ヤマハ銀座でマリンバの塚越慎子がライブ

銀座新聞ニュース=2012年1月23日】ヤマハ銀座店(中央区銀座7-9-14、03-3572-3171)は2月4日14時から6階コンサートサロンで塚越慎子さんによる「タンゴ・オン・マリンバ(TANGO on Marimba)」を開催する。

「コンサートシリーズ巧(たくみ)」の第2弾で、フランスの「パリ国際マリンバコンクール」で1位、ベルギーの「国際マリンバコンクール」で第2位などを受賞したマリンバ奏者の塚越慎子(つかこし・のりこ)さんがタンゴを演奏する。共演するのはバイオリン奏者の禹貴恵(うー・きえ)さんだ。

曲目はA.ピアソラの「リベルタンゴ」、S.コセンティーノの「エル・ヌエヴォ・タンゴ」と「イムノ・ア・ブエノスアイレス」を予定している。

塚越慎子さんは2006年に国立音楽大学を首席で卒業、卒業時に「武岡賞」を受賞、最優秀生として皇居内桃華楽堂で御前演奏を行い、国立音楽大学と明治安田クオリティオブライフ文化財団より奨学金を授与され、「日本学生支援機構(JASSO)優秀学生顕彰事業文化・芸術部門」で優秀賞を受賞した。

1998年に第8回日本クラシック音楽コンクール打楽器部門で第1位、2004年に「第2回ベルギー国際マリンバコンクール」で第2位、2005年に中国・上海の「第4回世界マリンバコンクール」でタレントアワードを受賞、2006年に「第2回パリ国際マリンバコンクール」で優勝した。2008年よりアメリカ・ノーステキサス州立大学で研さんを積み、2010年に帰国、2011年3月に「ディア・マリンバ(DEAR MARIMBA)」でCDデビューしている。

禹貴恵さんは東京都生まれ、国立音楽大学音楽学部バイオリン科を卒業、在学中に「モーツァルト日本青少年オーケストラ」の全国オーディションに合格し、オーストリアツアーメンバーに選ばれた。

卒業後、スイスアローザ国際音楽祭、イタリアピエデルーコ国際音楽セミナーのマスタークラスを修了し、現在はクラシック音楽に加えて、フィドル、ジャズ、ポップスへも活動を広げ、音楽家のレコーディング、ライブ活動を支援している。

料金は前売りが2500円、当日が3000円。問い合わせはヤマハ銀座店管弦打楽器売場(03-3572-3134)まで。

注:「禹貴恵」の「恵」は旧漢字です。

プランタンで秋吉由紀子の東京、神戸の猫絵展

【銀座新聞ニュース=2012年1月23日】プランタン銀座(中央区銀座3-2-1、03-3567-0077)は1月24日から1月30日まで本館6階アートギャラリー「ギャルリィ・ドゥ・プランタン」で秋吉由紀子さんによる個展「愛されて 描かれて」を開催する。

画家の秋吉由紀子(あきよし・ゆきこ)さんは世界を旅しながら、現地で出会ったさまざまな猫をロマンティックな風景の中に描いているが、今回は東京、神戸の街と猫をテーマに描いた油彩画約30点を展示販売する。

秋吉由紀子さんは1959年東京都生まれ、1982年に女子美術大学デザイン科を卒業、卒業時に卒業制作賞を受賞、スイスに滞在し、1984年に現代童画展新人賞を受賞、1993年に絵本「ねこのあいうえお」(ポプラ社)、1998年に絵本「猫からのラブレター」(新書館)を刊行した。

会期中、秋吉由紀子さんは毎日午後に来場する。

開場時間は11時から20時30分(日・月曜日は19時30分、最終日は18時30分)で、入場は無料。

ヴァニラ画廊で富崎NORI展

【銀座新聞ニュース=2012年1月22日】ヴァニラ画廊(中央区銀座6-10-10、第2蒲田ビル4階、03-5568-1233)は1月23日から2月4日まで富崎ノリ(NORI)さんによる「つながる展」を開催する。

「球体関節人形」と「ゴシック&ロリータ」を中心に制作しているイラストレーターの富崎ノリ(NORI、とみざき・のり)さんが「過去と未来がつながる」、「異端と正統がつながる」、「人と人がつながる」をテーマにしたCG作品、写真、手描きの作品などを展示販売する。

