventures of Superman、日本では1956年から放送)でした。原音は英語なので、日本の声優による“吹き替え”で、放送当初は、放送時間に合わせての一発勝負だったそうです。これこそ、テレビで復活した“活動弁士”だったのかもしれません。

こんなことを思い浮かべてしまうのも、周防監督のこんな一文を目にしたからでしょうか。
「活動弁士が出て来て『待ってました!』って声がかかり、映画が始まる。(中略)しゃべりも毎回変わって、一回一回が勝負だった……。日本人が声優大好きっていうのも、日本の語り芸の歴史があってのことだと思います」(「映画秘宝」2020年1月号)

いま、日本の声優は世界的な人気となり、海外のイベントにも呼ばれることも多くなっているそうです。

先述の「スーパーマン」に出演されていた声優の愛称のひとつが“ヨイドレベンシ”だったことを思い出しました。本作はタイトルの「カツベン!」という、古くて新しい“活動弁士の世界”にひたらせてくれる楽しい作品だといえるでしょう。次回は「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」の予定です(敬称略。【ケイシーの映画冗報】は映画通のケイシーさんが映画をテーマにして自由に書きます。時には最新作の紹介になることや、過去の作品に言及することもあります。当分の間、隔週木曜日に掲載します。また、画像の説明、編集注は著者と関係ありません)。

フード協11月外食2.6%増、2カ月ぶり、ファーストフードが堅調

【銀座新聞ニュース=2019年12月26日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町1-29-6、浜松町セントラルビル、03-5403-1060)は12月25日に11月の「外食産業市場動向調査」(全店ベース)を発表した。

ダイニングイノベーションは2020年1月21日まで焼肉のファーストフード「焼肉ライク 新橋店」(港区新橋2-15-8、新橋WBビル、03-3519-8929)など16店で「焼肉チーズフォンデュセット」(バラカルビ、 バジルチキン、 ごはん・スープ・キムチ)を提供している。セットでバラカルビとバジルチキンの合計100g880円(税別)から300g1480円まである。

全業態で11月は「一部で消費増税の影響がみられたものの、土日祝日の合計が前年より多く、北日本を除いて気温が高めで、外食の客足にプラスとなった」としている。また、「従来から好調を続けているファーストフード(FF)業態では客数・売り上げの増加が顕著となり、外食需要を牽引」したこともあり、外食産業の売上高は前年同月比2.6%増と2カ月ぶりに前年を上回った(既存店ベースは未公表)。全業態で11月の店舗数は同0.1%減、客数が同0.9%増、客単価が同1.7%増だった。

業態別の売上高では、ファーストフード(FF)が同4.1%増で2015年12月から47カ月連続プラスだった。軽減税率導入の影響でテイクアウトが強みとなり、FFを中心に利用が拡大している宅配代行業者のキャンペーン強化とあいまって好調に推移した、としている。

ファミリーレストラン(FR)が同1.9%増と2カ月ぶりにプラス、パブ・居酒屋業態は同1.5%減と6カ月続けてマイナスだった。一部で消費増税の影響も見られたが、週末に向けて客数がプラスとなったものの、居酒屋業態が店舗減の影響が出ている。

ディナーレストランが同4.1%増と2カ月ぶりに上回り、喫茶も同3.3%増と2カ月ぶりにプラスだった。

日本フードサービス協会の統計は会員が186事業者数(2019年10月187、9月189、8月188、7月192、6月193、5月192、4月197、3月196、2月199、1月199、2018年12月197、11月202、10月201、9月199、8月190、7月194、6月200、5月204、4月207、3月200、2月195、1月192)、店舗数が3万5342店(3万5005店、3万5237店、3万5544店、3万5390店、3万5617店、3万5646店、3万5763店、3万5798店、3万6467店、3万6659店、3万6637店、3万6567店、3万6380店、3万6602店、3万6572店、3万6524店、3万6689店、3万7232店、3万6843店、3万6759店、3万6359店、3万6197店)が対象。

内訳はファーストフードが50社(52社、51社、52社、52社、55社、57社、56社、57社、57社、56社、58社、57社、60社、57社、59社、61社、61社、60社、59社、55社、54社)、1万9273店(1万9217店、1万9118店、1万9275店、1万9131店、1万9326店、1万9370店、1万9461店、1万9444店、1万9913店、2万0219店、1万9954店、1万9990店、1万9844店、2万0086店、2万0001店、2万0024店、2万0163店、2万0603店、2万0023店、2万0571店、1万9689店、1万9768店)。

ファミリーレストランが50社(51社、49社、49社、49社、52社、50社、52社、50社、57社、52社、53社、52社、52社、51社、52社、50社、53社、52社、54社、56社、52社、52社、50社)、9667店(9338店、9569店、9646店、9578店、9749店、9667店、9629店、9622店、9838店、9770店、9814店、9847店、9759店、9848店、9778店、9848店、9921店、9911店、9875店、1万0061店、9187店、9946店、9773店)。

パブ・居酒屋が32社(31社、34社、31社、34社、35社、31社、33社、33社、33社、32社、33社、32社、34社、33社、32社、30社、33社、34社、34社、33社、32社、31社)、2253店(2198店、2401店、2312店、2366店、2335店、2317店、2366店、2395店、2378店、2296店、2388店、2335店、2393店、2381店、2241店、2193店、2271店、2361店、2245店、2467店、2247店、2202店)。

ディナーレストランが26社(25社、26社、25社、26社、23社、25社、26社、25社、25社、26社、25社、26社、26社、26社、23社、23社、24社、25社、26社、26社、26社、27社)、1032店(991店、988店、1006店、911店、991店、997店、1003店、999店、1010店、1007店、1013店、1012店、1010店、959店、999店、1004店、999店、1000店、1002店、978店、1017店)。