富崎ノリさんが個展を開くのは2010年夏以来、およそ1年6カ月ぶりで、
今回は画家の七戸優(しちのへ・まさる)さんが富崎ノリさんの作品を題材にして描いた油絵も展示する。

富崎ノリさんは1968年福岡県福岡市生まれ、パッケージ業界、アニメ関連の企画会社を経てフリーとして活動している。「球体関節人形」と「ゴシック&ロリータ」をモチーフに2004年から個展を開いており、作品集「幻の箱で創られた少女」などを刊行している。

1月28日17時から「第11回ノリ(NORI)子の部屋」と題して、音楽家で作詞家、プロデューサーのサエキ(さえき)けんぞうさんと「身体改造ジャーナリスト」のケロッピー前田(けろっぴー・まえだ、前田亮一=まえだ・りょういち=)さんとトークショーを開く。

サエキけんぞうさんは1958年千葉県市川市生まれ、高校時代にバンド「少年ホームランズ」を結成し、1978年に徳島大学歯学部に入学、在学中にバンド「ハルメンズ」を結成し(1982年に解散)、ボーカルを務め、1983年に窪田晴男(くぼた・はるお)さん、中原信雄(なかはら・のぶお)さんらと「パール兄弟」を結成、1985年に徳島大学歯学部を卒業し、日本大学松戸歯学部に入局した。

1990年に大学病院を退局、1994年まで「パール兄弟」として活動、その後、単独で演奏し、作詞作曲も手がけ、2003年に「パール兄弟」を再始動、現在、「パール兄弟」は2006年からサエキけんぞうさん、窪田晴男さん、バカボン鈴木(ばかぼん・すずき)さんの3人で活動している。

ケロッピー前田さんは1965年生まれ、千葉大学工学部卒業、白夜書房(コアマガジン)を経てフリーのライターとして独立し、フォトジャーナリスト、編集者として、刺青、ピアス、身体改造、サイボーグをテーマに取材を続け、さまざなま身体改造を日本に紹介している。

1月25日、1月26日、1月28日は14時(1月25日は18時)から19時まで富崎ノリさんが来場する。

開場時間は12時から19時(土曜日・祝日は17時)まで。入場は無料。日曜日も開いている。

「きみはペット」でグンソク「俳優として不安だけど」

【銀座新聞ニュース=2012年1月21日】東宝東和(千代田区一番町18、川喜多メモリアル・ビル)は1月21日にトーホー(TOHO)シネマズ日劇(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン11階、03-3574-1131)で一般公開された「きみはペット」で、キム・ハヌルさんとチャン・グンソクさんによる舞台挨拶を開いた。

14時10分の回上映前に編集者の「チ・ウニ」役のキム・ハヌルさん、ダンサーでペットにされる「カン・イノ(愛称モモ=momo=)」役のチャン・グンソクさんが舞台に登場した。冒頭、キム・ハヌルさんは「ウニは自分と重なるところがありました」と語ると、チャン・グンソクさんが冗談ぽく「ペット役をうけたのはお金がなかったんです」というと、場内は笑いに包まれた。

キム・ハヌルさんは「撮影中グンソクさんのお尻を弟と間違えて思いっきり叩くシーンがあるのですが、まだ撮影の始めのころでグンソクさんと打ち解けていなかったのですが、彼の明るい性格で遠慮なく出来て楽しかった」と語った。

グンソクさんは「この作品はマンガが原作だったので、楽しい作品だと思い、出演を決めました。昨年は日本ではステージが中心だったので、俳優としては正直不安だったです。この舞台挨拶も緊張してウロウロしてしまいました」と意外な面を披露した。

この後、2012年の抱負として書き初めを公開し、チャン・グンソクさんは「笑www」を書き、キム・ハヌルさんが「気絶」という文字を紹介した。チャン・グンソクさんはいつも笑いがあふれるようにとの気持ちもあって、よく友達にメールする時にこれを使っているという。キム・ハヌルさんは自分が「気絶」するほどお客さまがきてヒットするようにという願いを込めたそうだ。

チャン・グンソクさんはさらに「ご主人さまをハグしてあげたい!」と撮影後もキム・ハヌルさんと変わらぬ主従関係を続けているような雰囲気を漂わせた。

「きみはペット」はマンガ家の小川弥生(おがわ・やよい)さんが2000年にマンガ誌「キス・カーニバル(Kiss Carnival)」(講談社)6月号に「ペット(PET)」という題名で読み切りとして掲載し、同年10月号から12月号まで短期連載され、その後、2005年まで「キス(Kiss)」という題名で連載された。2003年に第27回講談社漫画賞少女部門を受賞した。

2003年にTBSでテレビドラマ化され、2011年に韓国で「きみはペット」という題名で、キム・ビョンゴンさんの監督により制作され、11月に韓国で公開された。

物語はアメリカ留学帰りでファッション誌編集者として働くチ・ウニが、仕事では左遷され、恋人からもふられ、失意のどん底にある中で、ある日、自宅のバスルームで見知らぬ男の子を見つけるところからはじまる。

彼の名はカン・イノで、将来を嘱望されていたが、イギリス留学中にプリマドンナにケガをさせてしまった落ちこぼれダンサーで、家を追い出されたイノを泊め、「部屋代」を稼ごうとウニの弟チ・ウンス(チェ・ジョンフンさん)が連れてきた。しかし、イノを泊めることにウニは猛反対した。

ある雨の夜、ウニが自宅マンション前に置き去りにされていたダンボールを見つけると、ずぶ濡れの姿でイノが座り込んでいた。行き場のないイノは、「友達」でも「恋人」でもなく、ペットとして一緒に住むことを提案し、「ご主人さまとペット」というふたりの奇妙な同居生活が始まる。

キム・ハヌルさんは1978年韓国ソウル生まれ、ソウル芸術大学映画科を卒業した。1996 年に高校在学中にファッション誌の専属モデルとしてデビュー、1998年に映画「バイ・ジュン-さらば愛しき人」で女優デビュー、2000年にテレビドラマ「秘密」で初主演、同年に映画「同感(邦題「リメンバー・ミー」)」で主演、2002年にMBCドラマ「ロマンス」でMBC演技大賞最優秀賞を受賞した。

2003年に映画「同い年の家庭教師」で百想芸術大賞人気賞を受賞、この作品で「ラブコメディーの女王」という称号を得た。2004年に映画「彼女を信じないでください」で百想芸術大賞最優秀主演女優賞を受賞、2011年に「ブラインド」で大鐘賞主演女優賞を受賞した。

チャン・グンソクさんは1987年韓国ソウル生まれ、高校1年のときにニュージーランドに語学留学、2006年から漢陽大学演劇映像科に在学している。5歳で子ども服カタログのモデルを務め、テレビを中心に子役として活動、2006年にドラマ「ファン・ジニ」で注目され、同年に日本映画「着信アリファイナル(Final)」に出演した。

2009年にドラマ「美男(イケメン)ですね」で人気を得て、2010年にドラマ「メリは外泊中」で主演、2011年4月に日本デビューシングル「レットミークライ(Let me cry)」を発売した。同年10月に全国3カ所で公演し、11月に東京ドームでコンサートを開催した。この映画も当初日本で撮影が行われる予定だったが、東日本大震災により、韓国で撮影された。

チャン・グンソクさんは東日本大震災被災者支援に日本赤十字社に1000万円と「がんばれ日本」というメッセージが書かれた毛布5000枚を寄付、さらにチャリティーオークションイベントによる収益金約1012万円を日本赤十字社に寄付した。

ガレリアで北洞広暁「唇」展、複数は大衆的、1つは官能的?

【銀座新聞ニュース=2012年1月21日】ガレリア・グラフィカ(中央区銀座6-13-4、銀座S2ビル1階、03-5550-1335)は1月23日から1月28日まで1階「ビス(bis)」で北洞広暁さんによる個展「ミスターリップス」を開催する。

名古屋芸術大学に在籍中の北洞広暁(きたほら・ひろあき)さんが「ミスターリップス」と題して、主に2010年から2011年に制作した「唇」の絵などの作品を展示する。

北洞広暁さんは「ひとつの唇はどこか官能的である一方、複数の唇は社会の中の『大衆』といった印象」を与えると見ており、「個人から大衆へ、あるいは大衆から個人へ私たちはたえず変化しているように思います」という、多くの唇やひとつの唇を描いた作品などを展示する。

北洞広暁さんは1987年愛知県生まれ、現在、名古屋芸術大学美術科科目等履修生課程在学中で、2010年にフランスの「ル サロン(Le Salon)2010」で入選している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。