喫茶が12社(12社、13社、15社、14社、13社、13社、13社、15社、14社、14社、14社、16社、16社、14社、15社、15社、15社、15社、17社、16社、16社、16社)、1856店(2020店、2040店、2041店、2037店、2038店、2040店、2033店、2062店、2057店、2063店、2062店、2064店、2054店、2059店、2061店、2097店、2081店、2130店、2239店、2229店、2227店、2164店)。

外食産業(上場企業)の売上高上位3社の11月の既存店売上高は1位のゼンショーホールディングス(すき家、国内店舗数1938店)が同3.1%増と4カ月続けてプラス、2位のすかいらーく(全グループ、国内外店舗数3251店)が同0.7%増と2カ月ぶりにプラス、3位のコロワイド(全グループ、国内2526店)も同1.1%増と2カ月ぶりにプラスと3グループともプラスだった。

マリオット東京でカウントダウンパーティー、Aimeeが出演

【銀座新聞ニュース=2019年12月26日】】森トラスト・ホールディングス(港区虎ノ門2-3-17、虎ノ門2丁目タワー)グループの森トラスト・ホテルズ&リゾーツ(品川区北品川4-7-35、御殿山トラストタワー、03-6409-2811)が運営するコートヤード・バイ・マリオット東京ステーション(中央区京橋2-1-3、京橋トラストタワー、03-3516-9600)は12月31日に1階「Dining&Bar LAVAROCK」でカウントダウンパーティーを開く。

コートヤード・バイ・マリオット東京ステーションが12月31日に「ダイニング&バー ラヴァロック(Dining&Bar LAVAROCK)」で開くカウントダウンパーティーに出演するエイミー(Aimee)さん。

当日23時から開場し、23時20分からシンガーソングライターのエイミー(Aimee)さんによるライブを開き、23時59分からカウントダウンをはじめ、0時30分に終了する。

スタンディング形式で、1フードと2ドリンクを選べる。飲み物はフランスのシャンパン「二コラフィアット(Nicolas Feuillatte)」をはじめカクテルなど45種を用意している。「ワインノマド」によると、「二コラフィアット」は1976年に創設された醸造場で、現在、生産量ではフランスで首位とされている。

エイミーさんはイタリア生まれ、アメリカで育ち、2009年から日本をベースに活躍している。作曲家でピアノ奏者の沢野弘之(さわの・ひろゆき)さんの作品を歌唱しており、「ファイナル・ファンタジー8-2」などゲームでも採用され、アニメ作品にも採用されている。2015年にソロアルバムを発売し、同年にNHK連続テレビ小説「まれ」の英語版主題歌を歌っている。

料金は3000円(税込)。事前の予約が必要。

TOKYO FMがSony Parkで生放送、LOVEが桑田真澄の息子Mattと対談

【銀座新聞ニュース=2019年12月25日】エフエム東京(千代田区麹町1-7、FMセンター)のTOKYO FMは12月26日11時30分から「Ginza Sony Park」(中央区銀座5-3-1)内のサテライトスタジオ「TOKYO FM|Ginza Sony Park Studio」で「LOVE CONNECTION」の生放送にMattさんが出演する。

12月26日昼に「ギンザソニーパーク(Ginza Sony Park)」内のスタジオから生放送される「ラブコネクション(LOVE CONNECTION)」に出演するマット(Matt)さん。化粧などで顔や雰囲気を大きく変えている。

「ラブコネクション(LOVE CONNECTION)」はシンガーソングライターのラブ(LOVE)さんがパーソナリティをつとめ、2010年4月から平日月曜日から木曜日まで11時30分から13時まで(金曜日は11時30分から12時)ランチタイムに生放送する、音楽、映画、エンタメ情報を取り上げる番組だ。

26日は元プロ野球選手で、野球解説者の桑田真澄(くわた・ますみ)さんの次男で、タレントのマット(Matt)さんが出演して、2019年を振り返る。

ウイキペディアによると、Mattさんは1994年世田谷区生まれ、7歳のころから父の桑田真澄さんが肘のリハビリのためにピアノを弾いていたことから、その影響を受け、音楽をはじめ、中学校では音楽活動に専念し、堀越高校では吹奏楽部に所属し、アルトサックス、ソプラノサックスを担当し、団長として参加した「第52回東京都高等学校吹奏楽コンクール」で金賞を獲得した。

桜美林大学の芸術文化学群・音楽専修に進学し、大学1年の時からブライダルモデルとして活動をはじめている。12月13日に授賞式があった「ベストコメティックスアワード(BESTCOSMETICS AWARDS)2019」で「ボーチェ(VOCE)美容流行語大賞」の特別賞「最もニュースな美容人2019」に選ばれている。

ラブさんは1983年大阪府高槻市生まれ、千里国際学園中等部・高等部(SIS)を卒業、高校時代の1998年に「コアオブソウル(CORE OF SOUL)」を結成し、ボーカルを経て(2006年に解散)、2007年にソロとして「過ちのサニー」でデビュー、同年夏に「ドリームズカムトゥルー(DREAMS COME TRUE)」のライブツアーに参加した。

同年12月に初のソロアルバムを発売し、2008年3月に東名阪3公演で初のワンマンライブを行い、2013年10月にトキエ(TOKIE)さん、山口美代子(やまぐち・みよこ)さんとバンド「リップスマックス(THE LIPSMAX)」を結成した。2014年3月に5枚目のアルバムを発売、2015年3月に一人弾き語りツアーを東名阪にて開いた。

当日はスタジオ前で9時から整理券を配布する。